今度大阪府知事になった橋下さんがマスコミを賑わせている。
昨日の読売テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」でも放映時間の可なりの部分を割いて橋下さんの記者会見の模様を逐一放映していた。
私は自分が関心持っている一つの企業の経営や管理の面から、表題のように経営者としての橋下さんを考えて見た。
[橋下さんの研究]
橋下さんの研究と大袈裟に書いたが、彼を見たのは日本テレビの「行列の出来る法律相談所」、テレビ朝日の「スーパーモーニング」、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」くらいで、彼のことをとやかく言える筋合いだないが、素人のブログの名に甘えて、テレビを見た範囲と彼の事を書いた Wikipediaその他ウエブ上で得た情報から彼の特徴を纏めてみた。
・正義感が強い→光市母子殺人事件の弁護団批判
・正直だが、口が軽い→昨日のテレビでも彼の記者会見で、彼の公約の、府債ゼロ、35人学級見直し検討、人件費削減、学力別クラス編成導入プラン、私学助成削減などについて、自分の認識不足から出た政策の誤りをあっさり認めていた。
参照: 「橋下節」修正連発 府庁批判影潜める 初の定例会見
・行動力がある→開業から1年足らずで大手保険会社と顧問弁護士契約を結ぶなどなど
・庶民から見た眼を持っている→空気が読める(「たかじんのそこまで言って委員会」の吉川プロデューサー)
・感情的になりやすい→NHKへの絶縁宣言
・頭の回転が少なくとも島田神助さんより早くない。
・テレビ関係者からの支持者が多い→島田神助さん、たかじんさん、辛坊治郎さんなど「たかじんのそこまで言って委員会」の出演者や東国原知事、堺屋太一さんなど。
[関係者が橋下さんを見る眼]
朝日新聞の橋下・大阪府知事、テレビは味方か敵か メディア戦略はによると関係者は次の様な眼で橋下さんを見ているようだ。
・テレビ局側は「素材として面白い」「手法がテレビ的で、取り上げやすい」と彼を報道陣が追い回す。
・府職員や府議会側からは「メディアを利用した『抵抗勢力』づくりでは」と警戒の声が上がる。
「183万票の府民に選ばれた」とくれば、反対するものは抵抗勢力という図式が作られる」議会が悪者になりかねない」と心配している。
・一般の人達の彼への絶大な人気
[橋下さんへの提言]
・堺屋太一さんなどのブレインと手足となる府庁幹部を持つ事→自分独りではなにも出来ないし、必要な情報が上がってこない。
特に助役の選任は以後の政策実現の正否の決め手となる。
下手をすると安倍さんのように裸の大将になってしまう。
・マスコミを徹底的に利用する→そして大阪府の持つ問題点を市民に訴える→市民を取り込むことで183万票の威力を議会、職員にちらつかせる。
・言葉を慎む、一方若さとその行動力を活かして体を動かす→タレント出身の東国原知事を見習う
・現場に出る→現場を良く知るとともに、職員や市民を自分の味方に取り込む。
現場とは府の仕事をしているところ、市民と直接触れ合うところの双方。
今回の学校視察は教育委員会に言われて出たそうだが、自分から積極的に出て行く。
・庁内の情報を取り込むシステムを作る。
北九州市でやったように、府民からの投書は全て、府知事経由にする。
若手職員からの意見が知事まで届くようにする。
然しそのために幹部連中が背中を向けない配慮が必要。
・上意下達だけでなく下部からの意見を積極的に取り入れる→企業などによる自主管理、改善活動を取り入れる
・慌て過ぎない。
合理化により沈滞ムードが起きないように、前記のように下部からの改善活動から前向きの合理化の必要性の空気が生れて来てから行う。
・庶民の眼を忘れないこと
前に書いた「情報ライブ ミヤネ屋」で橋下さんの記者会見で彼が自分の考え違えについて話していたのを見た小沢遼子さんと大宅映子さんが、府の職員達に丸めこまれたのではないかとか泣き言を言うなと話していたが、橋下さんの基本的な武器は庶民の眼を持っていることだ。
彼が府の職員と同じ観方をし始めたら私を含むそこらの素人と変わらなくなってしまう。
最後にそして取り組まねばならぬ最重要な項目の一つは如何に府の収入を増やすかであるが、大阪の状況が非常に難しいことは何となく想像出来るだけで何も言えない。
私は、今まで書いて来た様に、橋下さんの知事としての能力に付いては、どちらかと言えば疑問符を持っているが、彼の若さと頑張り次第で東国原さんと同じように、地方自治に新風を吹き込んでくれること、そしてそれが大阪のためだけでなく、日本のためになること祈っている。
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