熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

惨めすぎる元首相の選挙演説のひとコマ

2012-12-18 16:32:22 | 日常の出来事・雑感
今回の総選挙では民主党の多くの閣僚経験者が落選したり、かろうじて比例代表で復活するなど大物であろうがお構いなしに有権者の審判が下された。
その中の一人が菅元首相。小選挙区で自民党候補に敗れ、比例で復活当選を果たした。

彼の選挙活動中の光景がテレビで流れていたが、通勤時間帯に駅前で演説し道行く人に握手を求めようとするも、誰もが避けるように無視して足早に通り過ぎていく。更には住宅街で立ち止まり演説を始めるも聴いている人は誰もいない。 

短期間だったとはいえ、これが一国の首相を務めた人の選挙活動中の光景だろうか。原発対応など同氏に対する厳しい世論を考れば致し方ない面はあるが、それにしても元首相としては、あまりにも悲しい光景である。

一国民としては、首相にまで上り詰めた人には退任後といえども威厳を保ち、あまり惨めな姿をさらして欲しくない。
そのためにも、自分に対する国民の評価を冷静に分析し、勝算が低いと判断した場合は議員職にこだわることなく、潔く政界から引退するくらいの覚悟があってもいいと思う。

ただ、このところ民主、自民とも党内の都合により首相が持ち回り的に決められる傾向にあり、国会議員にとっての首相ポストは国民が思っているほど重いものではないのかも知れない。となると首相としての自覚・威厳を期待することは難しい。困ったものだ。
コメント
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