昭和時代あたりまえだったこと
・ テレビから流れる音楽を息を潜めて録音する
昭和時代、
わしが小学生のころは、音楽を聴くときラジオで聞くか
テレビで聞くかしかなかったんですけど
好きなときに好きな歌を聞くときは
レコードしかありませんでしたね。
当時、EPレコードが500円
LPレコードが2500円だったか
なかなか買えるもんじゃなかったです
それがある日
カセットテープってのが発明されてね
黎明期、8トラっていうテープがあって、
トラックの運ちゃんがそれで
録音された演歌を聞いてました。
スナックでは、カラオケがその8トラのテープをつかって
始まりだしたころでしょうか。
その後、汎用のカセットテープが開発され
ラジオと一体化した「ラジカセ」がでてきました。
前にも書きましたが、
当時小学生のわしは、ナショナルマックっていう
ラジカセが格好良くて欲しかったんですけど
親父が買ってきたのが、日立パディスコでした
それはそれでうれしかったのですが
やっぱナショナルマックが格好良かったw
ラジカセを手に入れると、ラジオから流れる音楽を
録音できるようになりました
FM放送で流れる音楽を録音するのですが
ディスクジョッキーが曲紹介するタイミングをみて
紹介が終わったと同時に録音ボタンを押すのです
そして、曲が終わるのを見計らって
STOPボタンを押す
これの繰り返し
イントロがながれてるのにたらたらしゃべるアナウンサーには
殺意が湧いたもんです
曲も最後までながさず、途中でフェイドアウトなんかされたら
またやり直しで、殺意がわいたもんです
また、テレビで流れる曲を録音したいときは
今みたいに線でつなぐという機能がなかったため
テレビの前にラジカセをおいて、テレビのスピーカーから流れてくる音を
拾って録音してました
そんなときに限って、おかんが後ろでしゃべってたり
猫がにゃーとか言ってるし
殺意がわいたもんです
高校くらいになると、レコードプレーヤーとラジオとカセットが
一体化したコンポってのが人気になって
わしも、お年玉を貯めた金で千里中央にあった上新電機で
コンポを買いましたよ。
そのうちレンタルレコード屋ってのができて
レコードを貸してくれるようになりました
LPレコードを一晩かりて300円とかでしたね
2泊以上すると泊数で500円とか600円とか高くなるので
何としても1泊で返さないとです
逆に当日返したら150円とかでしたから
必死で当日返したもんですよ
あるとき、友達の伊藤君と夜9時くらいにLPレコードを3枚くらいかりて
「当日返す」(その夜のうちに返却ボックスに放り込めばセーフw)
っていうと
「頑張ってください!」って応援されましたw
1枚のLPかりて、聞きながら録音して、
おもてが終わると裏面にひっくり返して録音して
テープが、反面終わると裏返してまた録音してと
わかるかな~
おっとろしく手間がかかりましたなあ
そうやって、録音したテープをラジカセで聞いたりコンポで聞いたり
してたのですが
大学くらいの時に、SONYが画期的な商品をだしてきたのです
そうウォークマン
「音楽を持ち歩く」
まさに画期的な商品でした
これは、革命でした
そんな時代
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