黒猫ジジィの毎日にゃん!教室のみなさんとジジィを紹介   

2017.12より猫ブログになりました
姫路市飾磨区、飾磨駅北口より徒歩2分
【なるせ音楽教室】

お手玉効果 3  内々で売ってます

2017-06-14 | レッスンのすすめ方

 

さてさて、 指先の意識をつける、リズムを合わせる、脱力、

いろんな効果が実感できるのです。

実際 私も使ってみたら

昔、ダンベル体操なるものが流行って 手に持って負荷をかけて体操してしましたが

この お手玉なら500グラム位のを作って持ったらよいかも。

落としても怪我をしないし。

私自身も使い傷みと加齢現象で 親指の付け根が痛いのと

肩こりがすこし癒されています。

 

量産態勢に入ったものの

(と いっても 昔ながらの足ふみミシンと仕上げは手縫い)

皆さんに本当は差し上げたいのですが

時間も材料費もかかります。

もらったものより、買ったほうが使うのは人間の心理にありますし、

教室で売ってます。 実費+すこし手間賃を頂きます。

まずは 教室で使ってみて 必要だな~

それに家で作るのはちょっと・・・と思われる方 お尋ね下さい。

 

ネットで調べれば作り方が詳しくありますよ。

私もそれをみて作りました。

 月末の発表会が済んだら また作ります。

そうだ ミシンの置いてある部屋は暑いのだった~。


お手玉効果 2  実際に使ってみて

2017-06-14 | レッスンのすすめ方

力を入れることは出来ても

さて、力を抜くってとどうすればいいの?

肩も腕も指も力んでしまって 思うように弾けない。

リズムのタイミングがうまく合わせられない。

 

教室で導入期に使っている 「プレピアノランド」のメソッドでも

脱力や腕の使い方などが 子どもにもわかりやすく

体験しながら学べるようになっていますが

これに お手玉を加えたらもっと良い刺激になりそうです。

 

実際に、レッスンにてまずは ポンポンと手のひらの上で少し放り上げてキャッチしてもらう動作を

みんなにやってもらった。

4歳の孫は単にまだ投げる動作など未経験だから なんとも可愛く下手なんですが

1年生でもキャッチできない子が結構いました。

放り上げるときに力が入り まっすぐ上にあげられない。

キャッチのときに指が曲がらず つかめない。お手玉がこぼれ落ちる。

「えっ? そうなの?」出来ないのね(ちょっぴり危機感)

ありゃりゃ~ 楽しみながらできるから

試作品を貸し出しして とりあえず遊んで下さいと渡したら

1週間後 効果がありました。 お手玉のキャッチもうまくなったのですが

やたら力がはいって 弾きにくそうにしていた子が、かなり 楽に弾きました。

力を抜くことを体感、教えることはなかなか難しいのですよ。

理屈抜きで遊んでもらうだけですごい効果が。

それと 今レッスンしている曲を、歌がある場合は歌いながら

ない場合はメロディを口ずさみながら

またはミュージックデータにあわせながら

お手玉を脇を楽にして右 左に投げるだけでも リズムののりがよくなりました。

これからは みなさんに使っていただいて いろいろ試してみたいです。

 

すでに いろんな先生のホームページやブログでも紹介されていますが

まずは 使ってみて下さい。

 

ちなみに 部活でバスケットや器械体操をしている生徒さんに渡すと

ビシッ!と決まりすぎまして(汗)

あらあら 力を抜いてみてね~。

 

ベースの有川先生にもやってもらうと

「これはいい!」

アンサンブルのリズムの根底を担う ベースさん。

高校生から かっこいいだけで(失礼)はじめた人は

四分音符を正確に刻むことが出来ないことがあるそう。

そう意味においては、小さいころから ピアノを通じて

音読み、リズム、音感などなど 知らずうちに身に着けていることが

どれだけ 音楽を楽しむのに役立っているかひしひし感じます。

 

ベースのレッスンにも使える!との事。

 

昔ながらのお手玉、すごいです。


お手玉効果 1 試作&試技

2017-06-14 | レッスンのすすめ方

 

