サトイモの収穫を終えて、やれやれとひと安心したところでCD棚から取り出したのは、モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」です。演奏は、ジャン・ピエール・ランパル(Fl)とマリエル・ノールマン(Harp)、ランパル自身の指揮でイギリス室内管弦楽団による1987年のエラート盤(R25E-1003)ですが、残念ながら録音に関するデータはどこにも記載がありません。
まあ、労働の後のほっとした気分で聴いているときに、演奏や録音について細かく言及する気分にはなれませんので、このギャラントな音楽に心地良く身を委ねるのがよろしいでしょう(^o^)/
添付のリーフレットには、1778年、母と共にパリに出てきたモーツァルトが、かつては神童としてちやほやされたにもかかわらず、その時は無名の若手音楽家として扱われ、生活していくためには機会をとらえて依頼を受けていくしかなかったとあります。そのため、フルートの達者なド・ギーヌ公爵とハープが得意な娘のために、娘の結婚式に父娘で仲良く演奏するために作曲されたのだそうです。うーむ、なるほど。それでこの祝典的な気分の音楽になっているわけか。
第1楽章:アレグロ、ハ長調、4/4拍子。ハープを伴いトゥッティで奏される主題の軽やかさ、優美さに参っているところへ快活にフルートが登場、ハープが色どりを添え、ともに聴かせてくれます。実にカッコイイです。お父さんの公爵はさぞや気分が良かったことでしょう(^o^)/
第2楽章:アンダンティーノ、ヘ長調、3/4拍子。ここもまた実に典雅な音楽です。娘の結婚式なのにパパがやけに目立ってしまっているみたいですが、まあ、公爵ですから(^o^)/
第3楽章:ロンド、アレグロ、ハ長調、2/2拍子。リズミカルで華麗なフィナーレです。結婚式の前に、オーケストラとの練習に際し、父と娘は上手に合わせられたのでしょうか。貴族ですから、小市民的な親子関係の感傷はごく少なかったでしょうが、ちょっとした転調の際に、多少は感情の揺れがあったのかもしれない、などと想像してしまいます(^o^)/
しかしランパルのフルートは天衣無縫、屈託なく見事なものです。ハープのノールマンは、リリー・ラスキーヌのお弟子さんみたい。
参考までに、演奏データを示します。
■ランパル(Fl)、マリエル・ノールマン(Hrp)、イギリス室内管
I=10'18" II=9'27" III=9'48" total=29'33"
ずっと前に、この曲を取り上げていました(*1)。このときも、雪下ろしをした後に雪を片付ける作業で大汗かいたはず。どうも肉体労働の後にこの曲を聴きたくなるみたい(^o^)/
(*1):モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」を聴く〜「電網郊外散歩道」2005年12月
まあ、労働の後のほっとした気分で聴いているときに、演奏や録音について細かく言及する気分にはなれませんので、このギャラントな音楽に心地良く身を委ねるのがよろしいでしょう(^o^)/
添付のリーフレットには、1778年、母と共にパリに出てきたモーツァルトが、かつては神童としてちやほやされたにもかかわらず、その時は無名の若手音楽家として扱われ、生活していくためには機会をとらえて依頼を受けていくしかなかったとあります。そのため、フルートの達者なド・ギーヌ公爵とハープが得意な娘のために、娘の結婚式に父娘で仲良く演奏するために作曲されたのだそうです。うーむ、なるほど。それでこの祝典的な気分の音楽になっているわけか。
第1楽章:アレグロ、ハ長調、4/4拍子。ハープを伴いトゥッティで奏される主題の軽やかさ、優美さに参っているところへ快活にフルートが登場、ハープが色どりを添え、ともに聴かせてくれます。実にカッコイイです。お父さんの公爵はさぞや気分が良かったことでしょう(^o^)/
第2楽章:アンダンティーノ、ヘ長調、3/4拍子。ここもまた実に典雅な音楽です。娘の結婚式なのにパパがやけに目立ってしまっているみたいですが、まあ、公爵ですから(^o^)/
