誤解を恐れずに言えば、裏街道こそ人生の活力源です。表だけの人生なんていうのはウソまみれ、愛欲の問題や世間体の問題、明と暗、光と闇、そんなものがいろいろに絡みあってモザイクのように織りなされている。それが人生です。
「所詮この浮き世は憂き世です。」
「われわれがつかの間を生きるこの俗世は結局は憂き世にすぎないーそこがわかるようになってはじめて巡礼に出かける気持ちになる。」
巡礼の心髄はやはり山海野川を歩くこと、天と地が織りなす大自然の懐に入って初めて煩悩から開放されるのです。同行二人
「大自然と実人生の摂理をうまく表現できるのは「芸能」だけではないかと、常々思っています」沖浦和光弁。
『芸能と差別の深層』の対談は三國連太郎と沖浦和光
贄として捧げられた芸能