現在スマホは以前ブログした電池交換した旧スマホと2台持ちで音楽専用にしたり快適に使い分けして使っています。
ところが、先日の朝起きたら旧スマホが見当たらない。
あッ!! 外に置き忘れた!
時既に遅し。
その前夜は生憎の雨で取りに行くと水浸し。
慌てない慌てない。
外周の水気を綺麗に拭き取って、縦にしてトントン叩くと充電ポートなどから水が出て来ました。
そんなに大量には入っていない模様。
この状態でぜったに電源は入れません。
そのままドライヤーで様々な小穴に向けて送風しましたが、まだまだ叩くと中から水が出て来るので、これではいつまでもらちがあかない。
裏のカバーを開けて電池のコネクタを抜いて基盤部分を直接乾燥。
水分が無くなってから更に大量のシリカゲルの中へ本体ごと2時間ほど入れて完全に湿気を無くしました。
さて・・・いよいよ
電池のコネクタを挿して電源ボタンを・・・ON
無事正常動作!!
濡れた状態でやたらに電源入れたりせずに慎重に行動すれば壊れずに済みます。
と、ところが・・・・
電池のコネクタを外すためにプラスチック保護カバーを取り外しましたが、そのカバーを押さえる数本の小さなネジを元どおりに締めていると、一つの穴だけやけに締まらない。
ネジを取り出してよく見ると、そこはネジ穴では無かった!!
しかし、他のネジ穴と全く同じ穴の開け方で区別がつかない。
これがそのインチキネジ穴。
上から覗き込めば、ネジ穴でない事は分かるんですが、チャチャっと作業すると気が付かない。
7月に電池交換した際には多分慎重に作業したのでネジ穴ではない事が分かってネジを入れて回すなんてことはしなかったのかも知れない。
分かった時点でセロテープでも貼っておけば良かったですね。
(後悔先に立たず)
トリマーの様な何かの調整するための穴でも何でもなく、その穴の所には抵抗と思われる非常に小さなチップが有った様だが(以前の電池交換時に撮った写真があったので確認できた)、ネジの先端で見事に破壊。
これが7月の時に撮った写真。
矢印のチップがインチキ穴の直下に有った訳です。
拡大すると・・・
これは絶対にメーカー側の策略だ!!
ワザと誤ってネジ穴と思わせて壊すための「素人のぶんざいで中を開けるとは、ざまーみろ」的なトラップ穴?
事象としては画面のバックライトが点かなくなりました。
スマホ自体は動作している様ですが、バックライトが点かないため何がどう動作してるのか全く分からない。
さて、どうする?
そもそもこの1mm程度の極小部品は何??
見た目、多分「抵抗」か。
調べると、やはり黒色=抵抗/茶色=コンデンサ(バリスタも茶色っぽい)
その時閃きました。
過去の既に使わなくなったスマホから部品を調達しよう!!
これが同メーカーの3世代前の古いスマホの基盤。
以前は同様な形状のチップも倍くらい大きかった様です。
その中でも今回の物と同じ大きさの小さいチップもあります。
(一番小さいもの)
一応「抵抗器」と仮定してテスターで計ると、みんなどれも10Ωになる。
やっぱり抵抗器に間違えない。
ただし、粉砕したチップの抵抗が何Ωだったかは知る由もなく・・・
ただ、同一メーカのスマホなので同じ値の可能性は高い。
とりあえずやるだけやってみよう。
古いスマホから半田鏝でそのパーツを取り出しに成功。
とにかく小さい。
横1.5mm弱程度で縦1mmも無い長方形のチップで、指ではどうにもその破損したチップの場所に同じように置くことはできず、ピンセットで仮置きしてからつま楊枝で少しずつ位置調整した後、爪の先で軽く押さえながら半田鏝を当てて何とか半田付け出来ました。
マイクロチップ専用の半田鏝なら上手に付けらるのでしょうか?
ちょっと斜めになっていますが、とりあえず正常動作出来ればこれ以上正確に直す必要もなく。
で、電池のコネクタを挿してスイッチを入れると・・・・!!
完璧!!
復活です。
これでまた2台持ちで日々の生活に使えます。
まあ、しかし。
古いスマホがこんなところで役に立つとは思いませんでした。
捨てずに取っておいて良かったです。
先日のイベントのビデオ収録直前でのハプニングでしたが、それまでには間に合って、このスマホもビデオカメラの遠隔WiFi
モニターとして活躍できました。
ありがたい。
感謝。
ーー
この様な自己失態をブログにあげる人はあまりいないと思います。
でもこの情報によって救われる人もいると思うので敢えて、いつも載せています。
自分には関係が無いと思う方は笑ってやってください。
でも、スマホまで直せるなんて、何時もの天からの閃きには感謝です。
自分の力じゃありません。