第3楽章:ロンド、アレグロ、ハ長調、2/2拍子。リズミカルで華麗なフィナーレです。結婚式の前に、オーケストラとの練習に際し、父と娘は上手に合わせられたのでしょうか。貴族ですから、小市民的な親子関係の感傷はごく少なかったでしょうが、ちょっとした転調の際に、多少は感情の揺れがあったのかもしれない、などと想像してしまいます(^o^)/
しかしランパルのフルートは天衣無縫、屈託なく見事なものです。ハープのノールマンは、リリー・ラスキーヌのお弟子さんみたい。
参考までに、演奏データを示します。
■ランパル(Fl)、マリエル・ノールマン(Hrp)、イギリス室内管
I=10'18" II=9'27" III=9'48" total=29'33"
ずっと前に、この曲を取り上げていました(*1)。このときも、雪下ろしをした後に雪を片付ける作業で大汗かいたはず。どうも肉体労働の後にこの曲を聴きたくなるみたい(^o^)/
(*1):モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」を聴く〜「電網郊外散歩道」2005年12月
収録されていたのは1972.3.30東京文化会館でのライブ録音だった。50年くらい経つ代物でした。
明るく軽やかに、そして爽やかに晩秋のひと時オープンがゆっくり廻るのを観ながら聴くのは至福の時間と相成りました。
好い機会を頂きとっても嬉しく思っております。
この時の演奏では、ご主人のハインツ・ホリガーさんが指揮をされておられます。
余談ですが、オープンリールの裏面には1971.5.14のベルリンフィルコンサートのライブが入っていました。(一部の曲は別のテープですが)
これを聴くと、演奏曲順が通常とはチョッと違っていて大変新鮮に感じました。
一般的には、序曲、協奏曲or管弦楽曲、交響曲というのが多いのに対して、ベートーベンの第六番「田園」でいきなり始まり、休憩後がモーツアルトの28番の交響曲、最後がストラビンスキー/舞踊組曲「火の鳥」というものでした。いずれの演奏も端正できりっと引締まった素晴らしいものでした。
そこで、モーツアルト/fl・hpのための協奏曲とベルリンフィルコンサートをすべてCDRに落とし込みました。
秋の夜長にじっくりと味わおうと思っています。
1971年の5月14日というと金曜日ですので、おそらくはこの海外の音楽祭を特集した際のものではないでしょうか。
貴重な録音、CD-Rにしておけば安心ですね。
①1971.5.14はベルリンフィルハーモニーザールでの公演日です。fm放送日は1971.10.10でした。
②この日の指揮者はカール・ベーム、オケはBPOです。
■「海外の音楽」は1969年から1974年までエアーチェックしているようです。その後も録音したかも知れないが、ノートの記載が音楽祭や○○芸術週間等と記されているので?
■「海外の音楽」で衝撃を受けたベスト3
①1969.12.14放送 ベートーベン/エグモント序曲(1969.8.24ザルツグルグ音楽祭、ジョージ・セル指揮VPO)その後、orfeoから正規盤CDが出た。
②1971.11.14放送 チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第一番(1971.6.4ウイーン芸術週間、アルゲリッチ、シャルル・デュトア指揮、VSO)
③1972.2.23放送 マーラー交響曲第五番(1971.9.15ベルリン芸術週間 ハイティンク指揮BPO)
この3曲については、これ以上の感動感激の演奏にお目に掛かったことがない。
fmファンを愛読、現在も保有されているのかも?と思い、ついつい駄弁となり失礼しました。
「衝撃のベスト3」、いずれも納得です。セルとウィーンフィルの「エグモント」序曲は、さもありなんと思います。ピラール・ローレンがーが歌い、ヴッソウが語りを入れた劇音楽「エグモント」Op.84全曲録音のLP(後にCD化)がデッカにありましたが、1969年の12月ですので、おそらくこのときのものでしょう。いずれも貴重な録音ですね。
FM-fan誌は、若い頃に全部保存していましたが、子どもが大きくなる時に処分するはめになりました。何冊か、代表的なものを残しています。1971年のものはNo.20、9/27〜10/10の号です。