今日は役所広司さん主演の
PERFECT DAYSを観てきました。
素晴らしい映画です。
トイレ清掃員の男性の日々の暮らし
を描いているのですが、何か特別な
出来事が起きるというわけでは
ないのですが、観ているうちに
生きるとは…という問が投げ掛け
られているような気持ちに
なりました。
私は生活の中でハレの日と
ケの日があるなら、いつも
どこかでハレの日を求めている
ところがあります。
でも、それは細やかな喜びを
見てないのかもしれない…
映画の主人公の何とも言えない
幸せそうな笑顔を観ていると
大切なものを見過ごして時間に
追われている自分を感じました。
役所広司さんが素晴らしいです。
カンヌで最優秀男優賞を取った
だけのことはあります。
演じているという世界を超えていて
平山さんという人物の人生を
観ている私達が共にその時間を
生きているという感じでした。
見終わった後、ふと丁寧に生きた
初女さんのことを思い出しました。
田中泯さんは、ホームレス役で
台詞は一言もありませんが、言葉を
越えた場面を創っていました。
もう一度観たいと思いました。
映画って凄いなと感じた映画です。