今回の北海道ツーリングでは基本はキャンプ、天気が悪いようなら宿のつもりでいたが、結局連日天気に恵まれたため、9泊ともキャンプ場泊になった。
北海道には素晴らしいキャンプ場が多く、行き当たりばったりのバイクツーリングでキャンプすることは、楽しみの一つでもある。
今回利用したキャンプ場を主観に基づき評価してみた。
■上富良野町日の出公園オートキャンプ場 お勧め度;★★★★☆ 料金:500円
6年前に初めて利用し大変気に入ったので再訪となった。富良野、美瑛観光の拠点として3泊。十勝岳を望める。
徒歩圏内にはスーパー、コンビニ、日帰り入浴施設がある。その分、逆に自然味に少々欠ける。
バイク専用パーキングがあって、殆どのライダーはこのパーキング周辺にテントを張るのでライダー同士コミュニケーションの場となる。
テーブル・椅子の置かれた部屋は24時間使用可能、パソコン作業もOK。
■虹別オートキャンプ場 お勧め度;★★★★★ 料金:360円
川上郡標茶町にあるキャンプ場で釧路湿原や摩周湖、屈斜路湖へのアクセスが良く2泊した。
2キロほどの場所にコンビニがある。
フリーサイトの右脇が駐車スペースになっている。
暖炉のあるラウンジはゆったりくつろげる。電源も完備
■グリーンステイ洞爺湖 お勧め度;★★★★★ 料金:800円
北海道のキャンプ場の中で行ってみたいキャンプ場1位にランクされたことがある。
ただ洞爺湖自体バイクツーリングで立ち寄るかと言うと微妙な位置にある。
洞爺湖畔にあってサイトからも洞爺湖の一部を望める。
ただ、この日は空いていてバンガロー専用の一番見通しの良い場所を使わせて貰った。バイク専用サイトは少し視界が悪い。
■道立オホーツク公園オートキャンプ場てんとらんど お勧め度;★★★☆☆ 料金:1500円(内、1000円は入園料)
北海道立の公園を兼ねたキャンプ場で、網走郊外の高台に位置し夜は網走の夜景を、朝には日の出と天気次第では知床連山が望める。人工的施設の印象が強く、自然味に欠ける。
無線LAN(無料)完備
サイトは比較的フラットだが、シャワー・ランドリーのある管理棟とサイトの高低差が大きく、行き来が大変。
公園施設で遊ぶわけではないので入園料1000円は無駄。
■稚内森林公園キャンプ場 お勧め度;★★★☆☆ 料金:無料
稚内まで来るとキャンプ場は限られる。たまたま訪れたキャンプ場だが、稚内市が運営管理する無料のキャンプ場。稚内港を一望できる高台にある。
無料にしては、ゴミステーションが設置されていて、トイレ、水場も問題無し。シャワーが無いのは致し方ない。
オートキャンパーが利用しているところから判断するとまずまずと言うことだろう。駐車場とサイトの高低差は6、7mほど、階段を上る。
駐車場の向こうは稚内港。朝からカラスがうるさいのが少々難。
次はお勧めしないキャンプ場
■上士幌町航空公園キャンプ場 お勧め度;☆☆☆☆☆ 料金:500円
上士幌町と言えばバルーン大会開催地として知られている町。
以前評価が良かったので今回たまたまルート近くにあり利用してみたが、公園に隣接する広い駐車場は夜になると不良グループのたまり場、駐車場はサーキットと化す。
毎晩ではないようだが、利用は控えた方が賢明。トイレも簡易水栓で、お世辞にも快適とは言えない。キャンプサイトも広大なだけで木々は殆ど無く、ただ広いだけの芝生公園といったところ。
以上、今回利用した6ヶ所のキャンプ場について自分なりに評価してみた。
結局のところは、シャワー・ランドリーなど完備したオートキャンプ場に軍配が上がる。それに料金も普通のキャンプ場と変わらないか、虹別のように安いところもある。
北海道オートキャンプ協会が作成しているオートキャンプ場マップには、設備内容も記載されている。オートキャンプ場と言ってもシャワーすらないようなキャンプ場もあるので、選ぶ際は設備マークを参考に選ぶと良い。
気温を考えると、北海道でのキャンプツーリングは夏にしか味わえない。北海道の大自然を思う存分満喫するにも天候が許す限りキャンプはお勧めです。