熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

「テントウムシダマシ」に騙されないように

2012-08-31 11:50:52 | クラインガルテン生活
下の写真、家庭菜園を手掛けている方ならご存知だと思うが、正式名「オオニジュウヤホシテントウ」、別名「テントウムシダマシ」と呼ばれるれっきとしたてんとう虫科に属する昆虫。羽につやが無いのが特徴。


これは幼虫


てんとう虫と言えば「ナナホシテントウ」に代表されるようにアブラムシを捕食する益虫のイメージが強いが、このオオニジュウヤホシテントウに関しては、てんとう虫科の中でも数少ない害虫に分類される。

成虫・幼虫ともジャガイモの葉が好物で、まずジャガイモを食害し、次にナス、枝豆なども食害する厄介者。ナスなどは実の皮も食害するようだ。

最初見かけた時は、てっきりアブラムシやハダニを捕食しているものと思い、そのままにしていたが、最近になってこれは害虫で葉を食べていたのだと分かった。おかげでジャガイモの葉はすっかりなくなり、芋も発育不良で殆ど収穫できなかった。

冬は枯葉の下などに潜み、暖かくなるとまずはジャガイモにつくらしいので、ジャガイモを植える場合は注意しておかないと、ひどい目に合う。
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門司港レトロぶらり散歩

2012-08-30 23:04:44 | 国内旅行
福岡の実家に帰省した帰り、九州の玄関口、門司港を訪れた・
門司港は、かって貿易港として栄え、当時建てられた歴史的建造物が残っている。特にJR門司港駅を始め周辺には、当時の反映を伺わせる建物が集中していて、短時間で回ることができる。

一番の人気スポットは、明治24年に建てられた門司駅、現在はJR門司港駅として当時のままの状態で駅舎として使われており、国の重要文化財に指定されている。


建物上部の時計台と窓部分を拡大
 



レトロな雰囲気は良いが、近くに寄ってみると塗装が剥げ落ち無残な姿、少々興冷めしてしまう。
近々修復の計画があるようだが。
 

駅長室のある外壁もしかり


駅舎の内部


待合室の出入り口の木製扉


当時の改札。今の自動改札からは想像もつかないシンプルさ。


「帰り水」と呼ばれる水飲み場。
戦前の海外旅行帰国者や戦後の復員や引揚げ者が門司港に無事に着き、安堵しながらこの水道からの水で喉を潤したそうだ。


「幸運の手水鉢」と呼ばれ、トイレの出入り口に設置されている手を洗うための物。
戦時中の金属の拠出から免れたことからこの名が付けられたそうだ。


当時の洗面所内部


門司港駅と関門連絡船の桟橋をつなぐ地下連絡通路。
今はパネルで塞がれていて、中には入れない。


戦後、関門連絡船が大勢の利用客で賑わっていた様子がこの写真から見て取れる。


門司港駅の次に「旧門司三井倶楽部」を訪れた。
三井物産の社交倶楽部として、大正10年に別の場所に建てられたもので、国の重要文化財に指定されている。


玄関口と上部に設置されているステンドグラス




ホールとレトロ感が漂う照明器具




アインシュタインが宿泊したこともあるそうだ。


拡大してみると、確かにアインシュタイン


次に訪れた建物は、「旧大阪商船」
大正6年(1917年)に旧大阪商船門司支店として建設された建物を修復したもの。
オレンジ色のタイルに白い石がアクセントとして配されている。八角計の塔が特徴。


1階ホール、訪れた時は4,5人によるクラッシクの演奏が行われていた。




建物の外には年代を感じさせる木製の長椅子。


今回は時間が無く3つの建物しか見学できなかったが、他に「旧門司税関」や「逓信省門司郵便局電話課庁舎」など見所がある。

黒川紀章が設計した高層マンションの31階には展望室があって、開門海峡や門司港全体を眺められるようだ。


門司港レトロ見物の後は、関門トンネルで下関に渡り、高速道で一路長野までの帰途に着いた。
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空き家増加問題が身近に

2012-08-29 07:32:04 | 日常の出来事・雑感
最近、地方自治体が抱える問題の一つに空き家の増加がある。
福岡県内の我が実家は人口7万人ほどの中小地方都市にある。久しぶりに帰省してみると周辺の家は空き家だらけ。半径数十メーターの中だけで4、5軒の空き家がある。

