志情(しなさき)の海へ

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スコットランドの余波は沖縄に打ち寄せているが、中央は見て見ぬふりですか?

2014-09-30 13:41:12 | グローカルな文化現象

糸数慶子さんが国連の先住民族会議で先住民族琉球・沖縄を主張しています。以前から渡名喜さんや琉球大の大学院生なども参加している会議です。排外主義的な沖縄の若いブレインたちもいますが、ハワイの多文化共生の中から、排外主義を学んだというのは、ちょっといただけない現状もありますが、国連でマイノリティーの権利を主張するのはとても有意義だと思います。先住民族の線引きがどこでなされているのか?かつて独立国家であった国がマジョリティー国家に吸収され、差別的施政の中で呻吟している構図はどこの地域にも国家内にもあるのかもしれません。巨大ソビエトの崩壊後の民族独立運動、新国家成立の流れもあります。琉球処分から135年の時を経て、変わらない構図に苛立つ琉球諸島の状況は富の配分の不公平さということだけではなく、基地を押し付けられている現況への不安・不満も大きいですよね。戦後はまだやってこないと言われる所以がありそうです。巨大な基地を撤去した後のビジョンは、経済が鍵になるのでしょうか?スコットランドの動向は国家内独立の動きで、沖縄の状況とからみますね。自治権の拡大をどう進めるか?問われているようです。中央のパイプに縛られるだけではない自律(立)はどう実現できるでしょうか?多元国家日本の豊かさ、沖縄の個性として生かされればいいのですが、現実の防波堤の沖縄というのは、69年前の戦争の悪夢が蘇ってきます。

香港経済は中国に返還されてから落ち込んでいると言われます。台湾、香港、シンガポールと、現中国の周辺で新たな蠢きが止みません。チベットやウィーグルの独立運動も押さえ込まれています。なぜ中央政府は独立を軍事力を使っても押さえ込もうとするのだろうか?国家利害の減少ということだろうか?独立したい人々は独立させていいのだと思います。その方が福祉や経済やすべての面でその地域の人々の幸福感が高まるのなら、それを認めていく寛容さがあっていいと考えます。甘い考えだろうか?


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