「泊阿嘉」と「薬師堂」を並べたのはいいけれど~。組踊としては「手水の縁」ですよね。「手水の縁」と「泊阿嘉」「薬師堂」です。「仲村渠真嘉戸」と「泊阿嘉」でもいいね、悲恋です~。「薬師堂」はウェルメイド作品で、どちらかというと古典組踊の構造に類似します。
以前、組踊の系譜として「執心鐘入」と「伊江島ハンドー小」について論文を書いたので、二作品を並べた舞台が観たいです。
組踊の系譜として並べると、「執心鐘入」と「伊江島ハンドー小」で「花売りの縁」と「奥山の牡丹」だと思うのですが~。「執心鐘入」と「さかさま執心鐘入」もいいね。現代新作組踊です。
「泊阿嘉」の主人公樽金の東江裕吉さんはいい配役だけれど、「薬師堂」の主人公が嘉数道彦さんで、佐辺良和さんではないのが気になります。美男で歌がうまい主人公が輝きます。組踊でも琉球歌劇でも美男で唱えも歌もいい佐辺さんに注目です。最も、いつまでも惜しまれるのは小渡和道さんです。あれほどの舞台映えのする二枚目の立役はこの間いない。佐辺さんも劣ってみえます。小渡さんがなぜ沖縄伝統芸能界から身を退いたのか、今でも疑問のまま~。
容姿端麗さや舞踊だけではなく、唱えや歌唱力がいつも気になります。
今回の『花売の縁』と『執心鐘入』はメインキャストの唱えが気になります。
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