いま お手玉つくりにはまっています。

作ることもそうですが使うことも。

 

レッスンでは、お箸の持ち方も鉛筆の持ち方も

すべてピアノを弾くことにつながっていますから、

鉛筆を正しくもって 適度な筆圧でかけるように

お箸を正しくもって いろんものがつまめるように

ご家庭でも気をつけてくださいと 常に言っていることなのですが

毎日の事がなかなか直せないものなんです。

 

先月、カワイの姫路ショップで開催された 二本柳先生のセミナーでの一言

「この お手玉1080円を 生徒の皆さんに買っていただくのに最初は

躊躇していましたが、絶対に効果がでるので 自身をもってお勧めします」

このような内容でした。

バスティン協会のホームページから購入できます。

私も早速、カワイさんを通して買ってみました。

なるほど 中にとうもろこしが入っていて 適度な重さと手触り。

バスティン協会のホームページからのお手玉も良かったのですが

ちょっと そっけないので

同じ重さで 手作りをしました。

中身は手芸屋さんですぐに手に入る ぬいぐるみの中に入れるような

ペレット。

よく中身は何ですかと聞かれるので

こんな プラスティックの粒つぶです。

これなら、お手玉が手垢で汚れてもそのまま洗って干せる。

とうもろこしだと、洗うとふやける?

一旦取り出してから洗うことになる。

洗うことまで考えなくても良いのかな。

でも 推奨の250グラムにあわせても

とうもろこしとペレットでは質感、重みの感じ方が異なる。

これってどうかなと思いつつ

ペレットを12キロも買って 量産態勢に入っています。

布は音楽柄を 常にストックで持っていますので。

(ミシンで内職の日々か・・・・)

まずは 試作品を作って 早速孫と娘に遊んでもらう。

なかなか いい感じ。

どんな 感じかは次の記事で。

 

250グラムのお手玉だけでは

4歳の下の孫にはつかめないので

体格、手の大きさに合わせて

200グラム、150グラムも試作しました。


スケールとアルペジオ、カデンツを弾こう

2014-08-07 | レッスンのすすめ方

 

レッスンの教本をすすめていくと

当然 ハ長調ばかりではなく、

なんとなく 恐る恐る、息をひそめながら

こんなのあるんだよ、知ってるかい?と

シャープが一個の曲が出てきて ♭が一個の曲がでてきて

しばらくすると、それぞれ2個ずつの曲がでてくる。

 

黒い鍵盤はかっこいい

1個2個のうちは、「こことここが半音上がるのよ、

黒い鍵盤を弾くのよ、かっこいいね」と臨時記号扱いでレッスンは出来ても

(半音あがって黒い鍵盤というのも考え物。白い鍵盤の場合もあるのだから)

さすがに3個になると、調性を勉強しなきゃその曲の特長や面白いところがわからない。

わからないととても残念。

 

シャープが気にならない症候群

「臨時記号が出てきたら同じ小節内はシャープやフラットは効き目があるのよ」と何度言っても

丁寧に2回目はシャープをしない。ナチュラルで。

また、曲の最初に調子記号が書いてあって、注意したにもかかわらず

シャープを抜かしてしまう。

「たとえ、調子記号が書いていなくても、もう何度もト長調の曲をしてきたら

シャープを弾かないとなんとなく気持ち悪いと感じない?」

「???・・・」

 処方箋は?

こんな症状がでると

先生は、やっぱりちゃんとスケールの勉強をしようかと

このような本を出してきます。

症状や目的、年齢、パッと見の好み?でどれをするか決まるのですが。

 

なんでこの世はハ長調だけでないの?