空き家になった理由は、ご他聞に漏れずどの家も持ち主の高齢化。
子供が独立し老夫婦二人になった後、どちらか、若しくは二人とも亡くなったり、病に倒れたり、介護が必要になって介護施設に移ったりと一軒家で生活することが出来なくなったことによるものだ。

売りに出している家もあるようだが、古い家は余程好条件の物件で無い限り簡単には売れない。若い層が少ない地方では更に厳しい。
子供も遠方に暮らしていて、誰も住まなくなり維持管理されずに放置された家屋は、草は伸び放題、ひどい場合は、地震や台風による倒壊の危険性もはらんでくる。
幸い、実家周辺の空き家の程度はそれ程ひどくは無いが、それでも空き家が増えると無用心だ。

社会保障費の増加など少子高齢化による影響は様々なところに現れているが、これほど身近な問題になっているとは。
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長野から福岡へ、1000キロのドライブ

2012-08-28 14:18:35 | ツーリング・バイク全般
日曜日早朝に長野県内のクラインガルテンを発ち、福岡の実家にやってきた。
当初はツーリングがてらバイクでの移動を考えていたが、この猛暑には勝てずバイクは断念、車にした。

コンパクトカー(ヴィッツ、1.3リッター)購入後、初めての長距離・高速移動には少々不安もあったが、約11時間後、無事実家に到着した。
高速の緩やかな上りでは流石にパワー不足は否めないが、高速走行での直進安定性は十分、加え長時間ドライブ後は必ずと言っていいほど腰が痛くなっていたのだが、今回はその痛みもない。
コンパクトカーに対する認識を新たにしたロングドライブだった
因みにエアコンを使用しての平均燃費は20キロだった。

ところで今回は、主要な都市を経由する山陽道を避け、中国地方の内陸を走る中国道を利用した。距離は10キロほど長くなるだけ。

8月最後の日曜日お昼前後にも関わらず走る車はまばら。5年前に初めて通った時も同じだった。
果たして山陽道と平行して走るこの中国道は本当に必要なのか、疑問を抱いてしまう。

中国道の終点、壇之浦PAに到着。
このPAは関門海峡の展望台的な施設で、ここから眺める開門橋と開門海峡の景色は素晴らしい。
関門橋を渡ると九州の玄関口・北九州市門司区になる。




関門橋は1973年に完成、全長1068m。
完成当初は国内最長の吊橋で、当時の橋梁技術の粋を結集した構造物だったようだ。

橋を吊り下げている主ケーブルの断面を示す展示物。
91本の素線を束ねたストランドと呼ばれるケーブル(着色された箇所一つがストランド一本に相当)を、更に154本束ねたもので直径67cm。合計 14014本の素線から構成されている。


実家に2日滞在して明日再び長野のクラインガルテンを目指す予定だが、行きはよいよい、帰りは何とかやらで、また1000キロを走ると思うといささか気が重くなって来る。
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フローズン・プラネット~悲しすぎる白クマ親子の姿

2012-08-27 10:25:10 | 日常の出来事・雑感
4月にBSプレミアムで放送された「フローズンプラネット」が昨晩、地デジで再放送された。
二度目の視聴だが、何度見ても忘れられない場面は、白クマの親子の姿である。

なかなか見つからない獲物を求め、泳ぎ続ける母親の後を遅れまいと必死について行く2匹の仔グマ、一方で、そんな中、無邪気にじゃれあう仔グマたち、そして最後にはおなかをすかせ、雪上にじっと横たわる彼らの姿、どれも印象深い映像であり、悲しくもある。

今、北極では専門家の予想を上回る早さで氷河が融け出し、海上を漂う氷が減少している。
氷の下に身を潜めるアザラシを狙う白クマは氷が無いと狩はできない。
更に、えさ場を求めて移動するにも、体を休める氷が見つからないといくら泳ぎが得意な白クマでも、泳ぎ疲れて最悪溺死することもあるという。

地球温暖化の影響は様々なところで出ているのだろうが、白クマの姿を見るにつけ、これほど温暖化の影響を強く訴えかける映像はないのではないだろうか。





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