熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

スタート早々連泊してのんびり

2017-05-31 01:34:00 | 海外自転車旅
昨日ミュンヘンを出たばかりなのに、今日は連泊してアウクスブルクの市内観光。
2年前初めての自転車旅では、なるべく多くの観光地に立ち寄ろうと急ぎ過ぎた感があるので、今回は連泊頻度を増やして、時間があればキャンプ場でのんびり過ごす予定です。

という訳で、朝食を済ませキャンプ場から5~6キロの距離にある町、アウクスブルクへ。
町を建設したローマ皇帝アウグストゥスの名前にちなんで名づけられたそうです。

町の中心広場に建つ市庁舎(右)とペルラッハの塔(左)
市庁舎は1620年に建造。何処に行っても旧市庁舎の建物は一際目立ちます。


広場の噴水にはローマ皇帝アウグストゥスの像。




日本と同じで、大勢のシニア観光客を見かけます。


フェラーリ、高そうです。


と思ったらこちらはポルシェ・パラメーラのタクシー。
ポルシェがタクシーに使われているとは、流石ドイツ。


904年に建設が始まった大聖堂。
大聖堂の中に入るとひんやりしていて、凛とした空気を感じます。
戦災を免れ、完全な形で現存する世界最古のステンドグラスがあるらしいのですが、何処にあるのか分からず仕舞い。


結婚式を終えた親族、友人らが道路中央のスペースで杯を交わし、盛り上がっていました。日本では考えられないオープンさ。


1770年に建てられたロココ様式のシェッツラー宮殿。
館内の一部は、16~18世紀のドイツ絵画を展示する美術館ですが、ドイツ絵画に馴染みがないせいか、見終わった後、特に印象に残らず。


絵画より、この宮殿の見所は豪華に装飾された「祝祭の間」。競うように装飾を凝らしたのでしょうね。


3時間ほど町の中心部を散策の後、早めにキャンプ場に戻りのんびり過ごした1日でした。

因みに今日の夕食は、肉野菜炒め。肉といっても、どれも最低400g、とても食べきれないのでハムで代用。まずまずの出来栄えでした。




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初日アウグスブルクまで無事完走!

2017-05-30 03:06:16 | 海外自転車旅
いよいよ、今日からヨーロッパ自転車旅のスタート。
今日の目的地は、ミュンヘンから北西に50キロほどのところにある、ロマンチック街道沿いの町、アウグスブルクまで。
途中、ダッハウという町に立ち寄ったり、道に迷ったりしたため、走行距離は82キロと予定をややオーバー。
気温30度越えの中、久しぶりの長距離、それも荷物満載とあって、アウグスブルク郊外のキャンプ場に着いた時にはへとへと。早速シャワーを浴び、水分補給して回復しましたが、暑い日の走行距離は少なめに設定しておいたほうが賢明です。特に観光地経由の場合は。

ダッハウは、ナチス支配下の1993年にドイツで最初の強制収容所が造られ、41,500人の命が奪われた場所で、バラックが2棟復元されています。

収容所ゲート


ゲートの扉「働けば自由になれる」との意味らしいですが、自由など無かった訳ですね。


バラックが建っていた広大な跡地


訪れているのは大半が中高生。課外学習でしょうか、スタッフの説明に真剣に聞き入っていました。


北海道・富良野を連想させる広大な景色が続きます。




アウグスブルクまで殆ど自転車道が設けられていて、自動車と同じ車線を走行したのは僅かな距離、景色を楽しみながら安心して走れました。

流石に、夕食を調理する気力は沸かず、近くのスーパーで調達したパスタサラダと手製サンドイッチ、ヨーグルトと簡単に済ませました。


因みに、昨日(日曜)はWIFIが使えず更新できませんでしたが、オリンピック公園近くのBMW博物館を見学したので簡単に。

1972年に開催されたミュンヘン・オリンピックの会場跡は、スポーツ施設などを備えた広大な公園として開放されていて、高さ290mのオリンピック塔が目印。
日曜とあって、ジョギングやサイクリングを楽しむ人や日陰で寛ぐ人など市民の憩いの場になっています。 


BMW博物館は、オリンピック公園と道路を挟んで反対側。
自動車のシリンダーをイメージした高い建物はBMW本社、右のお碗状の建物が博物館。
入場料10ユーロを払って中へ。


BMWが製造した歴代の車が展示されています。その中から数台をピックアップすると、

エルビス・プレスリーに1958年納車されたBMW507。


BMW初となるクーペスモデルBMW700、1959年製造開始。


昔のコンセプトカーBMW328ロードスターなど。


こちらは、BMW初のオートバイとして、1923年から製造が始まったR32。494㏄、8.5馬力ながら最高時速は90~100キロ。


オートバイのボクサーツインエンジンの原点となるBMW製航空機用エンジン。


見物客の半数近くが中国人。たまたま団体に遭遇したのかも知れませんが、何処に行っても中国人の多さには驚かされます。
ただ、今日のダッハウ強制収容所では、中国人は見かけませんでした。

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今日からアウトドアモードへ

2017-05-28 02:15:21 | 海外自転車旅
ホテルは快適ですが、今回の自転車旅の目的の一つはヨーロッパの快適なキャンプ場でアウトドア生活を満喫すること。
時差もほぼ解消したことでもあり、2泊したホテルを出て、ミュンヘン郊外のキャンプ場に移動です。

