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【なるせ音楽教室】

夏のピアノ特別猛特訓!? その2

2016-08-15 | ♪いつものレッスン風景
 
こうへい君の夏のピアノ特猛特訓!?の続きです
 
部活も塾もない日に、3時間レッスンをするから 来て!に
 
12日の午後にしました。
 
3時間続けてピアノの前に座るなんて 彼にとって前代未聞。
 
 
どんな顔をしてくるのかと思いきや いつもの顔でした(笑)
 
夏休み前にもらった4ページの楽譜ですが
 
まだ最後まで譜読みができていない状態。
 
 
まずは 譜読みのお付き合い。
 
私がいうことは、 間違った音を指摘して
 
何度も 何度も 「そこをもう1回弾いて!」
 
まだ それしか言えない。
 
 
数をこなさないと 見えてこない。
 
 
何度も 「そこをもう1回弾いて!」ばかりだと
 
だんだん、情けなくなってくるのですが、
 
そのそぶりも見せず、かといって 食いついてくる風でもなく
 
坦々と弾くこと1時間。
 
 
 
彼は、発表会やおさらい会のピアノソロ曲は自分なりに仕上げて
 
おさらい会では楽譜を見てもよいので 当然楽譜を見て弾くと思っていたのに
 
いきなり当日に暗譜で弾くという。 
 
親も先生もびっくり! なんてことをやらかします。
 
 
でも ピアノソロと、合唱伴奏は違うのです。
 
自分流に覚えて弾いてしまってはいけない。独りよがりではいけない。
 
他のパートを聞いて(合唱の場合は歌)あわせる。
 
あわせるというより、うまく歌をピアノに乗せる気持ちがほしい。
 
 
イントロは間違ってはいけない。
 
間違っても止まってはいけない。
 
時間の流れを大切に。
 
 
その前に まだまだ 練習量が足りないから つっかえ弾きになっている。
 
 
「先生になんて注意された?」のお母さんの問いに
 
「いろいろ」
 
そうだろうな それしか答えられないと思う(笑)
 
 
 
1時間45分を過ぎた頃
 
彼は何も言わないけれど さすがにペースが落ちてきて
 
そろそろ 煮詰まってきた。
 
 
そこで 気分転換に、庭に打ち水をしてもらうことに。
 
地下水をポンプで汲みあげています。
 
「地中深くから汲みあげる水は、夏は冷たくて、冬はあたたかい な~ぜだ?」
 
理科クイズをしながら水遣りです。
 
 
 
笹のかげで、手元やホースが見えないから
 
「大きな 小便小僧にみえるけど」に
 
彼ははまったのか・・・その割には声も出さずに 何度も含み笑いする。
 
私も一緒に たんぽぽルームとさくらルームの前のグリーンカーテンに水遣り。
 
 
そのあと ジュースをのんで
 
あと1時間強をまたピアノに向かう。
 
 
3時間までに15分を残したあたりで
 
パタッと手がとまる。
 
もう弾けないとか、しんどいとか、そんな事は言わずに手だけが動かなくなる。
 
 
こりゃだめだ。 夏の猛特訓は2時間45分で終了。
 
 
 
 
クラスの常連ピアノ女子にまだ対抗できるだけにはなってないよ~
 
家での練習がいかに大事か言ったけれど
 
どこまで実行してくれるか・・・・。
 
 
まだまだ 暑い夏は続きます。
 
学校の他の宿題もしてしまったら 猛特訓再開するからね。
 
 
オーディション、やるだけのことをやって臨まないとね。
 
しかし 彼の胸中に「後悔」って言葉があるのかどうか わからないのですよ。
 
 
でも もう7年のお付き合いです。
 
あの含み笑いの連続が 教室でのこうへい君流、大笑いだってことくらいはわかるわよ。