今日は以前に非常勤講師でお世話になっていた県立高校から
1年生の、くりさんとあわさんが 職業人インタビューに来ました。
授業の一環でさまざまな職業の人にインタビューをて
レポートにまとめる課題があるそう。
彼女たちはピアノを教えている人のインタビューを希望したので
かつてのご縁で、担当の先生から受け入れ依頼をされていたので
教室に来た次第です。
仕事に関するさまざまなインタビューを受けましたが
最後は進路相談会みたいだったかな(笑)
今日はもう一人の担当の山名先生と合同授業。
3年生は最後の授業で、クラス内アンサンブル発表会でした。
なかなか思うように演奏できなかったと口々に言っておりましたが
思うように行かないのが人生なんだから
就職しても進学しても、たくましく頑張ってくださいと強引に締めくくりました(笑)
今日は全員出席。
このグループの「赤い糸」には
うるうるきた生徒もいましたよ。
今日は3・4時間目が1・2時間目になる学期末の授業。
朝、職員朝礼の前までに出勤簿にはんこを押さないと、
朝礼には出なくていい私は出入りができない朝礼の間、待つことになるので
早めにでかける。
音楽教室には吹奏楽部の楽器など、一財産になりそうなものばかりがあるから
まずは事務室で鍵をもらい、セキュリティーキーボックスを開け、
中にある鍵で教室のセキュリティーを解除して、それから普通入り口のかぎあけ。
そして準備室を開けて、楽譜ロッカーを開けて、
マイクやシールド線をいれてる棚をあけ、ピアノの蓋も鍵があるので開ける。
鑑賞などするときは、オーディオラックの鍵をあける。
鍵の束とジャラジャラとお付き合いするところから始まる。
今日は朝から雨。この冬初めてストーブを入れた。
本当は楽器のためにもストーブはつけたくないのだけれど
こんな日は自転車通学で足元を濡らしてくる生徒が多い。
朝のホームルームが終わり次第、
音楽室に来た生徒は、予測どおりストーブに集まって、
足先を乾かし始めた。
「今日は○○さんが休みやで」と誰かが言って
「そうなんや」で出席を取り終える。全員で18名だから
数えてもしれている。
「先生 ベルなったで 始めような」の誰かの声で全員着席。
ストーブ会議は終わり。
はじめのチャン チャ~ン チャン(Ⅰ Ⅴ7 Ⅰ)を
おもむろに弾くと、雨の湿気と大型石油ストーブの温度差によるせいか
ピアノがやけに重く鍵盤のばらつきが感じられる。
学校のピアノって過酷な環境にあるのよね。
授業名は「音楽の歴史」ですが歴史の部分は最初のうちにやってしまって
その勉強を踏まえてのアンサンブル実技が授業の中心。
朝の挨拶後、それぞれのグループに分かれて広い教室の4隅を
思い思いに陣取る。
ドラムとシンバルの発達歴史と現在のバンドに至る歴史をしたわけですから
アンサンブルには必ずドラムが入るので、
それはそれはにぎやかな教室になるのです。
最初に注意するのはアンサンブル内容より、
アンプやエレキギター・ベース・マイク等楽器や機材の扱い方。
アンプも簡単なエフェクターが内蔵されているタイプだから、
曲にあった音になるよう調整。
今日はゲインとヴォリュームの違いを巡回で興味ある生徒や
アンプを使う子生徒に伝授したが、
たぶん演奏練習したいばかりに、聞いていないだろうな。
吹奏楽在籍の子は、自前の楽器も持ち出すので、
今日はストーブがあるから、近寄らないように注意。
それぞれの練習が始まったら、巡回指導ですが、
巡回せずともあちこちから、分身の術を使いたいほど
お呼びがかかる。
統一された授業をするなら全員集めて言えば済むことでも、
説明よりもやってみないとわからないとこも多いので、
実践主義で進める。
「先生 先生 こっちお願いしま~す」と明るい元気な声の方へ向かうと
そこはストーブのそば。
「先生 これなんですが・・」
指をさした先は、なんとカメムシがいた。
私に退治しろとな?
