(平敷屋朝敏の役柄は30代までの瑞々しい美男の立役が望ましい。玉城盛義さんはちょっと年齢的にどうだろうか?阿麻和利などの役柄は相応しいように見えるが、この朝敏はちょっと王妃が恋するほどの瑞々しさに乏しいように思える。初演は東江祐吉さんと小嶺和佳子さんが演じた。再縁は玉城盛義と小嶺和佳子さん、そして今回は女形で佐辺さんの登用である!)
平敷屋朝敏[生]1700[没]1734. 安謝港(磔)
琉球の和文学者。首里の士族で,父の跡を継ぎ平敷屋の地頭となる。和歌や琉歌にすぐれ,士族の若い男女の恋を扱った組踊『手水の縁』,擬古文『貧家記』『苔の下』などを残した。尚敬王の 22年磔刑に処せられた。役人を非難する投書をしたこと,首里対那覇の派閥争い,高貴な女性との愛情問題などがその理由といわれる。
在原 業平(ありわら の なりひら・平安時代初期の貴族・歌人。平城天皇の孫)は、早くから『伊勢物語』の主人公のいわゆる「昔男」と同一視され、伊勢物語の記述内容は、ある程度業平に関する事実であるかのように思われてきた。『伊勢物語』では、文徳天皇の第一皇子でありながら母が藤原氏ではないために帝位につけなかった惟喬親王との交流や、清和天皇女御でのち皇太后となった二条后(藤原高子)、惟喬親王の妹である伊勢斎宮恬子内親王とみなされる高貴な女性たちとの禁忌の恋などが語られ、先の「放縦不拘(物事に囚われず奔放なこと)」という描写と相まって、高尊の生まれでありながら反体制的な貴公子というイメージがある。
ひょっとしたら嘉数道彦さんの次の芸術監督は玉城盛義さんに焦点が当っているのかもしれませんね。絶えず主役級の舞台の立役になっていますね。