普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

頼りない自民党と民主党

2008-02-25 10:13:12 | 民主党

 最近の報道では民主党の攻撃で厚生省、国土交通省、防衛省の問題点が続出する一方自民党内のきしみが明らかにされてきた。
 然し次期政権を狙う民主党自身も必ずしも一枚岩ではないし、首を捻るような言動も良く耳にする。
 それで最近の報道と私のエントリーの中から政府、自民党と民主党の抱えている問題点を並べて見た。

[政府、自民党の問題点]
・問題続出の各省

  厚生省:社保庁の怠業、年金問題などなど
  国土交通省:道路特定財源の無駄遣い、建設道路の選定の不透明さなどなど
  防衛省:守屋さんの汚職、イージス艦問題から発生した、省内の管理体制の不備などなど
・自民党
  道路族の復活と増してきた勢い
 
 
公務員制度改革で自民党内対立  
   党の国及び自党に対する危機意識の低下
・福田さん
 内閣支持率の低下→支持しない 50.8 (前月より9.2増)
 勢いを増してきた党内道路族や問題続出の国交省に引きずられている冬柴大臣などのコントロール出来ない
参照:もし民主党が政権を取ったら
中の [世論調査が示すもの]
 公務員制度改革に消極的と見られている姿勢

[民主党の問題点]
・暫定予算反対の対案を出さない
 海上給油反対の対案を出さないのと同じ手法
 昨日のテレビで前原さんは民主党が対案をださないなら党幹部は失格だと言ったが、海上給油と同じに出さないままとなるのだろう。
石破防衛大臣の問責決議をちらつかせる
 海上給油問題で福田さん問責決議のときと同じ手法で世論の動きを横目で見ながらどうするか決めるのだろう。
・小沢さんの韓国次期大統領に問題の多い外国人参政権を約束すると思える発言
 昔の社会党が外国で日本政府を非難したのと似た手法
参照:民主党と外国人参政権 

 このように並べて見ると政府、自民党も困ったものだが、次期政権を狙う民主党も政府攻撃のときは勢いが良いが、東国原さんが菅さんに面と向かって「民主党は信頼出来ない」と言ったように、自党のことになると及び腰で何だか頼り無いような気がする。

 読売新聞の16~17日の世論調査は、
・今の日本の政党や政治家をあまりまたは全く信頼していない人が68%
・国民が選挙で投じた一票が現実の政治に反映していないと考えてる人が67%
・時々、与党から野党へ政権が交代する方がよいと思う人は63%
・近い将来、与党から野党への政権交代が起きると思う人は41%で、そうは思わないと思う人はの50%
 政権交代をする方がよいと答えた人でも、近い将来の与野党政権交代を予想する人は54%にとどまり、40%は実現に悲観的だった。
と報じている。

 私も今の政党や一部の人を除いた政治家も余り信頼していないし、国民の投票が政治に反映していないと思うし、政権交代はあった方が良いと思うが、今後政権交代がおこるかどうかはよく分からないと世論調査の傾向と同じ考え方だ。
 私事ですが、その点から考えても、私が今まで書いてきた意見が平凡で当たり前なことは、勿論ですが、少なくとも足に地が着いた意見だと判り安心しています。何故なら普通のおっさんの言う事を皆さんに聞いて貰いたいというのが私がブログを始めた動機だからです。
 話が横道に逸れて御免なさい。

 私は、このアンケートにあるように、民主党の人達がは幹部の人達の言う言う前回の参院選大勝が必ずしも、「党が国民の代表であること」、そして「全面的に信頼されていること」を意味しないことを知るべきだ。
 そして、次期政権を担当するに足りる党として国民の信頼を如何にして勝ち取るが考えるべきだ。

 民主党の立場に立って言えば、今や政府も、自民党内もがたがたの状態だ。
 だから民主党が少しでも信頼できると判れば支持率は一気にアップする筈だ。
 そのために私が並べたような如何にも党利党略が丸見えと思われるような手法はすっぱり縁を切って正々堂々の論陣を張って、国会の審議や運営に当たって貰いたいものだ。
 何故ならそれが政権奪回への回り道のように見えるが、確実な道のような気がするからだ。

 党利党略で政権を取っても、党利党略で奪回されるのが落ちだ。
 真面目に論議し、真面目で実効性のある政策の立案、提案が出来て始めて、一日天下の民主党政権に終わるのを防ぎ、私の期待する持続的な政権交代が始めて出来ると思う。
 いくら小沢さんや鳩山さんが今のようなやり方をしていて、「民主党が政権を取ったら真面目にやります」と言っても誰も信用しないだろう。
 民主党は今回の世論調査の意味を良く考えて貰いたいものだ。

参照:カテゴリー → 民主党

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