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Part III≪文芸に表象されたジュリ / 芸能者としてのジュリ≫

2016-01-27 02:08:03 | ジュリ(遊女)の諸相:科研課題

                                   (ジュリ馬です!)

シンポジウム『沖縄の文化表象にみるジュリ(遊女)の諸相』 

    Part III ≪文芸に表象されたジュリ / 芸能者としてのジュリ≫

 

 ジュリはズリとも呼ばれ、沖縄学の父・伊波普猷は『沖縄女性史』(大正8年初版)の中でジュリに尾類と当て字して「尾類の歴史」を書いた。ジュリは傾城、女郎、妓女、芸妓、娼妓、芸者、遊女、侏(イ+离)など多様に漢字で表現されている。

 このシンポジウムは、科研研究≪沖縄の文化表象にみるジュリ(遊女)の諸相≫(2013・4-2016・3)の研究成果の「締め」のご報告である。本課題は、琉球王国近世から現代にいたるジュリの表象の検証を目的としているが、自ずと琉球・沖縄独自(エスニック)の美意識、ジェンダー、アイデンティティ、背後に潜む政治・社会・文化・国際関係も副次的に浮上してきた。

 第三回目の今回は、まず文芸に表象されたジュリと妓生を仲程昌徳氏と川村 湊氏に講演していただく。お二人の慧眼(けいがん)から発せられる理(ことわり)のあることばに耳を傾けたい。そして戦前の優れた女性歌者、三線・筝奏者の実像を仲村善信氏の科学的な分析を通して講演していただく。古典も民謡もオペラ歌手のように歌った多嘉良カナ、そして今回初めてその美声の素顔が明らかになる桜家音子について、お二人の実の養女(多嘉良和枝さん、瑞慶山和子さん)がお話してくださる。ご一緒に琉球・沖縄の文化史を紐解きたい。

期日:2016年3月19

場所:沖縄県立博物館・美術館 講座室にて (80人~100人)参加費 無料

      第一部:講演会 ≪文芸に表象されたジュリ&妓生≫〈9:30~12:30

    9:30-9:50 あいさつ・講演者のご紹介

    9:50-11:10 「文芸に表象されたジュリ」

         仲程 昌(まさ)徳(のり)(琉球大学名誉教授)

   11:10-12:30 「韓国の妓生(キーセン)とその表象」

         川村(かわむら) 湊(みなと)(法政大学教授、文芸評論家)

                 12:30-13:30 昼食

        第二部:歌・三線、箏に優れた戦前の女性芸能者〈13:30~16:00 

    13:30-13:40 講演者、報告者のご紹介

    13:40-14:40 「女性歌者と琉球音楽」

     仲村 善(よし)信(のぶ) (琉球古典音楽研究家・琉楽ボイストレーナー)

   14:40-15:20 「多嘉良カナを語る」& 多嘉良和枝さんの歌・三線

          多嘉良 和枝 (舞踊・舞踏家)

   15:20-16:00 「桜家音子(さくらやおとこ)を語る」& 音子さんのCDの紹介

        瑞慶山和子 (琉球舞踊家/紅型作家)

                                休憩

       第三部:パネル・ディスカッション 〈16:05-17:05

           仲程 昌徳、川村 湊、仲村 善信、多嘉良 和枝、瑞慶山 和子            

         コーディネーター:与那覇 晶子   (当プロジェクト代表)                   

      17:15             閉会の辞

 

*このプログラムの題名やスケジュールに一部異動もありえます。

*特に第二部は仲村氏の講演の後、パネル形式で4人で対話しながら音楽を拝聴し、かつパワーポイント資料を見ながら話を深めていく形式にもなりえます。お楽しみください。

主催:「沖縄の文化表象にみるジュリ(遊女)の諸相」研究プロジェクト

 *文部省科学研究費補助金(基盤研究(C))課題番号:25370170を受け実施しています。(報告書無料配布

後援:沖縄タイムス、琉球新報、琉球大学・大学教育センター  (前回同様申請中)

       *****************************

3:19「沖縄の文化表象にみるジュリ(遊女)の諸相」のシンポジウムpart III です。
    是非ご参加ください。参加者100人にたぶんに200ページの無料の報告書を配布します。
    (限定100部)


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