へたに触るとくさい。
ティッシュもない。
「カメムシの存在は忘れなさい そっとしておけば・・」と
カメムシは放置。
まだまだ話は続くのですが
眠たくなりました。
明日も朝からレッスン。
一旦 置きます。
続きはまた気が向いたら・・・。
3年の授業は1月末になるともうないので
今日を含め3回で後期が終わることになる。
あっというまの後期です。
えっ?何事?
正確には3月末で非常勤講師は、やめになりました。
先週、校長に呼び出され、
それこそ何事かいなと校長室に赴くと、
校長が、なにか私の授業のこととか、身辺のことを
世間話風に聞いてくださるのですよ。
そして 来年度から常勤の先生を雇うから
非常勤は、なしになりましたと。
校長先生も大変ですね。
もし次を希望されるなら、紹介しますがとまで言われましたが、
いえいえ 今の仕事で充分ですので・・とやんわりお断りした次第。
音楽の常勤の先生がいない学校なんて、
どれだけ、県は人件費をケチっているんだと思っていたくらいですから、
常勤の先生、大いに結構ではありませんか。
そもそも、教え子でした、よしこ先生の産休や応援に駆けつけるため、
しまいこんでいた教員免許を探し回ったくらいなんですから。
しかし何かの時に資格は役に立つな~と思ったこともありますが。
学校の先生にはなる気がなくて、卒業後すぐ自営の道を選んだ私です。
音楽教室と学校の音楽の先生はやはり、
エネルギーの使い方がちがいますので、
「前回、前々回は楽しそうに行っていたけれど
今回はちょっとしんどそうに行ってるね」と娘に指摘されています。
その通りです。
人と接するのは好きだし、授業もいいのだけど
なんか疲れるときがある。
試験や採点や、授業の準備や授業の時給以外でずいぶん時間を
取られるのも事実。
いつもの流れがさえぎられるような感じがしていました。
もう、新しいことをするのは年かな・・・
元気なんですが、インフルエンザAと出た限り
高校は休まないといけない。
事務長さんに欠勤の連絡をして、もう一人の音楽の先生、よしこ先生にも連絡。
自習をどうさせるか。
アンサンブルの練習を自主的にやったのでいいのですが、
私の代わりに監督に行ってくださる常勤の先生に
野放しの自由な授業で遊んでる(実際 そうなんですが・・)と思われても
ちょっとなのです。
まあ音楽はおおいなる息抜きでいいと思っているのですが
前期試験を手直しした問題プリントを急遽作成してよしこ先生に託しました。
よしこ先生はよく動いてくださるので助かります。
半期だけで単位が取れる授業なので、前期後期と生徒が入れ替わり、
前期の内容が後期にも使えるのが楽といえば楽。
一年生は学年閉鎖になりまして、
私は2年3年ですから授業はあります。
いつもなら金曜日一年生担当の一時間目の山名先生が開けてくれてるはずの鍵なんですが
開け方の手順を間違えて
セキュリティーがなっちゃいまして
事務室の人に解除してもらいました。
ぴーぴー鳴るとあせりますね~
ほんとお手数をおかけしました。
教室には吹奏楽部の楽器もあり
それに大抵の学校はそうでしょうが
音楽教室は端っこに追いやられたようなところにありますからね。
さて帰りの戸締まりは、これは完璧!
