睡眠不足を取り戻そうと、昼の空いた時間に横になったら、さっそく馬鹿が話しかけてきて、解脱の指導をねだる。
気持ちとしては休みたいんだが、やってやらないといつまでもつらいつらいというので、やってやる。
こんな調子で、気の休まる暇があまりなく、結局眠れない。
困ったね。
でもまあ、馬鹿が自分に目覚めて愛の存在として飛び立っていくのを見るのは、感動的だからいいか。
ここにいる馬鹿は、解脱に興味があるやつと、解脱を馬鹿にしてるやつと、2種類いるみたいだ。
馬鹿ってのは、自分と他人を比べて自分の方が馬鹿だと思い込んで、その苦しさのゆえに世界中を馬鹿にして荒らしまわってるアホのことなんだけど。
そんな病気、解脱したらすぐに治るのに、痛い馬鹿は自分が負けるような気がして、解脱を認めたがらないんだよ。
それでいまだにいやらしい邪魔ばかりしている。
わたしとしては、いろんな妨害に耐えつつ、辛抱強く指導していくしかない。