【↑世界遺産のある天野の里。先輩宅にもお届け致しました。】
「あんぽ柿」は天然の甘さを引き出した自然のお菓子だ。
原材料は柿のみ。平核無柿(ひらたねなしがき)は、種がなく、
果肉が柔らかいので、干し柿に最適の品種なのである。
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【我が家も3年前から自家製「あんぽ柿」に挑戦しているのです。】
※理由は我が妻の母の突然の逝去により頂けなくなったから。
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江戸時代、皮を剥いた柿を縄にさげ、天日(太陽の光)にあて、
乾燥させたものを“天干柿(あまほしがき)”と呼んでいた。
それが明治に入って“天干柿(あまぼしがき)”が訛り、
やがて“あんぽ柿”と呼ばれるようになったといわれている。
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通常あんぽ柿の製造には製品劣化防止の為、
硫黄の煙をくぐらせる。我が町には「あんぽ柿」を作る専門の
組合法人も存在する。しかし原材料の柿は二束三文でしか
買ってもらえないのである。商売にしないのなら自家製に挑戦。
ご近所さんに喜んでいただこうと作り始めたのである。
自家製だから硫黄の煙も使わなくて済むのである。
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柔らかさ、甘さを引き出すため、柿以外の添加物は未使用。
まろやかでとろけるような甘さの天然自然菓子、あんぽ柿。
風通しの良い場所で干す。直射日光が当たりすぎると、
黒く変色しやすいので陰干しの方が良いのであるが。
黒く変色してしまっても、見た目は悪いが味は変わらない。
ただし、雨はかからないようにするのが一番のコツである。
柿をさわって全体がふっくら、ほたほたになければ完成である。
日本一の柿の生産量を誇る和歌山県北部の紀ノ川流域は、
昼夜間の寒暖の差も大きく、”あんぽ柿”作りに最適な地域だ。
我が家での製造方法は、一つづつ丁寧に柿の皮をむき、
天日で仕上げる。干し柿とは違い、約50%の水分を残して
やわらかく仕上げる為、約15日間の天日干し。
口当たりの滑らかな、柔らかいあんぽ柿が出来上がるのだ。
しかし自家製のこと。残念なことだがカビが生える柿もできる。
半分くらい完成すれば、自家製なら成功なのであります。
《雨が続けば全滅の時もあるのです。自家製の所以。》
物々交換友達に喜んでもらえたら最高の幸せだ。
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【自家製の「あんぽ柿」。見た目は悪いが、味は保証いたします。】