さて今日は高校の授業。後期日程の最初の日。
後期はまたメンバーが違うので
はじめましてからの授業。
ここでご紹介できないのは残念ですが、
名札代わりに大き目の紙に氏名をかいて
それと一緒に写真を撮ります。
週に1回会うだけで なかなか名前と顔が一致しないので。
そんなの週1回ぐらいで 一致しないよと慰めてくれる子もいますが。
さあ 写真を撮るからねと
携帯を出してきたら、みんなずっこけます。
本来、学校に持ってきてはだめ。(これは暗黙の了解みたいなもので
まず みんな持ってきていますが)
持ってきてもカバンの中で電源オフと指導されているはずの現場で
先生が携帯を出してくるのですから。
しかし 生徒のみなさん、趣旨を理解してくれて暖かく対応してくれて
みんな機嫌よく写ってくれました。
さて とてもにぎやかな2年生と
シーンと静まっている3年生。
いろんな表情に出会えそうで楽しみです。
朝、レッスンをしていたら、あらま~非常勤先の
2年生Kさんからメールをいただきました。
なんでもブログにしちゃう私なのでお許しを。
「2年の音楽の歴史の授業は前期終わってしまいましたね
あっという間でした
成瀬先生のキャラ大好きです
また会ったら色々話したいです
音楽前期の授業ありがとうございました(=^▽^=)」
原文のまま。
たぶんコレをみると、
お母さんは、「どんな授業をしてるんや」と
ちょっと前まで高校生をしていたと思うのですが
もう24と23になる娘たちに突っ込まれそうです。
高校は義務教育じゃないんだし・・(言い訳かな)
私の立場は、ほとんど野放し?扱いの非常勤
(そんなこと学校に知れたらまずい?)
堅苦しい授業より、たまにポイントを押さえる所は 押さえながらも
音楽ってやっぱりちょっと楽しいねと思える事をしたいですから。
音楽教室の窓を全開でいつも他の授業に迷惑をかけていると思うような
大音量でやっています。
しかしその合間に、向かいの棟から、熱心な語り口のたぶん歴史かな、
白熱した授業が聞こえてくるのですよ。
(ひょっと したら白熱しているのは先生かだけかな)
いやいやそんなことないよ、生徒たちも頑張って勉強してるはず・・と
大音量音楽教室で思い巡らし、
それなら、せっかくわざわざ選択で音楽を選んでくれた生徒たちに
音楽を取ってよかったなと思ってもらえる授業にしたいと思う。
そういや 最後に提出してもらったレポートの中に、
最初、じっと座って講義を聞くだけの授業と思って、
なんとかなると思っていた男子が、後半は実技になって
「最初は涙目の授業でしたが 周りのみんなもやさしくて楽しくなった」と
コメントを寄せてくれた。ひとりぽつんと、ドラムのイメージ練習をしていた
彼であったが、雰囲気になじんでくれたのだと思う。
しかしこの高校の音楽授業全体の雰囲気を作ってくれたのは、
ほとんどの音楽を担当する山名先生で、
その打ち合わせで、私にさらに自由に采配させてもらえるように
してくれたからなのです。
先生のキャラでどうにでもなりそうな音楽にバンザイ!
後期もいますので、Kさん、また学校で会えたら手を振ってね。
金曜の昼はいますよ。
音楽の歴史。
最初はドラムスの発達の歴史を勉強して
後はドラムを取り入れたアンサンブルの授業でした。
前期はあっという間に終了。
半期で単位が取れる授業ですので
後期はまたメンバーが変わります。
授業内でアンサンブル練習するにはすこし時間が足りませんでしたが
そんな中で思い思いに工夫して仕上げようとする過程が大切ですので
レポートを含め、そういう点を評価しました。
「先生 ありがとう 楽しかった!」と最後の授業にそう生徒たちに
言ってもらえるのは
音楽のもつ力だと思います。
いい気分転換になったと思いますが。
音楽の先生 バンザイ~!
夏休み明けのはじめての非常勤。
9月なのにお天気に裏切られたというか、とても蒸し暑い。
授業の1時間前には準備室に到着。
着くなり、汗だらだら。
それから立ちっぱなしの3時間弱。
学校にエアコンのお部屋はないの?