質問されたことがありました。

全ての曲をハ長調に移調することは出来ても 

つまんないでしょ。いつも同じ味のおかずばかり食べているのよ。

調がかわると同じ曲でも味付けが変わって新鮮になる。

ハ長調だけなら 黒い鍵盤いらないじゃない。

 

いろんな調性を感じる作戦

5指で弾けそうな ちょうちょうや、かえるの合唱を

さすがにこの曲なら先生も即座に、全調で弾けます(笑)

「ほら 同じ曲でも 弾く場所で感じがちがうでしょ?」

 

ハ長調も明るくて素敵だけれど

ハ長調=C調にかけて

「C調な人」とは 明るくて調子良い人、悪く言えば軽薄な人・・なんて言葉が

昔はミュージシャンの仲間ではやっていたのよ。

「C調言葉にご用心」これを例えに言うと古すぎて

私に近い年代の保護者しかわからない(笑)1979年のサザンオールスターズですものね。

 

話が脱線・・

 

全部の調で、ちょうちょうを弾きながら

ほら、たくさんいろんな「ちょうちょう」が飛んでいるでしょ。

ドから始めて、半音ずつあがって1オクターブ上のド行くまでに

12種類、それにちょっと「暗いちょうちょう」(短調)もあわせると

もう12種類。

短調になると 「ちょっと調子の悪いちょうちょう」とか「瀕死のちょうちょう」とか

わかりやすいけれど。

 

なんとなくわかった子から

ちょっと違いのわかった子から

いざ! スケールの勉強に入るのです。

必要性を感じて納得しないと スケールは退屈。

時には修行に感じられるかも。

 

かつての大昔の私も退屈でした。

ハノンを持たされ、順番にやっていたら4年生で39番(スケール)に到達。

39番まではやっつけ仕事で出来ても、39番からは面白くない日々でした。

(先生は私の指使いを見て見ぬフリをして すすめていきました)

しかしそれから、先生を変わって5年生でまた39番。(ここでなんとか弾けました)

またまた先生を変わって中学生でまた39番。(ここで 暗譜。ボツボツ必要性を感じました)

で、また先生を変わって高校生でも39番。(さすがにこのときはテンポ120で)

そして大学に入ったら いきなり初回のレッスンで

教授がスケールとアルペジオを弾きなさいでしたから。(試されたのかも ちょっと弾けば

どれくらいのレベルかわかるから)

 

何人、先生を変わったの?じゃなくて

先生が変わっても 基本はスケール。

 

強引に言えば

どの曲も、スケール(音階)で続けて弾いて

アルペジオ(分散和音)で飛び飛びに弾いて

カデンツ(和音)で音を重ねて弾いて、

その要素でできているのですから。

 

ピアノ以外でもやってます

スケールなんか嫌い!といってる中学生でも

吹奏楽部ではロングトーンのほか、スケールも吹いているはず。

合唱部では 半音ずつ音を上げ下げしながら発声練習しているはず。

やっているんだよな。 やはり基本。

 

 

だから小学生からがんばろう!


ねこふんじゃった修了証書

2014-03-06 | レッスンのすすめ方

ねこふんじゃったを弾きたくなるお年頃があります。

レッスンでも家でもとにかくまず最初は「ねこふんじゃった」

その昔、半年ぐらい延々と弾き続ける男の子がおりまして、

その子のために「もう弾かなくていいよ」と作った

ねこふんじゃった修了証。


今は、弾きたくなったのなら、短期間に

お友だちに教えてあげられるくらい上手になろうと目指すための修了証。


自分勝手に弾くのは誰でもできそうですが

ポイントは「お友だちに教えてあげるられるくらい」です。

よく友だちからの聞き伝えでまねして弾いたけれど

なにか違う???ようなあやしいネコもちらほら出没。


正しく楽しい情報発信源になってほしいですね。


なおちゃんは「ねこふんじゃった修了証」をもらえました。

お友だちにも教えてあげてね。


弾きたい気持ちを、大切に。

この修了証には、ねこふんじゃたを頑張ったことを称えるとともに

「これからは いままでのように(ねこふんじゃったを頑張った時のように)

他の曲もがんばってください」と付け加えてあります(笑)

