nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

小型ビデオカメラの機動性UP

2023-11-21 07:44:17 | ビデオ撮影
屋内での大規模イベントなどには大型のカメラをメインに小型カメラは固定でのサブカメラとして利用して多角的に撮影します。

ただ、あちこち動き回って撮影するようなイベントでは、家庭用小型カメラが軽いし機動性が有って使えます。
ところが、そうは云っても三脚に乗せて撮影したい状況も有るのですが、私の中では一番新しいFDR-AX55(上記写真の一番右のカメラ)が光学ズーム比も大きくて広角側も広いのでそれを使いたいのですが、最近のカメラはLANC端子でのリモコンでは無くなりMULTI端子でのリモコン端子になってしまいました。

そのため、これまで三脚に取り付けて使っていたLANCリモコンが使えません。

注意しないといけないのは、LANC端子をMULTI端子に変換するケーブルもありますが、HDR-790Vでしか動作しません。
790Vで使っていた物を利用しようとして分かりました。

形状は全く同じ端子なのですが、790Vは過渡期のカメラでMULTI端子ですが、LANC信号で動作します。
しかしそれ以降のカメラは通信信号が違うようです。

また、国内のメーカーで同様な業務用的に使えるMULTI端子対応のリモコンが見当たりません。
唯一SONY純正のリモコン付き三脚は有るのですが、三脚部が今一軟弱に感じるので手を出したくないし、そのリモコンはその三脚専用品で他のメーカーの三脚のパン棒に取り付けて使う事が出来ません。

とりあえず私は小型カメラ用にはDAIWAのボールレベラー三脚を持っているので、この三脚のパン棒に取り付けて使いたい訳です。
ビデオ撮影にはやぱりボールレベラーが無いと使い物になりません。
水平命ですから、水平出しに手こづっていたら撮影チャンスを無くします。


固定撮影なら良いですが、三脚部も堅牢でないとパンする時に画像がヘナヘナしてしまいますし、ヘッド部の滑らかな動きが特に重要で望遠側での撮影には顕著にその差が現れます。
また、SONYのRM-VPR1と云う製品もありますが、クリップ式でちょっと・・・

そこで、ネットで使えそうな製品を探しまくって、JJCのSR-F2と云うMULTI端子対応のリモコンを買いました。
SONYのRM-VPR1とほぼ同じなのですが、GRID LINEの表示の制御ボタンも付いていて、裏面にはネジ穴も付いています。
更に約半額で買えます。


全く外観が同じ製品が他社でも販売されていますが、実は裏面にネジ穴が無い物があるんです。
JJCのは裏側に三脚のネジと同じネジ穴が付いているので何か役立つこともあるだろうとこちらにしました。

ただ、想定はしていましたが、この製品をパン棒に取り付けるのは付属のバネ式のクリップなのですが、ちょっと頂けません。
上の写真の如く、左右にグラグラ動いて安定しません。
更に、取付けた際にリモコン部がパン棒を握った状態ではズームボタンを押そうとすると高すぎて親指の根元の掌が浮いてしまってぎこちなくなります。


これではダメです。

そこで、アイデア炸裂です。
以前に何かに使えるかと、買っておいたゴムのシートがあり、それを見てピンときました。

サクッと作ってみました。
リモコンを乗せる側です。


パン棒側になります。

先ずは、作ったゴムシートの台をリモコンにネジでしっかり取り付けます。

こんな感じで下部のゴムシートが湾曲してパン棒に巻き付く訳です。
ゴムのため滑ったり緩んだりする事も無く、ゴム部とリモコンはネジでしっかり取り付けるのでグラつきもありません。

バンドは何度でも取り外し可能な結束バンドを使いましたので、必要に応じて脱着も簡単に出来ます。


見てのとおり、高さも低くなったのでパン棒を握りながら親指でズームボタンも安定して操作できるようになりました。
なによりも、グラつく事も無くしっかり確実な操作が可能となりました。

使って初めて気が付いた事があります。
このリモコンを買う際に記載も無かったし可変ズームスピード全く期待していなかったのですが、2段階の可変ズームスピードが可能です。
軽く押すとゆっくりで、さらに押し込むと微かに手ごたえが感じられて、ハイスピードになります。

まあ、大型カメラで使っているリモコンはシーソー式で押す深さによって5段階変速ですし、それに比べれば2段階変速は使い勝手が良い訳ではないですが、無いよりマシです。

更に、カメラ側にも手を加えました。
FDR-AX55は、付属での専用フードがありません。
屋外での撮影などではフレアなどの影響でコントラストが下がったりする事もあり、出来ればフードが欲しい所です。

ところが、前述したようにAX55は広角側が広いため、ヘタにフードを付けると四隅がケラれてしまいます。
ケラレない様な薄っぺらなフードでは直射日光を避ける効果が殆どありません。

そこで、55mm径から62mmにサイズアップリングで拡大してそこへ花形フードを取り付けてみました。
残念ながらこれではケラれてしまいました。

次に55mmから72mmへのサイズアップにしたところ、レンズ保護用フィルターを付けた状態でもぎりぎりケラぜずにすみました。
フィルターを付けなければ余裕は生まれます。

ただし、花形フードが斜めについていたりすると最広角で空間手振れ補正で内部レンズが動くとケラレる事が有るのでフードの取り付け角度には注意が必要です。


取り付けた状態での外観はこんな感じになります。


これで、屋外での撮影も完璧です!


 
 
 

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