【きょうは節分。明日から暦の上では春なんだけどね。まだ遠い。】
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プロは凄いネ。新聞のコラム書いてる人のことだけどネ。
コラムは新聞の顔だネ。ニュースは各紙共大体同じだけど。
時事問題を短い文章で、例を挙げながら読者を納得させる。
昨日のコラムも、まっちゃんの思っていることを書いてたヨ!
江戸時代の「巡見使」は将軍の代替わりに幕府が各藩に派遣、
地方の行政を査察していた。「水戸黄門」の原型のようなものだ。
しかし、鳥取県の旧家で見つかった古文書に記録されていたのは
おかしいような、哀しいような巡見使への対応ぶりだった。
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▼不正でも見つかれば、藩の取りつぶしにもなりかねない。
迎える藩や年貢取り立てに当たる大庄屋(村役人)にとっては
かなりのプレッシャーだったようだ。鳥取藩でも智頭郡の
大庄屋が、巡見使に聞かれたときの答え方などについて
細かく藩に指示を求めている。
▼藩側は例えば「村に囚人がいるか」と聞かれれば
「一人もいない」と答え、治安の良さを強調するよう命じている。
巡見使への食事も規定では一汁一菜になっていたが、
タイの刺し身などをつけるよう求めた。接待漬けで厳しい
査察を逃れようとの意図がありありだ。
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▼問題は年貢取り立てのさいの「升」だった。
藩は幕府の統一基準より大きな升を使い、不正に多くの
年貢を納めさせていたらしい。それだけにこれは文書に
残すとまずいと思ったのか「別途、面談する」と答えている。
口頭で口裏合わせをしたと考えられる。
▼結果がどうなったかは分からない。しかし恐らくそうした
「事前調整」の成果でさほど厳しい事にはならなかったのだろう。
何年か前、会計検査院の係官が地方で過剰な接待を受け
問題となった。「官」が「官」をチェックすることの難しさは
今も昔も同じのようだ。
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▼江戸時代の庶民たちも、そんな査察の限界はとっくに
分かっていたに違いない。だから天下の副将軍が身分を隠して
全国を行脚、不正をあばく物語を生んだのだろう。現代人に
「水戸黄門」人気が衰えないのも分かるような気がする。(転記)
どうです。お酒で言えば辛口。何か読者で思い当たる節の
ある人は襟を正さなければと思わせる文章ですよね。
このひとつ前のコラムは、餃子の件だったけどこれも凄い。
このコラム、毎日ひとりで書いているらしいんだけど
全ての分野に精通している人って、やっぱりいるんだね。
そして、コラムを通して社会正義を目指してるんだ。
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まっちゃんも、これくらいの文章書けたら今頃
コラムニストになってたかも知れないね。
しかし到底無理だね。ブログでも難儀してるんだから。
今日は節分です。夜は皆さん、豆まきいたしましょう。
「鬼は外~」って。まっちゃんも勿論いたしますよ。
「社会悪の鬼よ!!消えて無くなれ~」って。
【節分の日。早朝の我が家のピラカンサ。まだまだ元気です】