nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

星空観察会2019ー3 梅雨の時期の星空観察会

2019-07-13 08:21:07 | 星空
昨夜は1ヶ月振り位に快晴のような星空でした。
この時期珍しいですね。
夏の大三角形も東の空にあり、木星、土星も輝いていましたが、大きな月があり天の川を見ることは出来ませんでした。

これが、前日の木曜日だったら良かったのにね・・・

11日木曜日には130人向けの星空観察会でした。
全くの曇りでとても晴れ間ひとつも望めそうも無く、屋内だけのイベントにしたため、遠くから望遠鏡を持って応援に来てくれる友人にもお断りの連絡をしました。
丁度1ヶ月前にも実施した県の施設での観察会ですが、大ホールが使えず小ホールでの屋内イベントになりました。
小ホールと言ってもかなり広いです。


ところが、このホールには大きな白い壁があり150インチを超える大画面でプロジェクターを投影できるので、それはそれで環境は良いです。


お客さんは小学5年生で、130人の椅子は並べられないので体育座りで宇宙のお話を聞いて頂きました。
前半30分、10分休憩、後半40分にしました。
前半はマツさんの星空解説で、後半を私が太陽系と地球そして宇宙についてお話ししました。
今回、三鷹にある国立天文台が開発した「mitaka」という宇宙のシュミレーションソフトを使ってみました。


ステラナビゲーターより画像がきれいで本物の星空の写真の様な映像で、しかも自分が宇宙船に乗って自在に宇宙空間を飛んでいるかの様な自在な動きが出来ます。
奥に写る星々も位置関係は正確で星座もしっかり確認できます。
太陽系を過ぎて更に進んでいくと地球から見て星座を形どっていた星々も位置関係が変わりますからその見慣れた星座も形を変えて行きます。

天の川銀河を離れて多くの銀河団が米粒に写って来て、最後は138億年前のビックバンの痕跡まで辿り着けます。

星好きは、かなりはまります。

探査衛星「カッシーニ」などが実際に飛行した経路を辿ることもできて、土星の本体と輪っかの間を擦り抜けていく様も如実に再現できます。
素晴らしいのは、その視点等を拡大縮小方角等自分で全て操作できることです。
単なる固定的なビデオではありません。


自分たちが住む地球の住所(位置)やその宇宙の中のチッポけ過ぎる地球の姿を感じることが出来て、見る人が多くの事を学ぶことができると思います。
争い事などをやってる場合じゃないと・・・

終わると、子供たちに質問攻めに遭いました。
子供たちの素直なピュアな心から感じるままの質問ばかりで、とってもうれしくなりました。
10問くらい質問を受けて流石に時間も過ぎてしまったので、終了しましたがまだまだ質問したそうな子がたくさん居ました。
きっと、将来この中から立派な天文科学者が生まれるかも知れないと感じました。

帰り道は、ものすごい濃霧で先が全く見えずに時速30km程度で山を降りました。

マツさん、コイケさんお疲れさまでした。

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