熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

漸く天気回復、チロルの風景を堪能しながらラッテンベルクへ

2017-07-17 01:52:40 | 海外自転車旅
雨のため3連泊を余儀なくされたローファーのキャンプ場を発って、今日はラッテンベルクという町近くのキャンプ場にチェックイン。
ローファーからは一部自転車専用路が設けられていたものの、大半の区間は車と並走、路側帯からはみ出さないように緊張を強いられたものの、途中ではチロルならではの風景を堪能することができ、快適なサイクリングでした。











路側帯の幅はせいぜい50㎝程度。


ローファーから約70キロ、ラッテンベルク(Rattenberg)の町に到着。
銀の産出と交易で栄えるも、17世紀には銀鉱の枯渇により町は錆びれたため、その後発展することなく、中世の面影がそのまま残されている町ということで、インスブルックへの中継地がてら立ち寄ることにしました。

旧市街は狭く、数分で通り抜けてしまう通りに面して中世の家屋が連なっている程度。


ガラス工芸が盛んな町で、土産物店には造花や花瓶など珍しいガラス細工の品々が並んでいます。




イン川に架かる橋から望む元修道院を改装したアウグスティーナー博物館。


今晩のキャンプ場は町から山間に2キロほど行った、近くには湖もあるロケーションの良いキャンプ場です。


夕方になると続々とキャンピングカーが訪れ満杯状態。この時期は、静かなキャンプ生活という訳には行きません。


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今日も雨で1日停滞

2017-07-16 01:39:55 | 海外自転車旅
昨日からの雨は降り止む気配はないどころか更に激しくなり、テントから出ることもままならない状態。
天気予報では今日1日雨で止むのは夕刻以降。

という訳で本日の出発は見合わせ、ここのキャンプ場に連泊、結局3泊目となりました。

更に悪いことに、これから向かう予定でいたツェル(Zell am See)の今日の最低気温は零度、最高気温は10度と東京の真冬並みの寒さ。

これでは、今回持参している寝袋や衣類では寒さをしのぐ事は厳しいと判断、滞在しないで日帰りだけでも行くべきか迷うところです。

ツェルの町では、絶景の山岳道路を通ってオーストリア最高峰グロースグロックナーやパステルツェ氷河が眺めるフランツ・ヨーゼフ・ヘーエ展望台に向かうバスツアーに参加する予定でしたが、運行スケジュールの都合上今日中に着いていなければならず、どちらにしてもツアー参加は叶わず、残念です。

(ネット上から引用)


自転車旅となると、何かと制約が多く突然の変更は致し方ありません。




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1日中降ったり止んだりで身動き取れず

2017-07-15 00:24:09 | 海外自転車旅
今日は朝から雨が降ったり止んだり、日程的には余裕があるので出発を1日伸ばしてローファーのキャンプ場に連泊することに。
快適なキャンプ場なので連泊してもいいかと考えていたものの、雨ではキャンプ場の良さも何もあったものではありません。

1日中テントの中という訳にも行かないので、雨が止んだ合間にキャンプ場周辺を散歩、丁度この時期は様々な植物が花を付けています。
この辺りで標高500mくらい、気温が低いとあって日本では高原で目にするような植物が見られます。

          

晴れ間は束の間


明日の道を確認。
ツェル(Zell am See)まで38キロ、距離は短いですが標高差200mほどの緩やかな登りになります。



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これぞヨーロッパのキャンプ場

2017-07-14 02:39:38 | 海外自転車旅
今朝はいつもより少し早い7時半にザルツブルクのホステルを出発。オーストリアの最高峰グロースグロックナー(標高3798m)方面に向かう中継地として、ザルツブルクの南西約50キロの小さな町ローファー(Lofer)のキャンプ場にやって来ました。

ザルツブルクからは、一部区間を除き自転車道が整備されており、特にローファーの町が近づくと川沿いのルートを走行。
最近は夕方から未明にかけて雨が降る日が多く川は増水、濁流状態。




途中、綺麗な湖があったので写真を撮ろうとしているところに、老人が水着姿で現れ、湖の中へ。
未だ朝の10時頃、時折小雨が降る肌寒い朝。こちらの人の寒さ知らずには驚きます。
水面に映る景色は、波がたって台無し。


キャンプ場は、周囲を山に囲まれ、裏には川が流れる自然豊かな環境にあり、これぞヨーロッパのキャンプ場といった印象。
料金は、15ユーロ+WIFI 2ユーロ

テント専用サイト。更に2倍くらいの広さのオートキャンプサイトがあって、かなり広いキャンプ場。芝もちゃんと刈り込まれていて言うこと無し。




レセプションの建物も立派


一泊の予定ですが、連泊したくなるキャンプ場です。


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「きよしこの夜」誕生の地、オーベルンドルフまでサイクリング

2017-07-13 01:59:34 | 海外自転車旅
今日は、ザルツブルクから北へ約20キロ、オーベルンドルフ(Oberndorf bei Salzburg)というドイツ国境沿いに位置する小さな町まで往復サイクリング。

ザルツブルクからはザルツァハ川に沿って設けられているサイクリング路を走行。
ノルウェ―からイタリアにかけて縦断するヨーロッパのサイクリングネットワークEuroVelo7(総距離約7400キロ、通過する国9か国)の一部区間にもなっていて、看板も整備されています。




オーベンドルフは、世界で最も親しまれているクリスマスキャロル「きよしこの夜」が誕生した町として知られています。

聖ニコラウス教会の神父ヨーゼフ・モールが自作した詩に、この町の教師フランツ・クサーヴァ・グルーバーが曲をつけ、1818年12月24日の夜、グルーバーのギター演奏の元、この聖歌が初披露され、その後オーストリア国内からドイツ、そして世界へと広まって行きました。

当時の聖ニコラウス教会は、ザルツァハ川の度重なる氾濫で損傷がひどく、1906年に撤去されましたが、きよしこの夜の誕生を記念するモニュメントとして小さな礼拝堂”Silent Night Chapel”が聖ニコラウス教会の跡地に建っています。


内部は20人も入れば一杯になりそうな小さな礼拝堂


モール神父(左)と教師グルーバー(右)のステンドグラス。


ザルツァハ川の対岸は、ドイツの町ラウフェン(Laufen)。


歩行者専用の橋には、一応国境を示すラインがあるものの、気を付けていないと見落としてしまいます。
左ドイツ、右オーストリア




橋を渡りドイツ・ラウフェンへ。
平日お昼頃にも関わらず、数人とすれ違っただけ。ひっそりと静まり返っていました。


オーベルンドルフに戻り、同じルートでザルツブルクへ。

ザルツブルク中心部の少し手前、ミュルナー橋からの旧市街の眺め。絶好の撮影スポットです。


マカート橋の欄干は鍵鍵鍵。


快適なホステル住まいも今日が最後、明日は移動の予定です。


コメント (2)
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