那須塩原にはイギリス人陶芸家のジェイゴ(Jay Jago)さんがいます。
もう、かれこれ15年以上のお付き合いです。
昨年9月の個展に行った際に、その前にジェイゴさんのギャラリーで見て欲しかったプレートを買おうとしたのですが、売れてしまったとの事で再度作ってくれるよう、お願いをしていました。
年明けになったら買いに行こうと思いつつ、1月最後の日になってしまいました。一応前日に電話を入れてそのプレートがある事を確認しておきました。
ジェイゴさんのギャラリーは別荘地の中で、結構山に近い所です。
途中、ジェイゴさんの道案内の看板近くには雪が残っていました。
何時降った雪なんだろう?
林の未舗装の道を行くとギャラリーの所です。
11:30まで英語教室を開いてるという事でしたが、11:20に着いてしまって、奥さんが対応してくれギャラリーを開けてくれました。
相変わらず、様々な新作もありました。
中央の丸テーブルの真ん中にある大皿は以前私が買った物と殆ど似ています。
絵柄は違うものの多分売れてしまったので再度作られたのでしょう。
奥さんと話をしながらそうこうしている内にジェイゴさんが自宅脇の工房で行なっていた英語レッスンが終わった様で、ギャラリーに来てくれました。
私の7つ年上の方です。
何時もの明るい笑顔で挨拶です。
電話しておいたので、早速そのプレートを拝見。
結局、偶然欲しい枚数分しか無かったので選ぶ必要なく全数買占め。
カメラを向けたら、そのプレート持ってポーズしてくれました。
その後も暫く様々な談議に華を咲かせていると、ある物が目に入りました。
えっ、もしかしてこれは・・・
思ったとおり、カップが花瓶になる蓋付き。
素晴らしいアイディアです。
思わずこれも買いました。
それと、行くと何時も目に止まってしまうのがこれ。
ガラスのかけらで模様を描いたお皿で、凄くきれいなんです。
よくよく聞くと、このお皿は表面が細かくひび割れているので、料理を乗せるとソース等がその隙間に染み込んで汚れるかも知れないという事で、飾り皿として作った物らしい。
後には壁に吊り下げられるように高台部分に穴があって、紐を通して下げられる様になっていました。
たまらなく欲しいですが、値段がいいです。
あっ、右下にある値段は隣の器の値段で、このお皿はもっとします。
無理ですね。
ーーー
家に帰って来て、早速買った品を広げてみました。
この模様はジェイゴさん作品の特徴である亜鉛の結晶模様です。
近くで見ると立体的に見えます。
これまで買った器は、模様は同様ですが青だったり緑だったりでしたが、白いのは初めてです。
そして、花瓶・・・
先日リサリサ(バラ)の剪定をした際に沢山有った蕾の付いた枝は適当な花瓶が無かったのでペットボトルを切った花瓶に入れて玄関に飾っておきました。
こんな「広がりのある物を生けるのにあの穴が役立つ」と、ギャラリーで見た瞬間閃いた訳です。
早速、入れ替え。
入れ替え完了。
一本一本、広がりを以って安定して形を作れます。
妻は今一だと云いますが・・・
どんな具合でしょう??
良いんじゃない!
自画自賛、私は満足。
でも、ジェイゴさんと話をしていたら2月初めから一か月間、ニュージーランドへ旅行に行ってしまうらしく、その直前に買いに行けたのは偶然では無くやっぱり何時もの胸騒ぎのお陰です。
この日を逃したら3月まで買えなかった訳で・・・
やっぱ、直感が冴えわたっているね。
行く車の中で何時もの時計に目を向ければ11:11:15。
秒数の最後は5でしたけど1の5つゾロ目でしたよ。
このところ2のゾロ目ばかりでしたから暫くぶりの1のゾロ目でした。
ただ、ジェイゴさんが留守中は家族の方がギャラリーの対応してくれるとの事です。
で、夜になり・・・・
帰る途中で買っておきました! プレートに合うものを。
スーパーで一番安かった盛り合わせ。
差し替えの術!!
でも、安かったわりには刺身は中トロ。
勿論、喉を潤す井戸水も付けて・・・
白いプレートに刺身は色鮮やかに見えます。
完食後も綺麗な器があれば、それだけで井戸水がおいしい!!
食べ物は目で楽しんで、味わって楽しんで、初めて満願成就。
料亭の味わいでしたぁ。