(海の匂いに浸り、寄せては返す波の音に心音が重なるひとときに謝!)
なぜか浜辺を歩きたいと思い立ったのは朝5時頃のこと、犬の散歩には早い、かといって犬を連れていくわけにはいかなかった。
あがり浜も少しずつ変化が見える。でも津波のあった3.11から一年経った現在である。埋め立てられた土地は海抜1メートルはあるのだろうか?一旦津波に襲われたらどうなるのだろう?不安が頭を過る。 . . . 本文を読む
(母の庭の草花、冬の花は少ない!)
深夜にTwitterをやっていて笑い転げていた!2年間もTwitterをやって失望したり、絶望したり、希望をもったり、いろいろあるんだろうと思わせる。去年の暮に始めたTwitterでなかなか中身が見えてこなかったが、最近その面白さがわかってきた。これはもうカオスの中の呟きであり、その背後に膨大な情報がまた秘められていて . . . 本文を読む
(残暑の空、入道雲)
空を見上げる!
日が沈む前の空
いつも見慣れた空
<キャンパスから見た空>
<車を運転しながら撮った空>
空の彼方に飛んでいく鳥の群れ
心は飛んでいける
大事なものを大事にしないといけないよ
と電話がきた!
何かを忘れていたような日々に
さようなら
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(「ウチナーグチ万歳」のチラシ!20011年9月11日公演:那覇市民会館大ホール)
おそい夕食を取りながら若者と話すひと時がいい。豆腐はすき焼き用のソースでおいしく食べられる。疑似すき焼き鍋だがーー。食しながら彼が聞いてきた。「ヒーローって裏があるんだよね。美しくて残酷だよね。敵を多く殺した者がヒーローっていうのはよくあって、相手側から見たらどうなんだろうね。怪物か悪魔かな」 . . . 本文を読む
日曜日、久しぶりに親らしいことをやって一日が過ぎた。タコライスを料理し、部屋の掃除に明け暮れた。左腕が痛くなっているにもかかわらず、今やらないと、もう手がつけられない、と思い立って片づけ始めたら日が暮れていた。
中学から高校までの参考書やテスト問題など、溢れる紙が散らばる部屋に踏み入った。若者は徹夜で勉強していたらしく午前中寝入っている。その間に身体に鞭打って掃除したのである。そして夕方自分でチ . . . 本文を読む
そうね
確かに
究極的には
自分との闘い
なんだと思うけど
自分という自分が
犬だったり
あのモグラだったような
気もして
ひょっとしたら
後ろの御嶽の杜に住む
ハブだったりして
あのハブは住処を追い出されて
どうするのだろうと
最近気になっている
御嶽の杜が
祈りの僅かな土地を残して
売られたようで、
木々がなぎ倒され
むき出しになった丘が
目に痛い
あのハブはここからやってきて
あの . . . 本文を読む
「おれね、太宰の「人間失格」を二回読んだんだよ。あれを読むとね、太宰が主人公で実際にリストカットしながら苦しんでいる人間を見ている感じがするんだよね。そしてあの小説を読んだら、死にたくなるね」と17歳が言った。
「地べたをのたうちまわる人間を見ている感じなんだよね!」
「太宰は生きるために書かざるを得なかったんでしょう?「斜陽」もそうで、滅びを身に魂にまとっていたような人よね。わたしたちが話し . . . 本文を読む
かつて【限りなく愛は奪う】の小説などをもって大学に来て夫との離婚訴訟の大変さを語っていた貴女は離婚を勝ち取り、娘たちの愛を勝ち取った。そして年月を経てやってきた年賀状に是非お話したいとあった。
久しぶりに会うあなたは以前より落ち着いて見えた。でもランチの後、精神安定剤と思える薬を飲んだ。 それでも日差しのせいか、陽光がこぼれるように柔らかい光があなたの顔にさした時、かすかな希望を見たと思った。そ . . . 本文を読む
気がつくと
メールのことばに次第にあれこれのしこりが消えていき
透明な澄んだクラゲのように海を泳いでいた
すーと溶けていく何ものかが
確かによぎった
それが何だったのか
ただXX先生に語りたいためのことばであり
不特定多数に語ることばではなくーーと
その深夜のメールになぜが
わだかまりが、黒い塊が霧散していった
それがある行為を導いた
ブログのことばがつまらなく思え
彼や彼女が自らが . . . 本文を読む