気長に待ってください、必要な期間ですから

2014-02-15 | レッスンのすすめ方

保育園でも音楽会は好きだし、保育園の先生が弾くピアノも気になるし、
僕も、やってみたい。

そんな思いをつなぐためお母さんにつれられて教室へ。

体験レッスンでは、ピアノはあるし、先生もまあまあ安全人物(笑)みたいだし
なんとなくはじめてみたものの・・・

さて僕はどんな風にレッスンを受けたらいいんだ!
僕は何をしたいんだ!
先生の言うことはわかっているつもりなんだけど・・・・。



教室での振る舞いがわからない、位置がわからない
悩み多き?ちびっ子がけっこういます。


男の子でしたら、
落ちつかない。


女の子でしたら
妙に醒めてる。


そんな時は、先生は音楽で働きかけながら、待つしかありません。
入会時に半年から1年待ってください。
必要な準備期間ですとお伝えします。


その半年は、導入教材も様々ありますがその導入教材に入る前の段階です。





「やっとピアノの前に座るようになりましたね」


いつも静かに後ろで見守ってくださった、ひゅうま君のお父さん。



やはり、半年かかりましたね。 必要な準備期間でした。


なんでも継続です。


親御さんと、先生と二人三脚で見守っていきましょう。








伝説の男

2013-09-07 | レッスンのすすめ方

長く音楽教室をしていると

伝説の人物が現れる。

 

伝説になるには、皆さんにその伝説ぶりを記憶してもらわなければならない。

 

そうそう いたいた そんな人。

 

今回は伝説予備軍の話。

 

なかなかピアノに座ろうとしない男の子。年中さん。

もっぱら、ピアノのペダルを3本いろいろ踏んでみて楽しんでいる。

 

「どどどどどーなつ」1年弾いていた子の話をしたら

「たぶん うちの子も教室の伝説になりそうやね」と

おおらかに見守ってくださるお母さん。

先生としては助かりますわ。

 

わがままではないのです。

言うことを聞かないのじゃないのです。

 

好きなことを徹底して楽しそうにやっているからいいのですよ。

 

急がず 待つことも大事です。

ゆっくり、長く咲く花を咲かせましょう。


最初から弾きた~い

2012-12-07 | レッスンのすすめ方

ピアノの導入教材に「ピアノランド」を使うことが多い。

他にも何種類か使っていますが、

どうも ピアノランドを使っている時に起こる現象があります。

それは1の本に限られますが、

10番ぐらいまですすんでいてこれも、これも○だよと言っても

レッスンでは必ず最初から弾く子が。

全部8小節のかわいい挿絵、かわいくて楽しい曲、ミュージックデーターとあわせると

ゴージャスで達成感があるからなのか

毎度、最初から順番に弾き始める(笑)

私は、別に「そこはもうすんだ」とか「はなまるをもらったでしょ」なんて野暮なことは

言わないようにして、その都度花まるを書き足していきます。

もう 花まるを書く場所がないページも。

 

 

何番まですすむと、最初から弾かなくなるのか

何番ぐらいまで集中力が続くのか・・

それに 人間って忘れるものですから、復習はとても大切。

そのうち、もっと先にすすんだら、最初からは弾くこともなくなるだろう。

 

さまざまな思いをめぐらせながら

楽しませてもらっています。

 

れお君のこの真剣な表情。

どの曲もにもしっかり向き合っているようですから

最初から弾かなくてもいいよ・・なんて言えませんよ。

他に最初から弾きたがるのは、しょうこちゃんがいますよ。

 

2人の共通点は、マイペース型かな。

 

 


何をするかは、あなた次第?

2012-10-29 | レッスンのすすめ方

 

 

 個人レッスンのいいところ。

長い目でみると大体のレッスンの流れはありますが

 

日々変化に対応しています。

 

いきなり、ピアノの楽譜を広げて叩いてみると言って

カホンを出してきた、れお君。

いいよいいよ、この前カホンでリズム打ちしたものね。

したいことすればいいよ。

 

そして次は、歌詞を読み出した

いいよいいよ

しかし横に読むところを

縦に。

 

意味、わかんなくなるよ~

 

字が読めたからいいことにしよう

 

 


ゆうや君の場合(ピアノひけるよジュニア1)

2011-08-09 | レッスンのすすめ方

 

教室では ピアノランド1を使い

個人差はありますが ピアノランド1を使っている間はこれ1冊で。

1がおわると

ピアノひけるよジュニア1を渡して

一気に復習のように弾きます。

ピアノランド1がしっかりできていたら

ピアノひけるよジュニア1は簡単なはずですが

それでも 最後の「あかいかわのたにま」は

「こんな曲しらな~い」と 大抵は一度は二の足を踏む子が多いのですが

ゆうや君はなんのその

一気に「あかいかわのたにま」も頑張りましたよ。

きっちり音符が読めていたら、ちょっとその気があったら

知らない曲でもどんどん弾けちゃいます。

やる気が出てきたところで

そろそろ指の形 手の形にも注意を向けてもらおうかな

年中さん 頑張れ!

