そろそろ山のシャクナゲが咲く頃と思っていると、相棒が誘うので、6月6日に
梅雨前の摺古木山に出かけた。摺古木山には過去2回登っており、中腹までの
調査を含めると4回目となる。
最初は20年くらい前だったと思うが、直登ルートで山頂へ登り、天然自然園を
周回して分岐点経由で下山した。天然自然園にシャクナゲの森があったので開花
したら綺麗だろうなと推測していた。前回の登山は昨年で、相棒の植物調査に付き
合ったものだ。
さて、早朝に自宅を出て、中央道経由、中津川IC、南木曾を経て、飯田市の
大平宿(跡)を通過し、東沢林道を終点目指して進んだ。・・が、道路工事中のため
工事現場手前に駐車して、林道を歩いた。約40分を歩いて林道終点に9時10分頃
に到着した。
ここから気を引き締めて、笹道の中を藪漕ぎして登山を開始した。毎回思うがこの
笹道は何とかならないかと思う。それでも今年は少し笹が低い様な気もする。
分岐点(山頂への直登、天然自然園を経て山頂へ)から天然自然園を周回する
道を選んで、まずシャクナゲの森を目指したが、残念ながらシャクナゲはまだ蕾で
ガックリきた。それでも、シャクナゲの森の写真、固い蕾のシャクナゲなどを撮り、山頂
へと進んだ。頂上で昼食を取り、次のポイントに期待しながら山稜のシャクナゲ群落
へと進んだ。こちらは日当たりが良いせいか、開花が少し早く、ピンク色の蕾をつけた
シャクナゲが多数得見られた。一輪だけ開花したシャクナゲがあり、とりあえず、納得
できた。あと2週間後くらい後が見頃と思うが、多分、梅雨の真っ只中と想像する。
今回の山は、中央アルプス南端で2169mの標高があるだけに鈴鹿山系の3月末
位に相当し、早春の気候だ。草花もやっと芽を出し、葉を広げ始めたところだ。
そういう意味では早春の草花も沢山見られた。次回、整理して、掲載したい。