≪ハワイホノルル美術館≫Honolulu Museum of Art
来年は、戦後70年を迎える。戦後100年の西暦2045年まで生きているかどうか、定かではない。この間の歴史の推移をどう見るのか、21世紀に入って15年目がやってくる。復帰して43年目がやってくる。世界史はどんどん変わっていく。無常は、冷徹に貫かれている。恒常なるものも貫かれている。本質的なものもまた流れていて、相対的に変容するものも流れている。時空は確実に動いている。人も社会も国も世界も動いている。たゆまなく変身を続ける。たゆまなく新たなものを生み出す。たゆまなくよりよい物へと、技術は際限なく改善され、発見されていく。たゆまな≪核≫の脅威はあり続ける。たゆまなく原発の脅威もありつづける。たゆまなく災害はやってくる。そうした時代の坩堝の中で、目の前で起こった出来事の無残さがあり、今に続く≪未解決≫な問題が続いている。それでも人は生きている。情報のどれが正しく、どれが嘘・偽善か、絶えず、振り子の端を追いかけている。「どちらが真実?」