熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

京都紅葉巡りの旅(5)~永観堂禅林寺

2014-11-29 09:39:16 | 国内旅行
京都の紅葉めぐり最後の訪問先は、「みかえり阿弥陀」で知られる永観堂禅林寺です。
ここは昼間もさることながら、夜間のライトアップでも人気の高いところです。

前日のお昼頃は大変な混みようだったので、この日は開門時間に合わせやって来ました。


総門をくぐると、白壁の向こうの真っ赤に染まった鮮やかな紅葉に目を奪われます。


「もみじの永観堂」と称されるだけあって、境内はどこに目をやっても赤く染まったもみじが広がっています。その数、約3000本とのこと。






ゆめ庵から眼下に望む放生池周辺の眺め。




ゆめ庵の額縁紅葉


一本のもみじの木なのに、このグラデーションは見事です。


紅葉ピークは過ぎていて落葉が進んでいましたが、赤い絨毯を敷き詰めたかのような敷紅葉も見事でした。


イチョウの落葉がもみじの赤を一層引き立てます。


釈迦堂の建物に囲まれてひっそり佇む庭園。真っ赤に染まった境内の景色とは違った風情を感じさせます。


釈迦堂から望む唐門。天皇の使い(勅使)が出入りするときに使われた勅使門。


阿弥陀堂に続く回廊から眺める岩垣紅葉。
お堂や回廊のすぐ目の前にせまる紅葉(岩垣紅葉)は、永観堂ならではのものだそうです。






石段の先は、ご本尊「みかえり阿弥陀」を祀る阿弥陀堂。下からの眺めが素晴らしいところです。


最後に、境内で一番高い場所にある多宝塔に上がり、永観堂の全景と京都の町並みを一望し、4日間の京都旅を締めくくりました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都紅葉巡りの旅(4)~南禅寺と高台寺ライトアップ

2014-11-28 21:33:21 | 国内旅行
京都滞在3日目、まずは南禅寺を訪れました。
紅葉スポットとしても有名なお寺ですが、ここの大方丈は、豊臣秀吉が建造寄進した御所の清涼殿を約400年前に移築したもので、小方丈とともに国宝に指定されています。
中に入ると枯山水庭園や狩野探幽、狩野元信筆の襖絵など貴重な作品を目にすることができます。

三門に至る参道沿いの紅葉は落葉が始まっていました。




小堀遠州の作庭といわれる方丈庭園。代表的な禅院式枯山水の借景庭園だそうで、俗に「虎の児渡し」と呼ばれ、大小の石が虎の親子を、前面の白砂は川を現しているそうです。




欄間には左甚五郎作といわれる虎の透かし彫


不識庵、窮心亭周辺の真っ赤な紅葉がひときわ目を引きます。






方丈拝観の次は、南禅寺の開山第一禅師を祀る寺院、天授庵を訪れました。


紅葉の中に苔と後ろの竹林の緑が映えます。


水面に浮かぶ散り紅葉




天授庵の次は永観堂を予定していましたが、余りの混雑でこの日は断念、哲学の道を散策することに。




午後から京都国立博物館を見学、夜間に高台寺のライトアップに出かけました。
高台寺は北政所(ねね)が豊臣秀吉を弔うために開創した寺として有名なところです。






方丈から望む開山堂と臥龍池方面のライトアップ


ここの見所は、何と言っても臥龍池に映り込むライトアップされた紅葉。訪れた時は無風状態で、映込む様はまるで鏡を眺めているのかと錯覚を覚えるような光景でした。






毎年テーマを変えて夜間ライトアップが演出されているようで、今年は方丈前庭や竹林に傘を配した光景が目を楽しませてくれました。


特に、ライトアップされた竹林は幻想的でした。




高台寺のライトアップは人気上位にランクされるだけあって、いつまでも眺めていて飽きない見事な光景でした。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都紅葉巡りの旅(3)~詩仙堂、圓光寺、曼珠院

2014-11-27 07:21:05 | 国内旅行
京都滞在2日目は、郊外に足を伸ばして詩仙堂、圓光寺、曼珠院を訪れることにしました。

詩仙堂は江戸初期に文人の草庵として建設されたもので、建物の中から望む白砂を敷き詰めた庭園が人気の場所です。
庭園自体はさほど広くありませんが、紅葉のグラデーションが見事でした。










次に訪れた紅葉スポットは圓光寺。詩仙堂から徒歩7,8分ほどの場所にあります。

徳川家康が教学の発展を図る目的で学校として伏見に建立した圓光寺が起源で、裏山には徳川家康の歯を埋葬した墓があります。

三門を入ると枯山水「奔龍庭」が目を引きます。


更に中門を抜けると苔と紅葉の美しい「十牛之庭」があります。

建物内部から望む十牛之庭。
縁側は大勢の人が腰掛けていて写真の下半分はカット、この時期故、致し方ありません。






落葉に囲まれ苔の中に佇む高さ20cmほどの小さな石像




鐘楼の屋根に積もった黄色もみじ


本日最後の訪問地は、曼珠院門跡。
皇族が住職を勤めていた寺で、天皇皇后や英国のチャールズ皇太子と亡きダイアナ妃も訪れたことがあるそうです。



枯山水庭園。紅葉樹木は少なく、紅葉を期待して訪れると、ちょっと期待外れかも知れません。
所蔵品の中には、狩野探幽筆の障壁(保存状態は良くありません)や国宝・黄不動尊・古今和歌集など貴重な文化財が展示されています。




この日訪れた3箇所の中で一番素晴らしかった場所は圓光寺、NHKニュース番組の中でも紹介されていました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都紅葉巡りの旅(2)~清水寺のライトアップ

2014-11-26 08:55:34 | 国内旅行
京都1日目の夜は清水寺のライトアップ見物に出かけました。
数あるライトアップの中でも清水寺はスケールが大きく人気スポット、特に撮影ポイントでは渋滞して列が進まず、大変な混雑ぶりでした。
因みに、ライトアップは6時半から10時まで、なるべく遅い時間がおすすめです。















上空の青みがかったサーチライトは、観音菩薩の慈悲の光と西方浄土をイメージした演出だそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都紅葉巡りの旅(1)~東福寺

2014-11-25 17:22:23 | 国内旅行
京都の紅葉時期は一年で最も混雑する時期、宿確保も難しいので今までこの時期の京都旅行は諦めていましたが、一週間ほど前、たまたま宿が取れたので急遽出かけることにしました。

初日は昼過ぎに到着、午後から近場の東福寺を訪れることに。連休明けでもあり、空いているかと思いきや、紅葉名所として有名な通天橋は大勢の見物客でごった返していました。

20万平方メートル以上といわれる広大な境内は、正しく紅葉の雲海といったところ、人気上位にランクされていることに納得です。
初めて見る京都の紅葉は絶景そのもの、特に古い建築物と紅葉の織り成すコントラストは見事でした。

拝観受付前の通路から望む通天橋と紅葉


通天橋からのパノラマ、全体的に赤が目立ちます。向こうに見える通路から眺めた景色が上の写真になります。




通天橋裏側から下に目をやると、紅葉の中に僅かな緑がひときわ目立ちます。


通天橋からの眺めを堪能した後、境内を散策しましたが、どこも紅葉のグラデーションが見事でした。








苔が輝いているような光景でした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする