何も書くことがないので、ネタをつくるためにもと、近くの山に登った。
秋めいてきたとはいえ、日差しはまだきつかったね。
センニンソウが咲いてないかと思ったが、見えなかった。クズはもう終わっていた。
花はツユクサばかり咲いていた。ノグルミやシイノミがあったので、その実も写真に撮った。
ノグルミには痛い思い出があるんだ。かのじょがつらかった時に励ましてくれた木だ。
花詩集の中の一編にその心を残してある。
山のてっぺんにある神社にお参りして、人類のことを祈ってきた。
とんぼが顔をかすめて飛んで行ったり、匂い涼しい風が吹いたりした。
空を見ると神がいらっしゃった。