志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

『なはをんな一代記』 by金城芳子も貴重な記録になっていますね。彼女のたおやかさ!

2014-12-24 22:21:18 | ジュリ(遊女)の諸相:科研課題
『那覇女一代記』は文字が小さいので、読みにくい本ですね。でも辻界隈で育った金城芳子さんのライフストーリーは、辻の多様な側面が伺われます。首里の殿内の上級士族の妾として愛された詰ジュリの女性、そして生まれた子供達は、ご自分たちのユカッチュ(士族)としてのルーツをまた誇りにして生きてきたのだという、紛れもない一つの事例になっていますね。「一夫妻妾制度」の中にあった琉球、沖縄の社会風俗が生み出したものは、一面で捉えられないことが分かります。 . . . 本文を読む

山里永吉さん≪「首里城明け渡し」の原作者≫も金城芳子さんもジュリの子孫なんですね!

2014-12-24 09:49:36 | ジュリ(遊女)の諸相:科研課題
金城芳子対談集『沖縄を語る』を再び読んだが、彼女の豪快さは素敵ですね!辻界隈で育った彼女の人生体験(経験)は、近代沖縄の素顔が沖縄の著名人の動向とからんでいて、面白いですね。辻遊郭と首里や那覇の士族層や寄留商人、医者などとの関わりの深さは想像以上だったと考えられますね。首里や那覇士族とジュリの間にできた子供は、嫡男として家系を継がない限り、百姓平民になったんですねl。薩摩の在番奉行とジュリとの間の子は士族になったんですね。 . . . 本文を読む