昨年暮れに24時間換気システムのフィルターを交換時に錆の塊がフィルターの上に落ちていた件で、年明けにメーカーが見に来てくれました。
結論から言いますと、思っていたとおり錆びていても機能的には問題無く、他へ影響は及ぼさないという事でした。
このドアの裏にその24時間換気システムが入っています。
畳み半畳ほどもある空間ですから知らない人が見ると倉庫か、小部屋の入り口かと思うでしょう。
開けると冷蔵庫が・・・
いや、これが24時間換気システムの「ロスガード90」と云う物です。
90%の高効率で熱交換しながら2時間で全部屋の空気を入れ替えてくれます。
お陰で、部屋の嫌な匂いなど留まる事は有りません。
逆を云うとアロマの香りなども直ぐに無くなってしまいます。
ネギを調理したりすると部屋中匂いますが、24時間換気のお陰で数時間後には匂いが無くなります。
しかし、90%の熱交換と云いますが10%はロスする訳で、特に冬の極寒の日には自己責任で止める事もあります。
それなりに室温が若干上がりますが一条の家は気密性能が極端に良いので、くれぐれも長時間そのままにする事の無いようにしたいですね。
そんな日は、昼間は稼働して極寒の夜間に止めるようにしています。
話しは脱線しましたが、戻って錆の話題です。
自分で交換するフィルターの上部に段ボールの断面の様な感じの物は熱交換器の一部かとかと思っていましたが、来られたエンジニアに確認したところCAD図面を見ながら、この部分もフィルターなのだと云ってました。
でも、あとで取説見たらやっぱりフィルターではなく熱交換エレメントです。
この機種に対して特段詳しい方ではなかったみたい。
フィルター交換口の蓋も逆に入れてあり、メーカーの方が帰った後に気が付いて直しました。
で、あらためて現状の状況を残すために詳細に写真に撮りました。
奥右手方向
奥左方向
右手前方向
左手前方向
特に奥側の金属部の錆が一番進行している様です。
この金属部は熱交換エレメントの枠ですが、見に来た方の話しでは本体などの他の金属部には接していないので錆びてもその錆が他の金属部に影響を及ぼすことは無いとの事。
なお、交換するには約7万円程の費用が掛かると云います。
値段を聞いて引いてしまいましたぁ。
と、いう事で今回は交換はせずに今後の状況を見ながら判断をする事にしました。
そのためにも現時点での状況写真は不可欠です。
なお、家の「ロスガード90」の正式な型番などは・・・
機種:VHV18A(ダイキン工業)
消費電力は90Wで、消費電力は少ないです。
また、騒音指数も36dBで図書館などのレベルでかなり静かです。
熱交換方式に顕熱(けんねつ)+潜熱(せんねつ)と書かれていますが、顕熱が熱交換であり、潜熱が湿度交換用の機能になっていて、両方の機能が有るので「全熱方式」となる様です。
先に載せた図をよく見ると熱交換エレメントの部分が2段になっているように書かれていますが、もしかするとそれぞれの機能の別なエレメントが2段で組み合わせになっているのかも知れません。
ところで写真を見ていてもうひとつ気になる点が・・・
手前側の左右の黒い部分ってカビ??
古歯ブラシで少し撫でてみると・・・
簡単にボロボロ落ちます。
ティッシュに取って良く見ると、これはカビではなく煤です。
多分、フィルターの僅かな隙間から入り込んだ極細かい埃が10年の歳月をかけて堆積したものと思います。
直視できない入り口付近の真上部分でしたが、鏡を使って掃除機で吸ったところ大分綺麗になりました。
もし、カビだったら根が張っているので掃除機ごときで綺麗になったりしませんね。
念のため更に綺麗にした後、カビ菌を殺す逆性石鹸(オスバン)の希釈液を全体にスプレーしておきました。
ネットで調べていると、24時間換気の熱交換器でカビ菌の飼育をして家中にまき散らしてる家もある様です。
健康どころか不健康の元になったのでは元も子もないですね。
一条の家だとi-SMARATやi-CUBEの家での事例がネット上に有る様な感じですが、その様な家の場合窓ガラスの結露も凄いらしいです。
同じ一条の家なのになんでそんなに違いが出るのでしょうか?
娘の家はi-SMARATですがその様な事は起きていません。
私の家は外が氷点下になると窓ガラスの下の方に結露が出ることは有りますがは僅かしか発生せず、日中には乾いてしまいます。
家では冬場だけ加湿器は24時間稼働していて家全体常に湿度50%を維持しています。
2018年にブログしましたが、風邪ひいて寝込んだ時に寝室だけ湿度65%で加湿器を設定した時には窓ガラスはびしょ濡れでしたが、普段はそんな事は起きません。
そんな事態になっている家は過度な加湿と過度な室温なども原因の一つにはあるんじゃないでしょうか。
結局、結露するのは湿度と室温、それとガラス面の温度の3つの条件で決まる「露点」に達するかどうかだけですから、いくらトリプルガラスにしていたって、冬場にバカみたいに常夏の様な室温、湿度にしていたら当たり前に結露はします。
露点の算出は以下のページのツールが使い易いです。
室温と湿度を入力すると結露する温度(ガラス表面温度)がわかります。
ガラス表面温度に対して結露しない室温と湿度に制御すれば結露せずに済みますね。
ライフスタイルの見直しも必要な場合もあるかも知れませんね。