【食べて、飲んで自給率向上に貢献!!。提灯とどんな関係?】
仕事帰りにちょっと一杯、といえば「赤提灯」だが、最近、
「緑色の提灯」を掲げる飲食店が全国で急増しているらしい。
今年初めには全国で100軒にも満たなかったが、すでに
この12月初旬に1,600軒を突破した勢いだという。
緑提灯は新しいチェーン店ではない。
地場や国産の食材を積極的に提供する店であることを
自主的にアピールするボランティア運動なのだ。
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この運動が始まったのは2005年。
当時、北海道農業研究センターの所長を務めていた
Mさんの発案だということだ。彼が北海道で居酒屋に
入ったとき、地元の食材があまり使われていないことに
気づいたらしい。40%以下にまで落ちている日本の
食料自給率を向上させるためのささやかな試みとして
食材の半分以上に地場や国産品を使っている店を
目に見える形で示そうと、緑提灯を発案したんだそうだ。
緑提灯を掲げる店の形態は居酒屋やレストランのほかに
直売所などもあり、業種業態は問わないのだという。
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この活動の目的とするところは、緑提灯を掲げることで
常連客増加、お店の売り上げ増加、地場や国産品の需要増。
その結果、生産者も元気になり自給率の向上という点だ。
提灯の緑は「農産物」や「安全」をシンボライズしている。
提灯には「地場産品応援の店」と書かれ、その横には
地場・国産品をカロリーベースで、
50%以上使っていれば星1個★。
60%以上ならば星2個★★。
という風に10%ごとに
★の数が増えていくという。
90%以上で星5個★★★★★
となる訳だ。
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ただし、星の数は店主の自己申告である。
偽装表示が問題になっている昨今、緑提灯には
『正直を重ねて、信用を得る』という信条があるのだ。
ただし、著しく星の数を誤魔化した場合は
「反省と書いた鉢巻を締める」、「頭を丸める」などの罰が
ある様だが、それ以前にその店はお客に見放され、
鉢巻を締める前に、店を閉めるだろうね。
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「赤提灯」と「緑提灯」の店が並んでいたら
ためらわずに「緑提灯」の店に入ろう。
これも、誰もが気軽に食料自給率の向上に
貢献できる運動のひとつなんだよね。
久々にお酒の歌でも聴きましょうかね。下↓をクリック。
【残念ながら我がご近所では、まだお目にかかっていません。】
【緑提灯を見つけたら、もう帰るとは言わないでおこう。】