nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

SONYアクションカムユーザ必見 ノウハウ集

2021-03-14 08:20:32 | ビデオ撮影
3回連続でマニアックなSONYアクションカムの話題です。

私はSONYアクションカムの歴代モデルを持っています。
下からHDR-AS100V/FDR-X1000V/FDR-X3000V
上2つは4K対応です。


今回は、ついでなのでカタログに載っていないアクションカムの癖やノウハウについて書いてみます。

まず、内蔵電池は小型リチュームイオン電池(NP-BX1)を使いますが、「小型」だけあってフルハイビジョンでWiFi接続状態だと1:30の撮影時間と見ておいた方が無難ですね。
長時間撮影するにはモバイルバッテリーは必須で、USBケーブルで供給できます。

この時にこんな注意が必要です。

●外部電源は内部電池が入っていて、しかも電池残量が無いと使えません。

 なので、一旦内部電池が空になってから外部電源を接続してもある程度内部電池に充電されてからでないと使えません。

●外部電源接続時の内部電池の消耗に注意

 カメラ電源OFFで外部電源を接続している状態だと、充電が開始されます。
 カメラ電源をONにすると外部電源に切り替わりますが、実はその状態でも内部電池は少しづつ消費されている様です。
 なので、内部電池の残量が少ない場合に長時間撮影すると、途中で内部電池が無くなり外部電源が使えなくなる可能性があります。

●内部電池が満充電の状態で外部電源接続時に重要な確認

 内部電池が充電したての満充電状態でUSBで外部電源を接続すると、時々外部電源接続した証の「コンセントマーク」が点灯しません。
 その場合には、5分程度で良いので内部電池を少し消耗させて本体の充電ランプが点く状態にしないと外部電源を供給出来ません。
 物理的に外部電源を接続したものと思って安心していると内部電池が空になって驚くことになります。
 外部電源接続時には必ず「コンセントマーク」の点灯を確実に見届けましょう。

次にその他のノウハウ

●FDR-X3000Vの「WiFi-HI」機能がON時の問題

 以前にブログしていますが、WiFiの電波を強くする「WiFi-Hi」と云う機能がありますが、これがONになっていると外部マイク使用時にマイクによっては定期的なノイズが入る場合があるので、使用するマイクとの素性を事前に確認しておく必要があります。
音声にノイズが入る場合には「WiFi-HI」をOFFにすれば直ります。

●スマホを複数台使った場合の不具合

 スマホを2台以上持っていて、それぞれのスマホで同一アクションカムをペアリング設定してあると、一つのスマホで接続後に一旦接続解除するとその後どのスマホからも再接続できなくなる(カメラからWiFi電波が出力されなくなる)事があります。
 スマホが複数台有っても1台のみしかペアリング設定してしてなければ問題ありません。(専用アプリまたはスマホのWiFi設定からのペアリング設定は1台のスマホに限定しておいた方が良いです)
 この状況になった場合、ほぼ電源OFF/ONで直りますが、場合によってはアクションカムのシステムリセットをしないと直らない場合もあります。

●内蔵電池(NP-BX1)のカメラ本体での残量表示

 内蔵電池の残量表示は充電器での残量表示より本体に内蔵した際の残量の方が沢山ある様に表示される(2目盛りくらい多く)。
 そのため、本体の表示で残量表示が消え始まると意外と早く電池が無くなる様に感じます。

●HDR-AS100V/FDR-X1000Vのレンズ保護カバー
 FDR-X3000Vの保護カバーは画質には殆ど影響ありませんが、上記2機種の保護カバーは若干ピントに影響がある様に思います。
 画質重視の場合には外して撮影した方が良いです。

●レンズ性能、画質
・HDR-AS100V
 流石に初代だけあって動画の圧縮技術的に動きが多いとボケた感じになります。
 また、静止画用としてはシャッターボタン(録画ボタン)が非常に硬くて裏面に付いているので押しづらくてはっきり言って使えません。

・FDR-X1000V
 4K対応になり、動画画質もAS100に比べて一皮むけた感じです。
 でも、みんなかなりの広角レンズですが、若干湾曲した画像になります。
 静止画はボタンが上部に変わってボタンも軽く押せるので、最近は自転車で走りながら景色を撮る際に背中のポケットに入れておいて静止画専用として使っています。
 AS100VとFDR-X1000Vは空間光学方式 でないため手振れONにすると画角が少し狭くなります。

・FDR-X3000V
 やはり世代を重ねた結果として一番良い仕上がりです。
 レンズの湾曲歪もX1000Vより少ないです。
 空間光学方式 になったため、手振れONにしても画角は変わりません。
 意外と使えないのが画角の選択で、メディアムとナローは結局画像を拡大するために全画素から一部を切り取って撮影するため、その分使用画素数が減って画質が悪くなります。(アクションカムは光学ズームは有りません)
 同じ画質が悪くなるならワイドの全画素使用で撮っておいて、あとで編集ソフトでトリミング兼ねて拡大しても同じですので、私は一番良い画像でのワイドのみ使用しています。

・共通
 4K撮影は発熱が大きく、長時間連続撮影は冬の屋外でもないと熱補償により自動で停止してしまいます。
 また、夏の屋内使用での長時間撮影時はハイビジョンであっても熱により停止する場合があります。
 絞った濡れタオルなどを被せておくと持ちます。

 WiFi接続距離は過去にAS100Vで実験した時には18mでした。
 中学校の体育館内での舞台上への設置の撮影で、館内であればどこへ移動しても殆ど切れないです。
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これらの情報は、これまで数年間自ら使って体感したノウハウです。
恐らく、ネット検索してもあまり出て来る内容ではありません。

これだけ小型なカメラにも関わらず、素晴らしい性能である事は何よりも歓迎すべきことですが、これらのいくつかの癖を知った上で初めて完全な使用に耐えられるすばらしい機材かと思っています。

どうぞ、この情報をご活用ください。

PS.
 FDR-X3000は最近通販サイトでは「在庫限り」とかになってきていますが、単に季節的な事象なのでしょうか?後継機の話題などもありません。
 販売から今年6月で丸5年経ち、ロングライフなカメラです。
 このまま終了してしまうのでしょうか?
 気になります。

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