今朝、坐った後に祈っていたら
突然、初女さんのおむすびが
浮かんできたのです。
そして、初女さんの
『本当にお伝えしたいのは
おむすびの作り方ではなくて
「信仰とはなにか」という
ことなのです。』
という言葉に包まれたのです。
私は、この信仰という言葉を
長い間、宗教と言うものに
とらわれて見ていたので、
よく分かりませんでした。
でも、その観念を解き放つと
初女さんのお姿が、信仰その
ものだったと思え、
初女さんの伝えたかった
信仰が、ようやく少し分かって
きました。
私は、お米を洗い、ご飯を
炊き、おむすびを結ぶ姿を
通してこのことを伝えて
いきたいと思いました。
おむすびの祈り
「おむすびを握りながら、
なにを考えていますか」と
よく訊かれますが
私はなんにも考えて
いないんです。
おいしくなれとも考えてない。
一粒一粒のお米を生かすように
ただ無心に握っているだけ
十の工程があったら、十の
どこにも心を離したくない
から考える余地なんてないん
ですよ。
ひとつひとつの工程に心を
かける。
それが私の祈りです。
本当にお伝えしたいのは、
おむすびの作り方ではなくて
「信仰とはなにか」
ということなんです。
佐藤 初女