独自の遺産を継承、復元、再興するエネルギーがすごいですね!うちなー魂でしょうか?パーントゥの無形文化遺産のユネスコ登録されたのはいいですね。登録される10年前に日本の東海岸沿いから宮古島にいたるまでの来訪神(仮面・仮装の神々)についての研究者の報告を拝聴したことがありました。秋田のナマハゲなどを含めその類似性に驚いたのですが、民俗芸や民族芸能など、緻密にそれらを研究している方々のサポート体制があることが分かります。評価するための学術的なサポートの重要さです。
琉球諸語が世界の危機言語としてユネスコに認定された背景にドイツの言語学者の調査と報告があったことが知られていますね。つまり研究は限りなく地球規模(グローバル)になっています。沖縄は世界の人文科学(文学、文化人類学、宗教学、社会学、演劇学、比較文化研究・カルチュラル・スタディーズ、言語学)の研究対象として注目を浴びていることになりますね。世界のさまざまの地域との比較研究は、類似性や違いなど、人類としての共通項を追及しながら独自性を尊重しあう土台になっていきます。
世界のアジア研究者(沖縄を含め)との連携・共同研究も今後深められていくのでしょう。その点多言語能力が必要になっていくのですね。論文の主流は英語ですが、リサーチではその地域や土地の言語理解が重要になりますね。若者たちの今後の飛躍が楽しみです。