志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

卒論、修論、博論の発表がそろそろ始まる。卒論の発表もなかなか鋭い学生との出会いがあるね!

2013-01-26 16:44:39 | グローカルな文化現象

(同じような日程で、北京でアジア演劇の研究会があり残念ながら舞台は見ることができない。でも録画映像を見る予定だがおそらく今回見ることができない観衆が多いので再演を期待したい!玉三郎さんのメイクはやはり歌舞伎的なメイクなんですね。どこに組踊との折衷(異文化接触のようなハイブリッド性)が起こるか興味は高まるね。北京をやめてやはり立ち見でも見たいけれど、でもこの歌舞伎と組踊のコラボについては多様に論じられることだろうから、距離をもって熱狂を見据えるのもいいかもと負け惜しみのような気持ちー。でも見たい願望の高まり、どうしょう?新作組踊の果実については徐々にまとめてみたい)

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The Teahouse of the Augustmoon の卒論発表を聴いた。GO NATIVE がAnti-militalismとどうかかわるかの質問に学生はうまく答えられてはいなかった。

しかし彼女が引用した焦点は意外とはっきりしていた。論として面白いものができるのだろう。そのカギはXXXである。アメリカインディアンと独立アメリカ軍の闘いを描いた映画Dances with wolvesだったかその映像が流れたのは良かった。そしてフィズビーがガウンのような着物のようなものを身につけている場面と照らしてみせた。なるほどである。彼女は表象を例示して見せたのである。ユニーフォームではないもの、日常の営みの中で大切なもの、それは素をまた包むのだけれども、その映画を見たいと思った。

Go Nativeの意味性は確かに比較できる。マイク・モラスキーの『占領の記憶/記憶の占領 戦後沖縄・日本とアメリカなどは新しい視点かもしれない。なるほどーである。「沖縄の占領は直接的な軍事支配下の民主性がほとんどない活動であった

異文化接触がもたらしたものーー占領と秩序化(日常の正常化)への中でもまた沖縄は激変の中で模索し続けていた。秩序、社会システムの体系化というものー一方で軍事占領(アメリカの政策)があった。

思いがけないことに戦後の組踊ー継承のあり方と展望を発表した喜瀬さんの発表レジメの中で綿密な「アメリカの文化政策」についての引用を読むと、その説得力に感心した。宮城悦二郎さんの「アメリカ文化との遭遇」はきちんとまとめられている。凄い研究者だ!

琉球政府という疑似国家組織、なるほどである。

アメリカのパターナりズムもなるほどで1.支持奨励による方法ーー沖縄の文化的アイデンティティの確立、2・規制・禁止による方法ー反共政策の文化面への反映3.積極的説得による方法ー琉米文化会館活動をとおしたアメリカンイデオロギーの浸透をはかった。PR活動も盛んだった。確かに!『今日の琉球』『民政府アワー』など。

若い学生たちの感性がとらえるターゲット、そこから斬新な研究成果が続々まとめられていくのは頼もしい限りである

(Dances of Wolves)

A historical drama about the relationship between a Civil War soldier and a band of Sioux Indians, Kevin Costner's directorial debut was also a surprisingly popular hit, considering its length, period setting, and often somber tone. The film opens on a particularly dark note, as melancholy Union lieutenant John W. Dunbar attempts to kill himself on a suicide mission, but instead becomes an unintentional hero. His actions lead to his reassignment to a remote post in remote South Dakota, where he encounters the Sioux. Attracted by the natural simplicity of their lifestyle, he chooses to leave his former life behind to join them, taking on the name Dances with Wolves. Soon, Dances with Wolves has become a welcome member of the tribe and fallen in love with a white woman who has been raised amongst the tribe. His peaceful existence is threatened, however, when Union soldiers arrive with designs on the Sioux land. Some detractors have criticized the film's depiction of the tribes as simplistic; such objections did not dissuade audiences or the Hollywood establishment, however, which awarded the film seven Academy Awards, including Best Picture. ~ Judd Blaise, Rovi


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