【青春の門の第1部から7部。8部「風雲篇」の単行本化を待つ。】
誰もが1度は通りすぎる、そしてただ1度しか
通ることの許されない青春の門。
熱い血のたぎる筑豊の地に生を享けた伊吹信介。
目覚めゆく少年の愛と性、そして人生の希望と旅立ち…。
ひたむきな青春の遍歴を雄大な構想で描き、
世代を超えて読みつがれる不滅の大河ロマン「青春の門」。
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私、まっちゃんが、この「青春の門」筑豊編を読んだのは
もちろん大昔のこと。大流行の風疹に罹り仕事を休んでいた。
からだが少し楽になったので、少し前に買い求めていた
この物語の文庫本を手にした。
あっと言う間に「筑豊篇、上・下巻」を読んでしまった。
というより、まっちゃんはすっかり伊吹信介になっていた。
この後はどう展開するの?まっちゃん信介は勝手に
次のストーリーを頭の中で描いていた。
本は単行本が出版されて、その後、文庫本が出版される。
「自立篇」位までは、その頃発売されていた記憶がある。
だから、まっちゃんの毎日は、信介の世界であった。
楽しい時、苦しい時、まっちゃんの心に信介がいた。
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「放浪篇」、「堕落篇」、「望郷篇」、「再起篇」、「挑戦篇」
単行本が発売されるや書店に走った。即、読破。
人生。楽しいことより苦しいことが多い。それでも人は
それぞれの門をくぐって生きて行く。
まっちゃんがこのシリーズで学んだ人生訓である。
しかし、「挑戦篇」が平成5年発売。続く「風雲篇」は
何故か発売されていない。元々この物語は「週刊現代」に
連載されていたそうで「風雲篇」も
その中では、それも平成5年に完結していると聞いた。
まっちゃんは、もう遥かに信介の年齢を越えている。
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読みたいな。だって昔、五木先生が出演したテレビで、
「青春の門は、私のライフワーク」と語ってましたよ。
この物語は2社で映画化され、更にテレビドラマにもなった。
2005年テレビドラマになった時、五木先生はこう語っている。
「戦後半世紀が過ぎ、豊かさと平和のなかで、
人びとは何かに餓えているかのように見える。
その心の裂け目から『青春の門』が、
いま再び呼ばれているのかもしれない」と。
『織江の唄』 作詞*五木寛之/作曲*山崎ハコ
遠賀川 土手の向こうにボタ山の
三つ並んで 見えとらす
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたに 逢いとうて
カラス峠ば 越えて来た
そやけん 逢うてくれんね 信介しゃん
すぐに田川に 帰るけん
織江も大人に なりました ♪♪
月見草 いいえそげんな花じゃなか
あれはセイタカアワダチ草
信ちゃん 信介しゃん
うちは一人に なりました
明日は 小倉の夜の蝶
そやけん 抱いてくれんね 信介しゃん
どうせ汚れて しまうけん
織江も大人に なりました ♪♪
香春岳 バスの窓から中学の
屋根も涙でぼやけとる
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたが 好きやった
ばってんお金にゃ 勝てへんもん
そやけん 手紙くれんね 信介しゃん
いつかどこかで 逢えるけん
織江も大人に なりました ♪♪
『織江の唄』 。 T映画版のテーマソングだ。この唄を聴くと
人として大切なものは何かを想い起こさせてくれる
ような気がするんだ。下↓をクリックして聴いてね。
山崎ハコ 織江の唄
【初恋は美しい、しかし実ることは少ない。園芸店の初恋草。】
※まっちゃん、九州の血が半分。ばってん思い入れあるとかな。