フライト観ました。
面白かったですよ。
テレビの宣伝だと、飛行機の背面飛行ばかりが
クローズアップされてて、飛行機パニック物と
勘違いしてご覧になられた方が、低評価されているようですが
なかなか、奥深い映画だと思いました。
ストーリー
けだるいホテルの朝
デンゼルワシントン演じるウィトカー機長が寝ぼけまなこで
離婚した妻からの電話に応じてます。
横には全裸の美女がw
ヘロインを一発決めて、フライトへ望むウィトカー
副機長は、頼りないにいちゃん。
先ほどの美女が客室乗務員にいます。
悪天候の中飛び立つ飛行機
絶妙の飛行テクニックで悪天候を乗り切り
機内サービスのウォッカをオレンジジュースで割り、
飲み干すウィトカー、操縦を副機長に任せて眠りに入ります。
衝撃で目を覚ますウィトカー
尾翼が壊れたようで、操縦が思うに任せない。
急降下する機体。目の前に市街地が広がる!
危機一髪、ウィトカーの機転で機体を背面飛行にもっていき
なんとか平行に機体を保ち、平原へ不時着。
102名の乗客のうち6名が亡くなり
ウィトカーも病院へ
愛人のCAは、子供の命を救うために犠牲になりました。
96人の命を救った英雄としてウィトカーは、もてはやされます。
が、入院した病院で採られた血液にアルコールが含まれていることが
わかり、事態は一転します。
酒酔い運転がばれると、ヒーローから一転犯罪者です。
航空会社のパイロット組合は、優秀な弁護士を雇い
ウィトカーをなんとか無実にするため、あの手この手をつかいます。
病院で知り合った、ジャンキーの美人カメラマン、ニコールと意気投合したウィトカーは
彼女を自宅へ引き取ります。
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マスコミから身を隠すウィトカーとニコール。
2人は愛をはぐくむかと思えました。
自分は薬から逃れようと必死の二コール。
かたや、アルコールから離れられないウィトカー。
相容れることなく、離れていくニコール・・
ヒーローの座をまもるべく、旧知のCAに、「俺は普段からアルコールを飲んでいない、あの日も飲んでいなかったと証言してくれ」
と頼みます。
マスコミを利用しようと、離婚した妻と子供のもとを訪れますが
けんもほろろに追い返されるウィトカー・・
しかし虚像を守るため
嘘に嘘を重ねるウィトカー
しかし、アルコール依存症からは抜けることができません・・
そして、最後の審判の公聴会の日を迎えるのでした
はたして、ウィトカーは英雄としてフ復帰をはたすのか?
犯罪者として裁かれるのか??
とまあこんな感じ
ここから先はネタばれ注意
飛行機パニック映画と思った方には
肩すかしの映画だったでしょうね
この映画は、アルコール依存症の人が、
いかに自堕落でこらえしょうがない人間なのか
そんな人間が、立ち直ることができるのか?
をテーマに描かれてます。
そして、「神の思し召し」についても・・
この事故は「すべて神の思し召しなのです」という
半身不随になった、副操縦士の言葉を
うそ寒く聞くウィトカー・・
公聴会前日まで、禁酒を行い
やっと立ち直ったかと思ったウィトカーが
監禁されたホテルの1室で
なぜか、酒にありついてしまう・・
これも神の思し召しなのでしょうか?
最後の公聴会の場面は、最高ですね
この映画の真骨頂です。
はたして、ウィトカーは嘘を突き通すのか?
是非ご覧ください