このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
「年度末は出会いと別れの季節でもある。当法人は今年度末から来年度初めにかけて、10名が退職し、15名が入職する。なんだか計算が合わないね。今年度は大詰めに来てバタバタと採れた。別れる方々に対しては、新天地でお元気でと、出会う方々には、期待に沿うような法人運営を心がけます、と声を掛けよう。
先日、最初のホームを開設した際にとてもお世話になった方が亡くなった。その方には、『井浦くん、(認知症高齢者)グループホームが始まったら、365日24時間営業だよ』と言われたが、まさにそのとおりだったし、今もそうだ。社会福祉法人を創設する際に理事職をお願いしにお宅を訪ねたところ、少し前から入院中でちょうど今日、退院してくるとご家族様に言われ、依頼を断念した。あの頃からすでに体調を崩されていたのかもしれない。思いがけず僕が訪ねてきたことに喜んでいた、と後から人づてに聞いた。
昨日は意外な方から定年退職に際しての挨拶の電話をもらった。ミス・エイスワンダーの元上司、つまり僕の一人前の上司だ。それがどうにも気に入らなくて、ことあるごとにもめていたのだけれど、大震災の3日後だったか、廃墟の中でお互いリュックを背負ったよれよれの格好でばったり会って、それを機に許せた。今の心境?最終決戦に勝利したというよりは、張り合う『元カレ』がいなくなってちょっとだけ寂しいかな。
僕より背が高い、メイン行の担当者も転勤だと報告にいらした。次は岩泉支店だとのことで、あちらは大きな災害に見舞われたので復興特需に沸いているかもしれませんね、ぜひそこにビジネスチャンスを見出し、このけせもい市で培ったノウハウを活かしてください、とはなむけの言葉を贈った。」