未だ5月末、キャンプには少し早いこともあり、土曜にも関わらずファミリーキャンパーは見られないものの、リタイヤしたシニア層が豪華なキャンピングカーで訪れています。


テントを設営し終えた後は、キャンプ場から6キロほどの距離にあるニンフェンブルク城へ。
ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮として、17世紀に建設され、19世紀半ばまで造営された城で、戦争による破壊を免れ建設当時の姿をそのまま残している城とのこと。


裏の庭園から


一番の見どころは、シュタイネルネ・ザールと呼ばれるロココ様式の大広間で、特に天井のフレスコ画や漆喰の装飾が見事です。


「美人画ギャラリー」と呼ばれる部屋には、ルートヴィヒ1世が、画家に描かせたお気に入りの美女36人の肖像画が壁一面を埋め尽くしています。靴屋の娘から踊り子、王の娘と様々。


ルートヴィヒ1世、まぁまぁの美男子?


ノイ・シュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世(1世の孫)が誕生した部屋。


別棟には、馬車博物館があって、様々な豪華な馬車やそりが展示されています。
ルートヴィヒ2世の金細工が施されたそり。


間近に見るとかなりの大きさで、当時の権力の凄さをうかがわせます。


キャンプ場に戻る途中で食材を調達。
今回はフライパンとバーナーを持って来たので、簡単な調理も可能。といっても温める程度。因みに今晩は、缶詰のスープ(肉団子とパスタ入り)、ウインナー、サラダにパン。そしてワイン。






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本格始動に備え準備+プチ観光

2017-05-27 04:47:18 | 海外自転車旅
今日は、組み立てた自転車の状態確認を兼ねてミュンヘン市内を30キロほど走行。

まずはSIMを購入すべく、大手スーパー3軒が軒を連ねる場所へ。
Yahoo UKの知恵袋によると、ドイツでは大手スーパーでSIMが購入できるとかで、行ってみると確かにありました。


ところが、困ったことにどれもパッケージの商品説明はドイツ語表記だけ。自分の欲しいSIMがどれなのか、皆目見当が付きません。レジは英語が通じないし、そもそも商品知識は期待できそうにないし。
仮に購入できても、取説がドイツ語ではセットアップができない恐れも。というわけで、今日はSIMカードの購入は見合わせました。

気を取り直し、次に訪れた先は、市内中心部のアウトドアショップ、Globetrotterという店。
登山用品からカヌー、自転車用品まで取り揃えた大型店で、日本では見たことの無い品数の多さにびっくり。アウトドアが如何にヨーロッパで親しまれているか、実感しました。
この上に2フロアあって、合計4フロアとかなりの売り場面積


そして調達したガスカートリッジ。荷物は500グラム増加。


前を走る親子。途中追い抜いたものの、抜き返されました。


小学5,6年生の男児。ヘルメットにマウンテンバイク。かなりのスピードで追い抜いて行きました。自転車に関しては、小さい時から鍛えられていますね。


殆どの道路には自転車専用ラインが設けられているので、子供でも安心して走行できます。


4時をまわっていたものの、折角中心部まで来たついでに、ミュンヘン観光で1,2位を争う人気スポット「レジデンツ」を訪れました。
バイエルンの王家・ヴィッテルスバッハ家の宮殿で、14世紀に完成したルネッサンスやバロック様式などが入り混ざった建物。


見どころの一つは、丸天井がフレスコ画で装飾され、壁には200以上の彫像が施された「アンティクヴァリウム」というホール




もう一つは、ヴィッテルスバッハ家の人々の肖像画121枚が並ぶ「祖先画ギャラリー」


礼拝堂、こじんまりした狭い空間ですが、天井の装飾が見事。


フランスの宮殿と比べ、ドイツの宮殿は地味な印象を持っていましたが、栄華を極めた王家の宮殿となるとやはり豪華です。

ホテルには6時前に到着したものの、周辺にはこれといったレストランがないので、夕食はスーパーで買ってきたサラダで済ますことに。
サラダといってもチーズ、チキン、マカロニが入っていてボリュームたっぷり、総カロリー約1000キロ。これにヨーグルトとビールが加わり、ややカロリーオーバーの夕食でした。



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自転車共々無事チェックイン

2017-05-26 04:55:43 | 海外自転車旅
12時間弱の窮屈な(エコノミー席の宿命)フライトの末、無事ミュンヘン空港に到着。
自転車は、大型荷物専用の窓口でピックアップ。
自転車を持って入国するアジア人が怪しく映ったのか、若い女性の係官に呼び止められました。そして、幾つか質問した後、最後に"Have a nice trip"、嬉しい一言です。


空港から市内のホテルまでタクシーで約25分、チップ込みで75ユーロ、約9千円。
大きな出費ですが、他に手段が無いので仕方ありません。

宿は市内中心部からやや外れのLETOMOTEL MOOSACH、食事無し・無料WIFI・シャワー付きシングルで1泊54ユーロ。日本のビジネスホテルといったところ。


殺風景な部屋ですが、一人で泊まるには十分。


自転車は地下階段下のスペースに駐輪。空箱も7月末に戻るまでここに置かせて貰います。
自転車社会のドイツだけあって、サイクリストに対する心遣いを感じます。





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