安い古本を送ってもらって手にしたら、気になっていた事柄への言及があり引き付けられていた。図絵はあまりないが、化粧とか下着とか、髪型とか、身体所作とか、なるほど、近世近代琉球・沖縄に比較してどうだったのか、管理される女性たちの扮装、髪型から衣装から小物まで、歴史はすべて管理の視点からまた捉えられることに至る。日常の身体の管理も含め、身体所作もすべてが社会のヒエラルキーと文化の構築物だということが当然なのだろうが、支配の論理の中に身体や性や人間の嗜好品、などなど、法整備とは、支配・管理するために支配階層が作り上げてきた歴史であり、文化であった。しかし一般庶民の嗜好が下から変えていったものがある。
トランス・ジェンダーの論文も面白かった。ジェンダー・ポリティックス、ジェンダーエスニックス。Gender Politics!