昨日、私の敬愛するKさんが
森のイスキアに行って
来たと写真と動画を送って
くれました。
(特別に開けて下さった
ようで)
イスキアスタッフの皆さん
の懐かしいお顔が…
動画には、いつも集った
イスキアの一階のお部屋と
台所が映ってました。
誰もいない台所が目に
入ったら涙が溢れて
しまいました。
初女さんが亡くなった後の
空っぽのお湯のない
お風呂を見た時も、
やっぱり涙が止まらなく
なりました。
イスキアに行くと、
お風呂に入って!と声を
かけてくれる初女さんが
いて、私はイスキアの
温泉が好きで、いつも
朝風呂まで頂いてました。
台所に立つ初女さんの横に
小さい子どものように
くっついて初女さんの
『味見する?』を待って
いました。
初女さんのお部屋に
こっそり入って二人きりで
おしゃべりしたり…
イスキアは私にとって
故郷でした。
もし、貴方の原風景は?
と聞かれたら、間違いなく
森のイスキアと答える
でしょう。
悲しみの底から立ち上がり
新たな一歩が踏み出せた
場所。
来年は森のイスキアに
行ってみよう。
初女さんが言っていた
『ひとりひとりに森の
イスキアが宿っている…』
そのことの意味が分かり
ましたと初女さんに
伝えなければ…
でも、おむすび講習会で
いつも初女さんの存在を
感じているから、きっと
初女さんは、分かって
いると思うのです。
私は森のイスキアを
拠点に悩み苦しむ人たちの
ためにお料理をつくり
一緒に食べて、お話を聴く。
そのようにしてささやかな
活動を続けてまいりました
形にもなってないし、
決まりごともありませんが
食べることを大切にして
おります。
ともに食することは、
ともに在ること。
どんなに言葉を尽くして
話すより深いところで
通じ合えます。
佐藤初女