 

 


上達してくれると嬉しいのが先生なんです

2011-02-04 | レッスンのすすめ方

 

ここ数年、某高校の「職業人インタビュー」をお受けして、音楽関連を目指す

高校生から音楽教育に携わってどんな時にやりがいを感じますか?と

必ず質問があります。

 

「教えている生徒が上達(向上)するのを感じたとき」といつも答えているのですが

先生業の皆様は一言でいうならこうなるのでは。

 

ピアノの先生はレッスン料を頂いて生計を立てていますから

お金を頂く以上、上達させないと自分の力不足に心痛め、申し訳なく思うのです。

しかし長く教室をやっていますと

「上達させないと・・」の気持ちは先生の驕りだと思うようになりました。

生徒の一人ひとりが音楽を生涯の友だちとして楽しめるようになるための

お手伝いをさせていただいていると考えるようになりました。

義務教育ではみんな同じ条件、環境の下で学べるよう

集団で勉強する学校があるのですが、

ピアノのレッスンは、大抵個人レッスン、

個人の事情を踏まえた細やかな対応ができるのが特徴。

それぞれのものさし、目線がちがって当たり前なのです。

 

頑張るときは頑張るけれど

気負わないレッスンを心がけています。

ひとりよがりにならないよう努めますので

レッスンや音楽に関しての意見や感想はどんどんレッスン中に聞かせていただければ

幸いです。


幼児期のレッスン回数

2011-02-03 | レッスンのすすめ方

春より入会を検討されている方からご質問がありましたので、

ブログ上にてお答えさせていただきます。

また、入会を検討いただきましてもなかなか皆様のご都合の良い時間帯が

取れませんことをお詫び申し上げます。

さて、ご質問の内容ですが、

Q. 幼児で月2回のレッスンはできますか、成果はありますか

幼児期のレッスン回数は、通うことを習慣にするためにも

週1回をおすすめします。

月2回も検討中と伺いましたが、月2回コースは自宅で自分でフォローなしに

練習できる年齢、個人差はありますが小学高学年から中学生以上でお願いしています。

遠方で通うのが大変な場合、自宅でお母さんのフォローが受けられる場合、

また他所で習われていてセカンドレッスンとして通われる場合は月2回、もしくは

ワンレッスン制の不定期レッスンをお受けしています。

 

好きになるかどうかは、お母さんと先生の共同作業です

好きになるかわからない、続けられるかわからないので

様子をみるために月2回を検討されているとのことですが、

幼少期は、自ら「好きだからピアノを習いたい」というのはごく稀でして、

なんとなくお母さんに連れられて行ったところ

先生と楽しく過ごしたり、ほめられたり、ちょっとした達成感が味わえたりして

その繰り返しで、だんだん好きになっていくものだと思います。

少しくらい興味がなくても、いろいろコミュニケーションを取りながら

楽しさを伝えるのが先生の役目ですから、そのためにも幼少期は

回数が多いレッスンをおすすめしています。

幼児期のレッスン特例

教室では年間42回を実施していまして、

原則として生徒さん都合で休まれた場合は振替レッスンはしていませんが、

特例として、園の行事等で通えないなど理由がある場合で前もってお知らせいただいた

幼児、特に習い始めて1年以内の方には出来るだけ教室の空き時間と合えば

振替をしているのは、幼児期の習慣化を大切にしているからなのです。

 

もちろん月2回でも成果はあります。

なにもしないよりしたほうが良かったと思っていただけるレッスンをめざしていますから。

またご家族でご検討下さい。

 

                               なるせ音楽教室


ピアノだけど 打楽器も

2011-01-23 | レッスンのすすめ方

 

今日で2回目のレッスンのひびき君。

ピアノの教本は「ピアノランド」です。

 

さあ 弾いてみて~と言われて面食らうのは

え~っ? いつどのタイミングひき始めたらいいの?

