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http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/798.html
投稿者 kokopon 日時 2011 年 7 月 23 日 15:01:59: uXlXC.2gGTbTg
--部分転載--
賛否が割れる一冊。
読んだら、ただじゃすまなくなる。
まず結論から。
なぜ男はレイプし、女は苦痛を感じるのか?
その理由は、養育の投資量に男女差があるからだと。
つまりこうだ。女は妊娠、出産、授乳に多大な時間と
エネルギーを費やさなければならない。だから男選びも慎重になる。
レイプは父親を選べず、子育てを困難にする為、女に大きな苦痛を与える事になる。
いっぽう男は養育投資が少ないことから、繁殖のため、多数の相手に関心を向ける
事になる。そんな男のセクシュアリティの進化が、レイプの究極要因だという。
要するに男は色を好み、女は選り好みするんだね。
たたみかけるように著者は続ける。レイプは人に限ったことではないという。人間以外の種に
おけるレイプについての研究は、あまりに数が増え、無視できないそうな。昆虫、鳥類、魚類、
爬虫類や両生類、海生哺乳類、人間以外の霊長類についての研究論文を引き、レイプが文化
ではなく、遺伝であることを説明する。 (---下にレスコメントあり)
人はなぜレイプするのか:わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2009/06/post-e75b.html
>人間は生まれる場所と時代を選びたい
戦争とレイプ(3)コンゴのレイプ地獄から逃げて国境でも輪姦
darknessofasia.blogspot.com/2010/11/blog-post_08.htmlhttp://www.bllackz.com/(Darkness)
性的嫉妬の性差 | ペパログ
http://keitti05.jugem.jp/?eid=209
ドーキンスは利己的であれは利他的な動向も派生しうると説いたのだ。
だから本当は、ドーキンスの仮説は利己的遺伝子の戦略理論なのではなくて、
動物の生き残りのための複合的遺伝戦略をめぐるゲーム仮説に過ぎない筈なのだ。
しかし、いまや生物学の全地図に利己的遺伝子が大手を振るうようになっている。
この後どうしようかと、一番当惑しているのはドーキンス自身ではとぼくは思っている。
何の根拠もないSF物語が、今や教科書にも載り、学者の研究対象になってる事が驚きだ。
ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読んだ事がない初心者向けの書評
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=150110
検索→ 書評 強姦の歴史
検索→ 書評 利己的な遺伝子
検索→ 書評 男の進化、女の進化
検索→ 書評 人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす
9歳の少女、性的奴隷として1日で60人の男性と売春させられる
http://gigazine.net/news/20100501_nepals_women_girls/
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コメント
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01. 2011年7月23日 18:20:17: 1qmOy4Hy0U 「群れで生きている」人間が、利己的を極めようとすれば、利他的にならざるをえない。 人体で例えると、体細胞の1つが生きるためには、人体そのものが生きている必要がある。 究極のエゴ=究極の福祉! 情けは人のためならず! 「利己的」を自覚していないボランティアとかは、まぁ、はっきり言ってダサいかなw
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03. パルタ 2011年7月23日 23:50:47: BeExvDE2jO5d2 : fhqMEypoT6 >レイプは人に限ったことではないという。人間以外の種に >おけるレイプについての研究は、あまりに数が増え、無視できないそうな。 >昆虫、鳥類、魚類、爬虫類や両生類、海生哺乳類、人間以外の霊長類についての >研究論文を引き、レイプが文化ではなく、遺伝であることを説明する。 動物の雄の交尾はレイプのようなものである。 |
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07. 2011年7月27日 19:18:08: Pj82T22SRI >なぜ男はレイプし、女は苦痛を感じるのか 男のレイプは性本能、支配欲=劣等感等に基づく行動 女が苦痛を感じることが多いのは、 特に性交を蔑視し、貞操を重視し、女性の暴力を抑圧する社会では、
