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マオド・ド・ブーア=ブキッキオ 国連 児童の性的搾取に関する特別報告者 会見 2015.10.26

2015-11-06 21:02:09 | ジェンダー&フェミニズム

               (2015/10/27/琉球新報)

マオド・ド・ブーア=ブキッキオ 国連 児童の性的搾取に関する特別報告者 会見 2015.10.26

特に沖縄の事例が取り上げれられていますね。新報記者の島さんの質問に丁寧に答えています。貧困、ジェンダー不平等です。十代の少女の妊娠が多いこと、崩壊家庭が多いこと、高校中退が多いこと、失業率が高いことなどが広がっており、売春が生き残るために為されている、との発言は、沖縄の第三次サービス業に従事している女性たちが多いことも指摘しています。失業率が男性に比べて女性が多いこともあげられていて、実際に沖縄が日本の中での最貧困県だということはすでに国連でも知れれているのである。だからマオドさんは、都市のデーターだけではなく、2時間半飛行機で飛んで沖縄を調査したのである。サバイバルのためにそうした児童買春の仕組み(罠)に入っていく少女たちの存在を浮き彫りにしている。変わらない沖縄のジェンダー不平等があるのだね。日本のマイノリティー沖縄は意外とよく認知されている島なのかもしれませんね。

 

9日、外務省が中高校生女子13%が援助交際というブキッキオさんの報告に対して異議申し立てをしていましたね。そのデータの所在を示してほしいという要求でしたが、見たいですね。ただ日本の子供の貧困率もかなり悪い現況だとのことですが、それも具体的なデータが必要だけれども、想像以上に日本の貧困率は高まっているのかもしれませんね。貧困と性的搾取が手を取り合ってきた人類史を見据えたとき、あながち彼女の報告が偽りともいえない様な印象を受けます。性的収奪の点で日夜その状況の改善のために奮闘しているNGOや警察や女性の人権関連組織などのデータがしっかり捉えている残念な日本の暗い社会の構図もありえそうです。グレーゾーンが多いのですね。風俗関係の書籍も結構出ていて、内部が見えてきているのもありますね。セクシュアリティはシェイクスピアの作品の中で3人の魔女が唱える≪Fair is Foul, Foul is Fair≫の要素もあるのかもしれませんね。二重、三重規範の社会の流れがずっと脈打っているこの世界なのでしょうか?

貧困社会沖縄の少女たちの現況がインタビュー形式で記事になっています。見えない現実で見えてくると痛々しいサバイバルの素顔が登場してくるようです。離婚率が高く、出生率も高い。母子家庭も多い。家庭内虐待から逃げる少女たちを待ち受けている実態を安定した役所の方々がもっと手を差し伸べたらいいですね。『自分さえよければいい』の世相もあるのかもしれませんが、最近はシェアリングのことばが聞こえてきます。教えている学生の中にも両親が離婚し、ホームレス状態になりながら学業を続けてきたと話した学生がいたり、また医学部を目指していた学生が両親の離婚の中で頑張っていることを発表したりしています。過酷な現実(家庭崩壊)の中で痛みを背負って頑張っている子供達が多いのかもしれませんね。外務省のデータは正確でしょうか?最近メディアがあまり報道しない自殺率は低くなったのでしょうか?それとも拡大でしょうか?貧困率拡大のデータがSNSで封じられていたのを目にした事があります。格差社会の谷間で苦しむ子供達?

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新しい情報です!

13%が援助交際」事実上の撤回 外務省の抗議受け

具体的なデータの裏づけが常に必要なんですね。

2 時間前 日本の女子学生の13%が援助交際を経験していると国連の特別報告者マオド・ド・ブーア・ブキッキオ氏が発言した問題で、菅義偉官房長官は11日の記者会見で、ブキッキオ氏から「数値を裏付ける公的、最近のデータはなく、誤解を招くとの結論に至った」との書簡が日本政府に届いたことを明らかにした。

 書簡は、国連人権高等弁務官事務所を通じて在ジュネーブ国際機関日本政府代表部に届いた。「今後、この数値を使用するつもりはない」とし、国連人権理事会に提出する報告書にも引用しないという。菅氏は「事実上、発言を撤回したものと受け止めている」と述べた。

 ブキッキオ氏は10月下旬の日本記者クラブで会見した際に援助交際について発言。外務省が抗議と撤回を求めていた。


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