どんな速さでひけばいいの?

 

小さい子なら横で先生が サン ハイ!と声をかけます。

 

スクールバンドではアンサンブルだから指揮の合図がありますが

ソロだとそうもいかないなぁ。

全て自分でするのよ。 自分で速さを決めるのです。

リズム感も必要。

 

なんで ひびき君がカホンを叩いているかは、

またこの次に。


家で練習しないのです

2010-12-05 | レッスンのすすめ方

 

 

「家で言っても全然練習しないのです」

「家で練習したのをみてもらってこそレッスン」とNちゃんのご両親が相談に来られました。

そのときは時間もなかったので「続けていたらいい事があるのよ」と少しお話しましたが

それでは相談の答えになっていないのでブログ上で私の考えを述べさせていただきます。

 

   練習をしないでレッスンに行くことを憤慨されるご両親に感謝します。

 

 

習したところをレッスンでみてもらって、注意するところをきいて、

さらにそれを改善するように練習するのが、今も昔もレッスンの正しいあり方なのです。

しかし、習い事の多い子どもたち、ご両親も共働きでなかなか時間が取れず、

学童や延長保育から帰ってきたらもう夜の七時前なんて子も。

そんな実情の昨今、「レッスンに来るのが練習」になっている子が多いです。

 

① 子どもは練習がきらい

 

練習が好きなんて子は滅多にいません。 ましてや子どもは強制をきらい、自我が

しっかり芽生えて、3年生にもなると親の思い通りにならないのです。

「今やろうと思ったのに・・・」なんてのはいつの世も常套文句。

 

♪② レッスンに来てくれるだけでもいいのです

 

念ながら練習しないと上達はのぞめません。でも週に一度でもレッスンに通っていると

やはり全くしないより、少しずつでも上達するのです。

それが最初の「続けていればいい事があるのよ」につながります。

そうは言ってもご両親が憤慨するように、先生もたまに憤慨することもあります。

家で練習をしてこない子より、レッスンに来て弾く気を見せない子には

憤慨しますね。(特に発表会前は) そうじゃないと来た時だけでも少し上達することが

望めないからです。

  私は、毎日何回練習しましょう。練習したらカードに回数を書きましょうというのが

嫌いです。学校のように毎日チェックできるのなら効果もありますが、週に1回だと

やはり家庭でのチェックに勝るものはありません。カードに書き込むだけなら

嘘もかけるのですから。

もちろん練習することの大切さは都度伝えますが、本人が気がつくまで

待たねばならないのです。

ピアノのテクニックの習得は時間がかかります、おそらくスイミングや珠算のような

目に見える上達は期待できません。 長い時間をかけて、練習を重ね、

テクニックだけでなくその中に音楽をする喜びを感じ、演奏に心を入れられるように

なるには随分と時間がかかります。毎日の中では見えないものが、重ねることによって

点が線になり線が紡がれて面になって心に染み入るように身につくのが音楽と思います。

ピアノを嫌いにさせず、しかし練習しないことに安易に迎合せず、本人がピアノを演奏する

喜びを見つけ出し、何かに気がついて、何かを感じたときに、ぐんと伸びていきます。

気長に待つのも先生の役目と思います。お母さんも気長に待っていただけませんか。

残念ながらその喜びを見出せるまでにやめていく子もありますが、それもまた人生です。

 

「レッスンに来てくれるだけでいい」なんて言う先生は自分でも月謝泥棒かなと

思ってしまいますが、そうではないですから(笑)

毎週、機嫌よく通ってくれる子どもを音楽嫌い、ピアノ嫌いにさせないよう日々努めています。

ピアノを嫌いにさせてしまうと、生涯の友だちである音楽全般に心を閉ざしてしまう

ことがありますから。 先生は嫌いになってもいいですが、ピアノは嫌いにならないでと

願っています。

 

家庭でしていただくこと

 