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08. 2011年7月27日 19:34:50: Pj82T22SRI >レイプは適応か 治安が悪くストレスの強いアフリカではレイプによって生まれる子供の数はかなりの数になる 日本だったら、高いコストを払って高等教育を受けて、社会で活躍してたくさん税金を払い、婚期を逃す女より http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2009/06/post-11f2.html 著者(ソーンヒル&パーマー)は「レイプに対し、適応から理由づけができる」と述べているが、だからといって、「レイプは"自然"である(即ち、肯定せざるをえない)」とは言わない。両者は別個の結論であるにもかかわらず、二つを直結してしまう人がいる。つまり、「もしレイプが"自然"淘汰によって選びとられたのなら、それは"自然"なものであり、したがって良いものであるか、少なくとも存在を許されるものになってしまう」(p.227)と思い込んでしまうのだ。 わたし自身、そうした「思い込み」の中にいたからこそ、本書の主張を理解することにかなり抵抗があった。進化生物学から導かれる説明が、いわゆる「道徳」に当てはまらないという理由で、受け入れがたくなっている。むしろ、「レイプは適応などではない」という主張があるならば、そいつを信じるほうが精神衛生上ラクだ。まさにその趣旨の論文がある。ジェリー・.コインとアンドリュー・ベリーが書いた論文で、「人はなぜレイプするのか」に真っ向から反対している。 Jerry A. Coyne and Andrew Berry その結論はこうだ。 レイプは進化生物学上に起源を持つという理論があるが、これは決定的に間違っている そして、本書の説得力ある部分は、巧妙な修辞的レトリックに拠っているという。確かに本書では、二つの仮説「適応」「(偶然の)副産物」が展開されているが、実際の生物の行動を説明する段階では、「副産物」が全てではないかと指摘する。あらゆる人間のふるまいを副産物としてみなすのなら、ピアノを弾くのもレイプをするのも一緒で、即ち無意味だとしている。 ソーンヒル&パーマーは「適応」と「副産物」を両論併記する形で述べており、「人間のふるまいを説明するための"適応"」という議論の余地を残していたはず。わたしの読みが不十分なのかもしれないが、上記の反論は違う次元から行われているように見える。 コイン&ベリーの反論は続く。ソーンヒル&パーマーの適応から見たレイプの説明に対し、「レイプ被害者のトラウマは、相対的に生殖年齢層(12~44歳)に強い」ことに対し、疑いの目を向ける。生殖年齢以下である12歳未満の子どもの申告は、直接的なものよりも、その養育者からのものが多く、生殖年齢層の自己申告とそのまま比較するのは問題ありと指摘する。 さらに、生殖年齢層のほうが、そうでない層(12歳未満、44歳超)よりも、強くレイプ犯に抵抗するという、コイン&ベリーの主張に対し、異議を唱える。生殖年齢層のほうが、レイプにより強い恐怖感を抱いているためだという根拠に対し、「幼女や老女は物理的に抵抗力が小さいから」と反論する。そして、自説に都合のいい説明に固執しており、馬脚をあらわしたと批判している。 結局、「レイプは進化である」というのは主張であり科学ではないとし、根拠や再現性が薄い数字を並べただけの「ただそれだけの話(just-so stories)」だという。単なるお話だけというわけやね。人間のふるまいに対し、社会生物学的なアプローチは面白いかもしれないが、それは学問的な傲慢だという。 コイン&ベリーの反論は、確かに説得力を持っている。わたし自身、「人はなぜレイプするのか」を読んだとき、「これはトンデモ」と判断したものもあるから。例えば、「男は女を性交の相手としてしか見ようとしない、売春婦やポルノグラフィがその証拠だ」(p.86)とか、昆虫や鳥類の雄の雌への攻撃的行動を「レイプ」という表現で包む(p.269)ところがある。研究成果や参考文献を大量に引用し、慎重にアプローチしようとする姿勢は、その分、勇み足・浮き足的な瑕疵もたくさん出てくることになる。 しかし、そうした勇み足の一つを攻撃して、本書の全てを否定できたヤッホーと能天気に勝利宣言するほど、わたしはおめでたくない。あるいは、竹内久美子のエッセイのような「分かりやすさ」に飛びついてこと足れりとするほど、この分野の研究は進んでいない(はずだ)。だから、「進化・適応からレイプを説明する」可能性は残し、精進に励もう。 最後に。steel_eel さんのブックマークコメントをきっかけとして、上記の「反論」にたどり着くことができた。steel_eel さん、ありがとうございます。邦訳のあとがきは長谷川真理子が解説しています。そこで展開される彼女の主張「女の発情期の隠蔽化」は面白いのですが、本書とは全然関係してないので、あしからず。以下のエントリでは、わたしのよりも、より深く正確な議論がなされていますね。 訳書出現 人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす |