(明治時代、辻美人のキャプションのついた写真)
思いがけない事実が過去の記録、文献資料や絵画や写真から目に入ってくる。帰納法的に具体的な資料を追う。書かれた言葉の衝撃があり、写真などの衝撃がある。近代沖縄、近世の沖縄が少しづつ違った顔を見せ始める。あれもこれもとやらざるをえないところで、足元を見る。対話は頭の整理になる。ご一緒に資料逍遥を続けてくれる仲間に感謝、そこから見えてくる果実はこの社会に啓いていきたい。真実を求めるところに痛みが伴うこともある。それでも真実を追求するところに次へのステップがあるのかもしれない。刻まれるもの、その刻まれた中に潜んで育まれていたもの、それが現在なんだと、実証したい思い。写真は嘘をつかない。近代沖縄の諸相、近世の諸相をある角度から見ているのだが、どう集約していくか、が問われていく。