 自発を促す

①の子どもは練習嫌いといいましたが、保育所のときから通っていたNちゃん。

 すぐにピアノも用意していただき、お母さんもおそらく練習しなさいの言葉かけと同時に

 レッスンについてき見聞きしたことを元に家での練習にお付き合いして

 いただいたことと思います。でももう3年生。1人で練習するのが理想です。

 練習の内容まではもうタッチしなくてもいいでしょう。

 小さい頃は少し練習しただけでも大体弾けて合格がもらえていた曲も、先に進むと

 時間をかけないと仕上がらないようになってきます。

 しかしその分、達成感は大きいのです。 目に見える上達はのぞめませんと言いましたが

 練習すれば出来る、努力の結果はすぐわかるのです。

 ただ「練習しなさい」ではなくて「練習はできた?」と自発を促す声かけはいつも

 お願いします。 ムカッ、 イラッ!と来ることもあるでしょうが

 言い続け、しつづけるのが教育です。

 環境を作る

 声かけは時間を取らないですが、ご両親に時間を取っていただきたいのは

 環境作りのための時間です。

 好きな子はどんな環境でも練習する!言いたいのですが、そもそも子どもは練習は嫌い。

 伝記や昔の道徳に出てきそうな偉人は少数派だから本になるのです。

 家には、テレビ、ゲーム、下の子が賑やかにしている等 いろいろ気が散る原因が

 いっぱいです。 させると決めたらリビングにピアノがある場合が多いでしょうから

 10分.15分と練習時間を決めたらその間は兄弟にもテレビを見させない覚悟が

 必要です。別室なら理想ですが別室でも寒かったり暑かったり、少々さびしかったり

 しますから、 お母さんもお忙しいでしょうが台所を片付けながらでも、

 耳を傾けている気配を示して頂き、出来ればピアノの内容まで知らなくても、

 その時間は新聞をみたり本を読んだりの静かな文化タイムを作っていただきたいのです。

 聞いてくれる人が(注意する人でなく)いると年齢に関係なく嬉しいものです。

 習い事のピアノですがご家族の協力でどんどんよい方向に向かいます。

 

 環境を変える

1.荒療治ですが、一旦習うのをやめるのもいいかも。

 好きならまたやりたいと言い出します。

  (私のことですが小学生時、親の考えで一方的にやめさせられたことがあります。

   やめさせられた理由も聞けなかったけどまた習わせてほしいと頼んで今があります)

 ぜひ続けさせたいと思うなら、この荒療治は向かないかも。そのままやめてしまうことも

 ありますから。 でも少なくともお母さんのイラつきは解消されます。

2.これまた荒療治ですが、先生を変える。

 先生、子ども、そしてご両親、お互いにピアノが好きになって欲しい、弾けるようになって

 欲しい、そんな思いをともに享受しながらやっていくのですが、

 その関係は思いを寄せる恋人関係と似ています。長すぎると慣れてマンネリ化。

 打開するには別れるか、お互いのよいところを見つけて寄り添う覚悟をして結婚するかで

 す。

  実際に、他に変わられて、続けている人もいれば、やめた人もいます。

 その反対に、理由は引越しとか、時間が合わないとかがほとんどですが、

 他の先生から変わられて、「ここに来て また興味が出てきました」といわれる方も

 いらっしゃいます。 決して前の先生がよくなくて、私がいいのではなくて、

 環境を変えたことによるものだと思います。

 実際にもし上を目指すなら、先生を変わっていくのはよくあることです。

 お見合いや、結婚とは違うところは、やっぱり戻りたいと思われるなら

 私は快く受け入れます。

 人と人のお付き合いも大切ですが、 出会った人が音楽(ピアノ)が好きになって

 上達するのを見ることが先生の最大の喜びですから。

3.最後は穏やかな環境の変え方

 お母さんも(お父さん)ピアノを好きになって、習ってください。

 子どもは親を見て育ちます。 お母さんがよいライバルになってくれたら

 嬉しくて、俄然張り切ります。

 そして、機会があれば、ピアノリサイタルに出かけてください。

 いい演奏を聞くと子どもは素直にその時だけでも弾けるようになりたいと思います。

 いい刺激を与えて欲しいのです。

 

