強制併合をされた琉球王国だったという事実は残る。その後66年間の日本の植民地政策の果てに15万人以上の沖縄の民は戦場で殺された。日本の近代化の波にのまれたのである。そして戦後66年が過ぎ来年は70年だ。あらためて近代を庶民の視線から問いたい。というのも近代化の課題で芸能・演劇史について今急いでまとめないといけない。期限は10日以内。以前書いたのを見直す必要がある。急速な社会の変動の中で一般庶民はどう生きたのか?日清戦争を境目にかなり変動が見られる。I have to go.その後の日露戦争、第一次世界大戦、そして沖縄戦だ。今日の琉球新報は「道標を求めて」琉球・沖縄の独自の自律を模索した特集になっている。国際法に照らして琉球は独立国家だった!自決権があった。それを無理強いして国防のため併合した日本の構図だね。
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以下の本はお勧め!読みたい!?ホモソーシャルな世界ですね!(ホモソーシャル (Homosocial) とは、ホモフォビア(同性愛嫌悪)とミソジニー(女性嫌悪)を基本的な特徴とする、男性同士の強い連帯関係のこと。それ自体同性愛的なものでありながら、男性同性愛者を排除し、異性愛者同士で閉鎖的な関係を築く。)
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◆川満信一・仲里効編『琉球共和社会憲法の潜勢力』刊行記念シンポジウム
7/12(土)14:00~18:00 於「とまりん」地下駐車場
入場料無料、資料代として500円。
問合せ:TEL(098)861-3341
以前川満さんのその琉球共和国憲法草案を読んだことがあるが、シンポジウムの関係者の顔ぶれを見ると、琉球男児・知性のマッチョ集団(家父長制度保持者たち)の総揃いに見えなくもない。彼らにとって女性たちの知性は自らよりより下の思念ということになるのだろうか。儒教論理と家父長制的社会システムがあり、対する「うない」信仰など(?)があるが、えてして一夫多妻制(?)を慣習として擁護してきた琉球・沖縄の習俗があり(一夫一婦制、されど遊郭があり、多くの妾の存在があった!)これらの知識人たちが、女性たちを同等の知性と考えている素振りも見えない(?)のが、顔ぶれの事実かもしれない。女・子供は君たちが保護する対象だから隅に隠れていろなんですね!あらおかし!一人くらい君たちと同等かそれ以上の言葉をもつ女性をパネラーに入れたら?国会で女性議員に野次をする男たちと同じではないでしょう?関係性のありようがテーマ!絶対平和主義⇔相対的平和主義は成り立つか?(つぶやき)
あらゆるシンポジウムの場に女性が登場しない場は「おかしい」と考えている。男性たちの「ナルシズム集団」「権欲のショーケース」に見えてくることもある。ことばや論理は男たちだけのものではないはずだが、現実はマッチョ男性頭脳が世界を席巻しているね!沖縄も同じらしい。おなり神信仰が女性たちのバックボーンになっていないのかもしれないね。
川満信一・仲里効編『琉球共和社会憲法の潜勢力』刊行記念シンポジウムが那覇で開催されます
川満信一 仲里効 編
1981年の「新沖縄文学」に発表された川満信一氏による「琉球共和社会憲法C私(試)案」は、幻想と裏切りに終わった沖縄の「本土復帰」後十年の歴史と実態を踏まえて発想された、ユートピア精神にあふれる憲法案であるが、昨今の改憲案にみられる危険な方向性にたいして強烈なアンチを突きつける平和志向を内実とする琉球共和社会の実現をめざすものであり、琉球内外十二人の論客が「川満憲法」の現代性と可能性をあらためて問い直す緊迫の問題提起!
第一部 原点から、架橋と越境
川満信一 琉球共和社会憲法C私(試)案
川満信一 琉球共和社会憲法私案の経緯――共和国と共和社会はどう違うのか
平恒次・川満信一 対談:近代国家終えんへの道標
孫 歌 リアリズムのユートピア――川満信一「琉球共和社会憲法C私(試)案」を読む ←唯一の女性研究者
仲里 効 ノモスの消失点、到来する共同体――「死者的視点」から「異場の思想」まで
第二部 アリーナで、交差と交響
丸川哲史 「孤島苦」と「流動苦」――「琉球共和社会憲法私案」の根拠と可能性
大田静男 疲れた口笛
大田昌秀 琉球共和社会憲法私(試)案について思う
山城博治 沖縄・再び戦場の島にさせないために――沖縄基地問題の現状とこれからの闘い
第三部 未来へ、潜像と顕像
上村忠男 川満信一さんへ――「琉球共和社会憲法 C私(試)案」をめぐって
中村隆之 琉球共和社会研究会
今福龍太 群島響和社会〈平行〉憲法 断章
高良 勉 数多くの憲法私案を
〈編者略歴〉
川満信一(かわみつしんいち)
1932年、沖縄県生まれ。琉球大学国文学科卒、国文学専攻。詩、評論。沖縄タイムス記者、「新沖縄文学」編集責任、個人誌「カオスの貌」主宰。著書に『川満信一詩集』(1972年、オリジナル企画)、『沖縄・根からの問い』(1978年、泰流社)、『沖縄・自立と共生の思想』(1987年、海風社)ほか。
仲里効(なかざといさお)
1947年、沖縄南大東島生まれ。法政大学卒。雑誌「EDGE」編集長を経て、映像・文化批評家。著書に『ラウンド・ボーダー』(2002年、APO)、『オキナワ、イメージの縁(エッジ)』(2007年)、『フォトネシア』(2009年)、『悲しき亜言語帯』(2012年、以上未來社)ほか。