利尻岳登山は、北海道の百名山登山の最初の山として、平成16年6月20日に登山した。
前日、利尻島入りしたが、当時は飛行機も便利な便があり、名古屋空港から千歳空港乗換
で、利尻島入りした。
北麓野営場に前泊し、翌朝3:30に登山を開始した。何故、早朝に出発したか?というと、
午後1時の船便(鴛泊港発)で礼文島に渡るためでしたが、結果からいうと、下山して港に
着いたのは1時半頃で、出港直後でした。急いで、島の反対側にある沓形港にバスで向かい
3時半頃に出航するフェリーに乗船することができました。
さて、早朝に登山開始したため、道路脇に咲く花も上手く写真に撮れず、素通りしましたが、
4時過ぎには周囲も明るくなり、4合目からは合目の標識を確認しながら登山を急いだ。8合目
(長官山展望所)に7時頃に到達すると一挙に視界も広がり、利尻富士の勇姿や周囲の素晴
らしい風景を写真に納めることができた。利尻富士の山頂は強風のため、微かに雲がかかり、
強風の様子を見ることとなった。9合目付近は道がガレており、注意して歩いた。思いの外時間
を要し、9時前に山頂に達したが、山頂は強風の中にあり、利尻岳・山頂社の写真などを撮って、
早々に下山を開始した。
12時頃には下山を計画していたが、1時間ほど遅れてしまい、結末は先に書いたとおりと
なったが、別の船に乗れて良かった。フェリーの船上ではカモメがデッキや上空に群がり、人が
投げる煎餅やパン屑を上手についばんで、乗船者達の喝采を浴びていた。
礼文島に到着すると、港近くの宿(ペンション)を探して、宿泊登録をして荷物を置き、宿の
周辺を散策した。
翌21日は早朝に身体と小さなリュックだけの軽装で、7時台の一番のバスに乗り、最北端の
スコトン岬を目指した。7時30分にはスコトン岬に降り立ち、記念写真を撮って、今日の長丁場、
散策8時間コースを北から南へと西海岸沿いを歩いた。大部分は丘陵を歩くコースであったが、
海岸沿いの絶壁付近を崖下を見ながら歩く場所も幾つかあった。こうした海岸に滑り落ちるような
斜面は自然の花園になっていて、レブンソウやエゾカンゾウ(別名:ニッコウキスゲ)が咲き乱れ
ていた。また、通過した漁村ではウニの剥き身を食べさせてくれたが、海水で食べる生のウニは
格別に美味しかった。
途中の丘陵からは礼文岳を眺めながら、散策することができた。朝、7時30分から15:30頃
まで正に8時間の長丁場であったが、花の写真を撮影するために1~2時間を費やしていると
思うので、実時間はもう少し短かったと思う。礼文島は草花(高山植物)観察が主目的であった
が、それは素晴らしかった。が、ここでは、撮った花の一覧を掲載するにとどめる。
礼文島からは稚内に向けてフェリーに乗船したが、波止場では地元の青年達が激励のエール
を送ってくれて、感激した。
高山植物に興味のある方は、別に投稿した記事、「草花をとる・北から南へ 利尻島、礼文島」
の記事もご覧下さい。アドレスは以下の通りです。一部、重複する内容もありますが、ご容赦
下さい。
①カテゴリー:百名山の花_北海道 タイトル:草花を撮る・北から南へ 1 利尻島
アドレス: https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/679d3ffeeaf2ef2ae6a25fbe94f6dd31
②カテゴリー:百名山の花_北海道 タイトル:草花を撮る・北から南へ 2 礼文島
アドレス:https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/09e3afb017756c946af44c5a985801ab
以上です。