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それは英文でまとめたものだから、『組踊』の系譜としての琉球史劇や琉球歌劇への歴史的経緯と作品への影響関係を日本語で改めてまとめたい。歌劇に関しては「執心鐘入」から「伊江島ハンドー小」へとまとめたが、琉球史劇に関しては「護佐丸敵討」から現在へ。もっと詳細に作品を取り上げて纏める必要がある。
「護佐丸と阿麻和利」のバージョンでも多様な舞台が演じられている。比較的新しい作品で、他の史劇もそうだが、繰返し演じられている。幸い舞台録画映像は残されている。
近代から現代に至る沖縄の大衆芸能を通史的にまとめることができたらと考えているが、村芝居の歴史は以前板谷先生がとり組んだ成果は報告書が発行されている。映像関係は芸大図書館に寄贈されているのだろうか?
村芝居が盛んな沖縄の島々である。次はぜひ伊江島に行きたい。大学で授業を受講していた学生が伊江島出身で、いかに島が民俗芸能が盛んで保存されているか、熱心に語った。多良間は何度か行ったが伊江島の村踊り(村芝居)はまだ見たことがない。実現したい。