ビーストが、消えていきます。どうしたことでしょう。たくさん消えていきます。
今までにも、消えていったことは何度もありましたが、これはそれとはどうやら違うようです。以前は、神様に消されていくという感じでしたが、今回は、ビーストが、自ら消えていくといいます。みんな、自分から消えていくというのです。
なぜだときくと、返ってきたからだと答えます。とうとうきたと。あんまりなことに、とうとうなったと。
ふーっ、ふーっ、ふーっ。
あんたねえ、いたいのはねえ、おれらはねえ、ばかなんだってことなんだよ。あほだよ、つらいよ。たまらんわ。いやんなるほど、くるんだよ。ころした、おんなが。
おれらんとこに、みんなくんのよ。あふれるほど、ころしたやつがみんな、おれんとこくんのよ。いやなのよ。ばかなのよ。つらいのよ。ぜったいにつらいんだよあほだよあほだ、あほだよ。ずっとばかにしてやる。いたいわこれ。
いやなんだっていってね、ばかにして、つらいことしたやつらが、おれんとこにくんのよ。ほれでね、ぜったいに苦しめて、痛い目にあわせてやるって、つらいことなんでもしてやるって、ぜんぶくんのよ。おれらね、そいつらぜんぶやったの。あほみたいなことして、つらいことして、ばかみたいなもんにしたの。ぜったいやってやるって、いたいことして、びっくりするくらいつらいもんにして、いたぶって、いたぶって、ばかにしまくって、ぷっつんて、ばかっていって、ころしたの。おれらね、それ、ずっとやってたの。あほみたいに、つらいっていって、いんでしまえっていって、みんなくるしめたの。あほなの。つらいの。ぜったいに、ずうっとやるんだって、みんなころしたるんだって、おれらは、それで、ずっとやってたの。くるしいんだよ。おれらがみんな、ばかなんだってことが。
いやなんですよ。おれは。みんな、おれがえらいんだでないと。あほなんだ。みんな。ぜったいにばかなんだ。あほがなにしてんの。いたいことやったって、ばかなだけだよ。あーほは、あほっていって、ばかにして、なんでもやらせればいいんだよ。おれだけがいいのさ。おれだけがえらいんだ。ばかはぜったい、ばかにして、ばかになるよ。おれはつらいね。あほだね。みんなやってんの。ばかみたいにつらいことして、みんなだめになるのに、があんばってやってるよ。おれはいたいわ。いたいわ。いたいわ。いやなんだよ。おれがあほんなるのは。おれはいやなんだ。ぜったい、いたいもんでないとつらいんだ。おれはすげえんだよ。いたいんだよ。ぜったい、てめえらのほうが、ばあかなんだ。いやなんだよ。つらいんだよ。あほなんだよおおおおおおおおおおお。
消え残っているビーストは、こんなことばかりを繰り返して、それで、まだいろいろな悪さをしています。私を殺したいといいます。つらいことにして、馬鹿にして、みじめないやなものにしたいというのです。あほにしたいんだと、あほにしたいんだと、そればかり繰り返して、今までと同じようなことを繰り返します。
そして、とうとう、きたら、自分で消えていくそうです。
いやだからだそうです。