エコのために 職員室も何度以上って規則があるみたいだし。
非常勤だから、たまには汗かくのもいいかと思うけれど
常勤の先生方は過酷な環境で働いていらっしゃのね。
夏休み前の最後の授業。
今日は予告どおり、ビデオ鑑賞。
高校生がロックやってるところのビデオだからね。
みんな何を想像していたのかな。
私は、有名な高校生ロックバンドって誰がいるか知らないですからね。
この間の教室のバンド演奏ビデオで
高校生がヴォーカルやドラムスをしているシーンをピックアップして
鑑賞していました。
有名なバンドより、そのほうがいいかなと思いまして。
へぇ 頑張ってるんや
そんな感じでいいんか
私の方が歌うまいやん
どれくらい練習したらアレくらいできるんだろう
特に感想は聞かなかったけれど
2学期のアンサンブル演奏につなげて欲しいですね。
鑑賞とわかっていて
ちゃっかり、内職を持ってくる子もいたけれど
その内職が勉強ならまあいいか。
「してもいいけれど、
耳と目は音楽ね。手だけは内職してていいよ。」
禁止をするとこそこそする。
容認すると 「ほんまにええの?」と思いつつ
ちゃんと鑑賞しているところが面白い。
さて期末テストの1部 ○×簡単問題、時間のある人はやってみて・・
ドラムスの発達の歴史を踏まえてエレキものの扱い方とスコアの理解度を
試してみました(おおげさかな)
問題2
下の表記で合っているものには○、間違っているものには×を書きなさい。
【1】 音楽教室の前にあるピアノは、アコースティックピアノである
【2】 エレキギターはアンプを通して演奏するのが本来の使い方である。
【3】 アコースティックという呼称は、エレキと区別するため100年前からあった。
【4】 アンプは電気信号を音に変換するものである。
【5】 アンプを使うのに電源は不必要である。
【6】 バンドの楽譜を見ると、ドラムパートは重要であるから最上段に書いてある。
【7】 フォークギターやクラシックギターはアコースティック楽器である。
【8】 8ビートとは1小節に8拍あるリズムである。
【9】 バンド楽譜で (Ba)または(Bass)とあればエレキベースを指す。
【10】 ロックバンド等が大音量を必要としだしたのは、ドラムの音量とバランスを取る
ためである。
【11】 エレキギターを演奏するときは、アンプの電源を先に入れる。
【12】 エレキギターの演奏が終わったら、先にアンプの電源を切る。
【13】 アンプにエレキギター等の楽器を接続するとき、
すぐに演奏できるように音量は最大に上げておくほうがよい。 (各1点)
答え
1.○
2.○
3.×
4.○
5.×
6.×
7.○
8.×
9.○
10.○
11.×
12.○
13.×
あまりなれない事をしないほうがよい。問題作りは難しい。
山名先生が1時間担当 私が1時間担当し、それを合算してひとつの単位です。
山名先生は実技で採点。私はペーパーテスト。
そのペーパーテスト。問題を作り始めたけれど、少し足らないから、
「テストに出るからね」と宣言して、実技中心にしていた授業をまた、
講義に少しだけ変えて、 問題数を増やしました。(出たとこ授業)
実技と思っているところに
「せんせー 今日は何するん?」教室に入ってくるとといつも楽しそうに聞いてくる。
「勉強や!」
「え~っ!」
「え~っ!たって 高校生は勉強するもんや。今日は半分講義。あと実技」
講義は半分とわかると 納得して席に着く。
音楽の歴史を受講している諸君。
配布したプリントと黒板で出るといったところは出るんだからね。
インフルエンザ休校や、部活試合の公席、はたまた文化祭で
授業が飛び飛びになっているから、
みんなの頭は、記憶途切れ状態。 中には記憶喪失もいるぞ。
点が取れるように配慮してるのだから 頑張れ!
ドラムスの発達の歴史と
音楽シーンで活用されるまでのいきさつを勉強して
ちょっと叩けるようになりましたら、
自由にバンドを組んで、なにかやってみよう!と
今日はグループ分け、曲決めでした。
各グループ巡回しながらアドバイスです。
↓ こちらは3年生
高校の授業といえども
音楽は楽しくなくちゃ・・
ネットに出るよ
いいよ!
と 授業中に写真を撮っている先生を容認してくれている
生徒たちです。
のびのびやっています。
自分たちで考えて、行動する作業 授業ですから、
大きなゆるみを作ったうえで、 要所を締めればいいと思います。
完成度でなくどのように工夫して取り組んだかが大事なんですから。
ペーパーテストはプリントの中から、6月26日実施だからね。