私事ですが

  ピアノの先生の子が必ずしもピアノが好きで上手とは限りませんが

  でもピアノが弾ける率は高いです。

  二人の娘は趣味で大人になった今も弾いています。

  大人になったからいろんな事が聞きだせます。

 

  決して練習は好きではなかった。

  でもピアノはいつでも弾ける状態でレッスン室以外にもう1台あった。

  たまにお母さんに椅子に縛り付けられて練習した事もあった。

    (そんな事もあったけれど、それがあったから今弾けてるのだと思う)

  お母さんはライバルだった。お母さんが5年生で弾いた曲は自分も

     5年生かできたら4年生で弾いてみたかった。

  お母さんは怒るけれど、おじいさんがよく黙ってピアノを聞いていてくれた

  必要に応じて、先生は変わりました。

  小さい頃練習は好きではなかったけれど今は、弾きたいのに仕事で時間が取れない

     のが残念。

  お母さんは、勉強をしなさいとは言わなかったけれど、ピアノは練習しなさいと

     言い続けた。

  そして私ですが、小学生の頃は日曜の午前中はピアノの練習をしないと

    昼からは遊ばせてもらえませんでした。

  そして私も、娘もですが、立地条件がよかったのもありますが、

   どんな時間(TVゴールデンタイムでも夜遅くても)にピアノを練習しても叱られることは

   なかったです。

 

 私の時代は、ピアノを習うのはまだクラスの女の子が4~5人の時代。

  電子ピアノはなくて、習うからには一般サラリーマン家庭は

  覚悟を決めてピアノを買い親子ともども覚悟がいる時代でした。

  やはり習うには入門する感覚でした。

  今は気軽に習い事として捉えられる時代ですが、

  ピアノを弾くための本質はなにも変わりはありません。

 

  そしておまけ。 娘はお嫁に行くときは絶対ピアノを持っていくといって

  アップライトを持っていきました。

  私はグランドピアノを持っていける先を見つけられなかったので、

  嫁に行かず、家におります


発表会雑感 ② 選曲

2010-07-11 | レッスンのすすめ方
今まで、まずは弾く気を引っ張り出そうと自分の好きな曲を選ばせていた。

彼が好きな曲は根強い人気のあるゲームのドラクエの曲。

そう言えば、教室関係者はその彼が誰か特定できると思いますが(笑)

好きな曲なのだけど、ゲームも楽しんですでに自分の中にイメージがあるのか

それが良いほうにいけばいいのだが、音色はたのしそうに輝いているが

全体の仕上がり雑であった。(ゲームの曲はイメージ優先もあって、1曲の中でも

部分によっては難易度の差が大きいように思う)

昨年度の「発表会でもう一度聞いてみたい曲」の1位でしたが

子どもたちが選ぶ場合が多いのでよく知っている曲や、耳障りのいい曲に

集中する傾向にある。


そこで今年は、ピアノにちゃんと向き合ってほしいと バッハの曲を渡しました。

音楽の父 J.S.BACHでなくその親族の曲でしたが、ピアノ曲の歴史のを知るためには

弾いてほしい曲。

練習中の音は昨年ほど活き活きした音が聞けなかったので

発表会にふさわしくないのかな・・やはり好きな曲を弾かせれば

良かったのかなと悩むこともありましたが、

ドラクエの曲はいつでも自分で弾こうと思ったら弾けばいいので

地味だけどバロック時代とお付き合い願おうと心を鬼にしたのでした(大げさか・・)

彼のお母さんも、意図を理解してくださって、応援してくださいました。

発表会後のレッスンで感想で、彼が「よかった」と書いてくれたのを見てホッとしたのでした。



1.バッハはずっと弾いていると味わいのある曲。

2.バッハが弾ける子は頭がいいのよ。

3.バッハが弾けると、とっても男前に見えるのよ。

この1.2.3.で励ましていました(笑)



発表会は非日常の世界ですが

1年に1回くらいそれに向き合うって大切な事ですよ。



彼がこれをきっかけにバッハ好きの(別に限定はしませんが)

ピアノの男前に育って欲しいです。