集英社漫画文庫で、村上もとか著『JIN~仁~』第3巻を読みました。本巻は、団子茶屋の看板娘の茜の頚部火傷を植皮手術で治療するが、西洋医学所内で南方仁医師の医術に反発する一派による妨害事件に始まります(「進の章」)。
続いて「浸の章」では、歌舞伎界の人気立女形、澤村田之助の子を妊り、怪しい中絶手術がもとで敗血症となった遊女を救う話。吉原遊廓のもう一つの負の側面が描かれます。
「辰の章」では、南方先生に惚れた花魁・野風が、色仕掛けで仁先生を落とそうと思ったら、朴念仁の仁先生は、火消しの新門辰五郎親分との約束で火災現場に急行し、野風さんは置いてけぼりをくいます。辰五郎の弟分の千吉が気道熱傷で担ぎ込まれ、気管切開手術を行います。火消しの意地と医者の意地がぶつかって、後に相互理解と信頼に変わるお話です。
本巻最後の「身の章」は、野風の身請け話と乳ガン診察にまつわる物語。重要なチームメンバーとなる佐分利医師の命を救いますが、野風の乳ガンはどうなるのか、気を持たせて「次巻に続く」なんて、昔の連続ドラマみたいな編集手法ですね。
この巻も、テレビではほぼ忠実に描かれておりました。「野風=美紀そっくり」設定を除けば、ほぼそのままと言っても良いでしょう。なるほど、テレビドラマ化に際しての、脚本の苦労がしのばれます。
続いて「浸の章」では、歌舞伎界の人気立女形、澤村田之助の子を妊り、怪しい中絶手術がもとで敗血症となった遊女を救う話。吉原遊廓のもう一つの負の側面が描かれます。
「辰の章」では、南方先生に惚れた花魁・野風が、色仕掛けで仁先生を落とそうと思ったら、朴念仁の仁先生は、火消しの新門辰五郎親分との約束で火災現場に急行し、野風さんは置いてけぼりをくいます。辰五郎の弟分の千吉が気道熱傷で担ぎ込まれ、気管切開手術を行います。火消しの意地と医者の意地がぶつかって、後に相互理解と信頼に変わるお話です。
本巻最後の「身の章」は、野風の身請け話と乳ガン診察にまつわる物語。重要なチームメンバーとなる佐分利医師の命を救いますが、野風の乳ガンはどうなるのか、気を持たせて「次巻に続く」なんて、昔の連続ドラマみたいな編集手法ですね。
この巻も、テレビではほぼ忠実に描かれておりました。「野風=美紀そっくり」設定を除けば、ほぼそのままと言っても良いでしょう。なるほど、テレビドラマ化に際しての、脚本の苦労がしのばれます。